MAGAZINES
内容
表紙:U2
■表紙/巻頭アーティスト: U2
メンバー、プロデューサー、エンジニアが語る
4年振りの新作『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』
APPLE iPodのCMで流れている「ヴァーティゴ」は、U2の4年ぶりとなるアルバム『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』の冒頭を飾る曲で あり、先行シングルである。そこで聴けるボノの躍動感ある歌声、ジ・エッジのかき鳴らすキレのあるギター、アダム・クレイトンの奏でる野太いベース、そし てラリー・マレンの刻む無骨なリズム......この曲を一聴して想像できるように、新作を一言で説明するなら"ロック・アルバム"。アイルランドから音楽シーン に登場して以来、さまざまな変貌を遂げて何枚もの名盤と呼ばれる作品を残し、四半世紀という長い時間をかけてたどり着いた四身一体のバンド・サウンドがそ こにあるのだ。果たしてこの意欲作はどのように作られたのか。この疑問に答えを見つけるため、メンバーへはもちろん、本作にプロデュース/エンジニアリン グで参加した新旧のU2作品を陰で支えてきた重要人物、スティーヴ・リリーホワイトとフラッド、さらにレコーディング全般を担当したカール・グランヴィル に登場いただく。彼らへのインタビューからU2にとって大きな節目となるであろう本作の制作過程を多角的に探っていきたい。
■徹底解剖/ブライアン・ウィルソン『SMiLE』
37年の歳月を経て登場した幻のアルバムの誕生秘話を全公開!
1966年、ブライアン・ウィルソンがレコーディングを開始したビーチ・ボーイズのアルバム『スマイル』。この作品は8トラック・レ コーダーなど当時の最新技術を駆使し、楽器演奏やコーラスといったさまざまな曲のモチーフを、高度なテープ編集技術を用いて構築していくという、非常に斬 新なアイディアを詰め込んだアルバムとなるはずだった。しかし、さまざまな不幸が重なりこの作品はついに完成することはなく、37年の時が流れる。ところ が2004年2月、驚くべきことに『スマイル』はロンドンにおける彼のソロ・ライブで突然よみがえった。さらに、『スマイル』はブライアン・ウィルソンの ソロ・アルバムとしてもついに完成をみることとなったのだ。この2004年版『スマイル』は37年前の音源を範としながらも、ブライアンならではの美しい ハーモニーや1960年代をほうふつさせるファットなサウンドを再レコーディング。現代的なカット&ペーストの手法によってたくみにアレンジした、どこま でもポップで、なおかつ実験精神にあふれた内容となっている。この奇跡の復活劇、たぐいまれなる感動の過程、レコーディングの全容を、『スマイル』復活に 尽力したエンジニアのマーク・リネット、そしてミュージシャンのダリアン・サハナジャのインタビューと共にお届けする。
■CD連動特集1
リミックスで鍛えるトラック・メイキングの技術
リミックスは高度な創作能力を要求されるプロダクションだ。オリジナル曲の再解釈、新たなグルーブの創造、リハーモナイズ、そして楽曲 全体の再構成など、必要とされる知識と技術はオリジナル曲のそれと変わりはない。リミックスの経験を積むことは、創作能力の向上へそのままつながるものな のだ。そこで本特集では、ハウス・シーンを中心に世界的に活躍するクリエイター、福富幸宏氏を迎え、そのリミックス・ワークを誌上と付録CDの両面からレ ポート。プロのみが持つ"知識と技術"を読者の皆さんへお伝えしていく。さらにリミックス・コンテストも開催しているので、腕に自信のある方はドシドシ応 募していただきたい。
■CD連動特集2
CPUベースのDAWを強力にサポートする
T.C. ELECTRONIC PowerCoreプラグインの実力をCDで聴く!
CPUベースのDAWソフト・ユーザーにとって、外部DSPボードの存在はもはや欠くことのできないものになりつつある。使用コン ピューターのCPUを気にせずに高品位なプラグイン・エフェクトをどんどん使えるメリットは計り知れず、既にプロ・エンジニア/アマチュア問わず多くの ユーザーがDSPボードに魅せられている。そのDSPボードの最右翼とも呼べるのが、PowerCoreシリーズだ。強力な内蔵DSPによるプロセッシン グ・パワーはもとより、ハードウェアの世界で素晴らしい実績を残している同社ならではのエフェクト・クオリティと豊富なラインナップは唯一無二。本企画で はこのPowerCoreシリーズの実力を明らかにすべく、標準付属/サード・パーティ製のPowerCore対応プラグイン計28種類を徹底紹介。さら に付録CDにはこれらプラグインによる処理サウンドも収録している。ぜひあたなの目と耳で圧巻のPowerCoreワールドを体感してほしい。
■付録小冊子
Pro Tools------クリエイティブ環境の現在
大規模プロ・スタジオからホーム・レコーディングに至るまで、現代のレコーディング・スタイルを象徴する存在として認知されている DIGIDESIGN Pro Toolsシステム。レコーダーやミキサー、エフェクトなどの機能を統合したエンジニアリング・ツールとして高い評価を得ていることはもちろんだが、近年 では正確なタイミングを誇るMIDIシーケンス機能や対応プラグイン・インストゥルメントの増加、高精度で柔軟な編集機能などにより、音楽をゼロから創造 するための制作環境としても注目を集めている。そんな現状を踏まえたかのように、最新のPro Tools 6.7 SoftwareではMIDI機能を中心に音楽制作用の機能を全面的に強化。アーティストのクリエイティビティを支え、刺激するシステムとして、大幅な進 化を遂げている。この冊子では、そのPro Tools 6.7 Softwareを中心に、音楽制作環境としてのPro Toolsが持つポテンシャルに迫っていこう。
■特別企画
MACKIE.の新しいクリーンナップ・トリオ:第1回 Onyx・1620
ユーザーが語るYAMAHA PM5Dの可能性
■コンサート見聞録
東京スカパラダイスオーケストラ
■インタビュー
リップスライム
スガ シカオ
福富幸宏
OVERROCKET
ヘクスタティック
ROVO
dip
ジョー・チッカレリ
アシュレイ・イングラム
■レポート
スタジオ・レポート:KAMPO STUDIOS NEW YORK
イベント・レポート:sonar sound tokyo 2004
ライブ・スペース訪問:青山 月見ル君想て
■新製品レビュー
BLUE SKY Media Desk 2.1 System
DYNAUDIO ACOUSTICS BM5A
DBX 162SL
GORDON Model 3
AUDIO-TECHNICA ATH-PRO700
RODEC MX180Limited
CAD C195
ZOOM Fire-36M
CAKEWALK Sonar
ESI QuataFire 610
プラグイン・レビュー soft machine
BIAS Sound Soap Pro
DIGIDESIGN Smack!
DIGIDESIGN SoundReplacer
WAVES AudioTrack
WAVES Renaissance DeEsser
■連載セミナー/コラム
明解! 目で見るサラウンド講座 加納洋一郎
0から始めるレコーディング! CUBE JUICE
目指せ! PAキング 佐藤恭一
良い音を作るためのデジタル・オーディオ基礎知識 山口雅彦
素晴らしき電源ケーブルの世界~特別編 三好敏彦
月刊宅&録マガジン 佐藤洋介
CM音楽の作り方 瀬川英史
テクノロジカル・サウンドスケープ 佐々木敦
A LOG-BOOK 半野喜弘
プラグイン・エフェクト使いこなし5つの心得 nagie
DAW世代に贈るミキサーの基礎知識 本澤尚之
Oscillation For Neighborhood Psycho 澤井妙治
She Came in through the "MICROSOFT Windows" 戸田誠司
魁Reaktor道場 NUMB
Eureport 後藤英
祐天寺浩美のお部屋一刀両断
Vintage Gear Gallery:AKG C12/C24/C12A