内容
毎日の練習をもっと効果的に! 10分からはじめるベース・トレーニング集
本書は、ベースの上達に必要なトレーニングを1セット10分から始められるように工夫し、効率的なレベルアップができる教則本です。楽器の練習には「効果的な方法」と「効果の薄い方法」があり、その違いは「集中力」にあります。人間が通常集中力を維持できる時間は、多くて90分程度と言われています。であれば、少ない時間にできるだけ集中した方が効率的なのはあきらか。本書ではその方法を取り入れ、ベースに必要なトレーニングを10分で完結するように設定しました。ピッキング/フィンガリングの基礎的な練習から応用まで、幅広いエクササイズを紹介しているので、練習がきっと楽しく、そしてベースがどんどん上達するはずです。
【CONTENTS】
◎はじめに~1セット10分という理由
◎効率的な上達を助ける学習法
◎スケジューリングをしよう!
■第1章~ピッキング基礎マスター・コース
◎指弾きメニュー1:指弾きの基本フォーム確認
◎指弾きメニュー2:ワン・フィンガー・ピッキングの基礎トレ
◎指弾きメニュー3:ワン・フィンガー・ピッキングの強化
◎指弾きメニュー4:ツー・フィンガー・ピッキングの基礎トレ
◎指弾きメニュー5:ツー・フィンガー・ピッキングの弦跳び
◎指弾きメニュー6:指弾きのスリー・コード練習曲
◎サムピング&プラッキング・メニュー1:サムピング&プラッキングの基本フォーム確認
◎サムピング&プラッキング・メニュー2:サムピングと左手ゴーストの基礎トレ
◎サムピング&プラッキング・メニュー3:ダブル・サミング(サムピング・アップ&ダウン)
◎サムピング&プラッキング・メニュー4:サムピング&プラッキングのコンビネーション
◎サムピング&プラッキング・メニュー5:ダブル・サミングとプラッキング
◎サムピング&プラッキング・メニュー6:ダブル・プラッキングも取り入れた奏法
◎サムピング&プラッキング・メニュー7:サムピング&プラッキング練習曲
◎ピック弾きメニュー1:ピック弾きの基本フォーム確認
◎ピック弾きメニュー2:ダウン・ピッキングの基礎トレ
◎ピック弾きメニュー3:オルタネイト・ピッキングの練習
◎ピック弾きメニュー4:オクターブ・フレーズの攻略
◎ピック弾きメニュー5:高度なオクターブ・フレーズ
◎ピック弾きメニュー6:ピック弾きのスリー・コード練習曲
■第2章~フィンガリング基礎マスター・コース
◎フィンガリング・メニュー1:フィンガリングの基本フォーム確認
◎フィンガリング・メニュー2:4指3フレットの有効性を知る
◎フィンガリング・メニュー3:4指3フレットに慣れ、運指を矯正する
◎フィンガリング・メニュー4:5フレット以下を使ったメジャー・スケール1
◎フィンガリング・メニュー5:5フレット以下を使ったメジャー・スケール2
◎フィンガリング・メニュー6:5フレット以下を使ったメジャー・スケール3
◎フィンガリング・メニュー7:ハンマリング&プリングの特訓
◎フィンガリング・メニュー8:5フレット以下を使った練習曲
■第3章~奏法別集中強化コース
◎指弾き強化メニュー1:ツー・フィンガー・マラソン1
◎指弾き強化メニュー2:ツー・フィンガー・マラソン2
◎指弾き強化メニュー3:ツー・フィンガー・マラソン3
◎指弾き強化メニュー4:クラシカル・マラソン
◎指弾き強化メニュー5:スリー・フィンガー・ピッキング
◎指弾き強化メニュー6:スリー・フィンガー・マラソン
◎サムピング&プラッキング・メニュー1:サムピング&プラッキング・マラソン
◎サムピング&プラッキング・メニュー2:サムピング&プラッキング・マラソン~シャッフル
◎サムピング&プラッキング・メニュー3:ダブル・サミング&プラッキング・マラソン
◎サムピング&プラッキング・メニュー4:ダブル・サミング&ダブル・プラッキング・マラソン
◎ピック弾き強化メニュー1:ダウン・ピッキング・マラソン
◎ピック弾き強化メニュー2:オルタネイト・ピッキング・マラソン
◎ピック弾き強化メニュー3:シャッフルでのオルタネイト強化
◎ピック弾き強化メニュー:オルタネイトでの弦飛びピッキング強化
■第4章~ロック・ベース習得コース
◎ロック習得メニュー1:8ビートをよりロック化させる
◎ロック習得メニュー2:メジャー・ペンタをロックに使う
◎ロック習得メニュー3:マイナー・ペンタをロックに使う
◎ロック習得メニュー4:ロック的変拍子の活用1
◎ロック習得メニュー5:ロック的変拍子の活用2
◎ロック習得メニュー6:ダブル・ストップを使う
◎ロック習得メニュー7:スリー・フィンガーをロックで使う
◎ロック習得メニュー8:コード弾き&タッピングでロックする
◎ロック習得メニュー9:ロックでサムピング&プラッキング
■第5章~ファンク・ベース習得コース
◎ファンク習得メニュー1:8ビートをファンクに仕立てる
◎ファンク習得メニュー2:16ビートをよりファンクに
◎ファンク習得メニュー3:サムピング&プラッキングの活用
◎ファンク習得メニュー4:ダブル・ストップをファンクに使う
◎ファンク習得メニュー5:ダブル・サミングをファンクに取り入れる
◎ファンク習得メニュー6:ダブル・プラッキングをファンクっぽく
◎ファンク習得メニュー7:ファンクでタッピング&コード弾き
■第6章~ジャズに親しむコース
◎ジャズ・メニュー1:ジャズを知る
◎ジャズ・メニュー2:ブルースをジャジィにしてみよう1
◎ジャズ・メニュー3:ブルースをジャジィにしてみよう2
◎ジャズ・メニュー4:ブルースをジャジィにしてみよう3
◎ジャズ・メニュー5:ジャズっぽいソロを弾いてみよう1
◎ジャズ・メニュー6:ジャズっぽいソロを弾いてみよう2
◎ジャズ・メニュー7:ジャズっぽいソロを弾いてみよう3
◎ジャズ・メニュー8:ジャズっぽいソロを弾いてみよう4
■第7章~リズム&音感能力向上コース
◎リズム強化メニュー1:同一音でのリズム・トレーニング
◎リズム強化メニュー2:スケールを使ったリズム・トレーニング
◎リズム強化メニュー3:自分でリズムを作るトレーニング
◎リズム強化メニュー4:メロディに惑わされないリズム感を養う
◎音感特訓メニュー5:音感を鍛えるトレーニング1
◎音感特訓メニュー6:音感を鍛えるトレーニング2
■Column
◎指弾きか、ピック弾きか
◎4指4フレットが広まったワケ
◎ベース上達のための心がまえ
◎これだけは聴いておきたいロック名盤
◎ジャンルにとらわれず「音楽」に取り組もう
◎これだけは聴いておきたいファンク名盤
◎これだけは聴いておきたいジャズ名盤
◎「頭でっかち」は悪なのか? 音楽理論の必要性を考える
付録ダウンロード
遅めテンポ音源&カラオケ音源ダウンロード
こちらで、本書の各章のエクササイズに対応する遅めテンポ音源とカラオケ音源をダウンロードできます。
※注1:以下の各MP3ファイルは、本書をお買い求めいただいたお客様へのサービスとして、このページのみでご提供しております。本書の付属CDには収録しておりませんのでご注意ください。
※注2:第6章、第7章は遅めテンポでのトレーニングを想定していませんので、ダウンロード音源はございません。また第1章~第5章につきましても、遅めテンポでのトレーニングを想定していない練習メニューはダウンロード音源はございません。
編集担当より一言
世界はめまぐるしく変化し、時間の価値はどんどん高まっています。まさに、1分1秒もムダにできない、そんな風潮と言えるでしょう。そんな限りある時間を大好きなベースの練習にあてるのであれば、少しでも短い時間で、少しでも効果的な練習をしなければならない。そんなエクササイズは存在するのか?ベーシスト瀬川氏に相談したところ、「ある!」との心強い返事が。こうして本書の制作はスタートしました。
こだわった点は「難しすぎないこと」と「エクササイズを詰め込みすぎないこと」。いくら時間がもったいないからといって、弾けもしないフレーズや多すぎるエクササイズは逆効果と考えたからです。10分間本当に集中できれば、どんどんベースはうまくなります!だまされたと思って、一度本書を手に取ってみて下さい。(出版部:加納)