3音でギターを制覇するトライアド・アプローチ

独学ギタリストのためのロジカル・プラクティス

トモ藤田(著)

定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
発売日2012.10.25
品種書籍
仕様B5変形判 / 192ページ / CD付き
ISBN9784845621545

内容

伴奏からアドリブまで、“トライアド”で自由自在に!

ギターは独学で始めやすい楽器ですが、一定のレベルを超えるのが非常に難しいものです。いろいろな曲をコピーして弾いていても、コードとフレーズの関連性が見えず、別のコード進行の上で応用するのが難しかったりします。この本では、コードの基本となるトライアド(3音コード)を深く理解することで、伴奏を自由に弾いたり、メロディにハーモニーを付けたり、コード感のあるアドリブを弾くことを目指します。さらに、アッパー・ストラクチャー・トライアド(分数コード)の使い方も学ぶことで、多彩なコード伴奏ができるだけではなく、テンション感の強いアドリブ構築法も学習できます。本書でトライアドを深く理解することが、ギターをさらに楽しむ転機となるでしょう!

【CONTENTS】
■第1章 トライアドの基礎
◎1-1 トライアドを練習するにあたって
◎1-2 インターヴァルの考え方
◎1-3 トライアドとは?
◎1-4 インヴァージョン(転回形)について
◎1-5 指板全域を使ったCメジャー・トライアド
◎1-6 C以外のメジャー・トライアド
◎1-7 マイナー・トライアドの移動
◎1-8 コード進行に乗せたトライアド
◎1-9 トライアドの聴き取りトレーニング

■第2章 トライアドの応用
◎2-1 ディミニッシュとオーギュメント
◎2-2 4種類のトライアドを使ったコード進行
◎2-3 各トライアドの関係を明確にする

■第3章 トライアドの実践
◎3-1 ヴォイス・リーディングの考え方
◎3-2 ヴォイス・リーディングの実践練習
◎3-3 トライアドを利用したアドリブ
◎3-4 トライアドを使ったコード・フィル

■第4章 アッパー・ストラクチャー・トライアド
◎4-1 アッパー・ストラクチャーとは?
◎4-2 アッパー・ストラクチャーのサウンドを体験
◎4-3 トライアドで弾くダイアトニック・コード
◎4-4 7thコードの中のトライアド
◎4-5 アッパー・ストラクチャーの可能性
◎4-6 使用頻度の高いアッパー・ストラクチャー
◎4-7 アッパー・ストラクチャーを応用したアドリブ

編集担当より一言

この本のテーマである“トライアド”とは、3つの音から成り立つ和音、例えば、C、A、Dm、Gなど、ギターを弾き始めてすぐに覚えるようなコードのことです。しかし、C、A、Dm、Gというコード進行をコード・フォームで弾くことはできても、共通音を意識しながらコードを滑らかにつなげられる人は、あまりいないのではないでしょうか? また、このコード進行に合わせたアドリブを、Aマイナー・ペンタトニック一発で弾けても(それはそれでカッコ良い場面もあるでしょうが)、コードに関連した音を意図的に選んでアドリブに盛り込むことができるでしょうか?

この本でたった3音のコードを習得することによって、上記のような演奏が簡単にできるようになり、コードに対する理解もグッと深くなるでしょう!(出版2部/橋本)