内容
たかがブルース、されどブルース。ブルースのグルーヴをあなどることなかれ!
ドラム映像作品として初めてブルースにスポットを当てた本作は、すべてのドラマーにとっての基礎であり、最も重要な要素の一つでもある"ブルースのグルーヴ"を伝受するというものです。インストラクターは、巨匠ジェイムズ・コットンのドラマーであり、シカゴを拠点にブルース・シーンの第一線で活躍するトップ・ドラマー、マーク・マック。ギターに菊田俊介、ベースにフェルトン・クルーズとチャールズ・マックというシカゴ・ブルース・シーンの名手達が参加。合計10種類のブルースを演奏し、ドラミングの解説とバリエーションなどを紹介し、本場のブルース・ドラミングの極意やフィーリングといったグルーヴの真髄に迫ります。さらには、参加ミュージシャン全員によるブルース・グルーヴについてのインタビュー、オープニングとエンディングで2曲のデモ演奏も収録しました。ブルースを愛するドラマーのみならず、あらゆるジャンルのドラマーに向けたこの映像作品で、ブルースの素晴らしさ楽しさを再認識すると共に、本場のブルース・グルーヴのエッセンスを体全体で感じ取ってください。
【CONTENTS】
≪収録ブルース・チューン≫
■Song 1: ミディアム・シャッフル
■Song 2: ファースト・シャッフル
■Song 3: スウィング・シャッフル
■Song 4: ストレート・ロッキン・ブルース
■Song 5: ファンキーR&B風ブルース
■Song 6: スロー・ブルース
■Song 7: ジャジー・ブルース
■Song 8: ファースト・テンポ・ブルース
■Song 9: ルンバ・グルーヴ・ブルース
■Song 10: シカゴ風ファンキー・ブルース
編集担当より一言
この作品のコンセプトは、ブルースのグルーヴを感じ取って身に付けてもらうということ。譜面を見ながら細かなテクニックを分析するというものではありません。ブルースの本場シカゴで今、最も人気・評価の高いドラマーの一人マーク・マックが、ブルース・ドラミングの真髄をとことんお聴かせし、お見せするというものです。にこやかな笑顔を絶やさず、巨体を揺らしながら、体全体でグルーヴするマークの姿と音に接すると、単調だとか暗いだとかいったブルースのイメージも変わってしまいます。ブルースがもっと身近に感じられ、その一方でブルースの幅の広さや奥深さも感じていただけると思います。昨年ジェイムズ・コットンのバンドで日本に行ったマークは、すっかり日本がお気に入り。日本のドラマー達に、少しでもブルースをプレイする楽しさを感じて取ってもらいたいと、忙しいツアーの最中も作品作りに励んでくれました。そんなマークのモットーは、「良い聴き手になること」。皆さんも「良い聴き手」となって、マークの見事なドラミングと、一体となってグルーヴする熱いバンド演奏を、じっくりと観て学んでください。(Sam Kawa)