RittorMusic

最強プレイヤーズ・コンテスト2011【キーボード部門】

“最強”の称号は誰の手に?「最強プレイヤーズ・コンテスト2011」

 リットーミュージックの楽器誌5誌合同で、2年ごとに行っている最強プレイヤーズ・コンテストが今年も開催決定! 我らが『キーボード・マガジン』の課題は、前回同様の“アレンジ部門”“プレイヤーズ部門”の2カテゴリーを用意しました。そして今回の審査員は音楽プロデューサー、キーボーディストの本間昭光氏が務めます。さらに課題曲の作曲には、シンガー・ソングライターの井手綾香が“アレンジ部門”を、キーボーディストの松本圭司が“プレイヤーズ部門”を担当。自身のアレンジ力で勝負するのか、演奏力で勝負するのか、自信のある方でご応募ください。最終審査は楽器フェア2011の特設ステージにて、ライブ形式で行います。豪華キーボードも贈呈しますので、皆さんの魂のこもった作品をお待ちしております!

最終審査ダイジェスト動画 審査結果発表

judge

アレンジ部門

  • 深田敦史
    (37・静岡県)
  • 稗田智史
    (21・神奈川県)
  • 川口綾
    (30・埼玉県)

プレイヤーズ部門

  • 半田彬倫
    (20・京都府)
  • 福田麻美
    (29・群馬県)
  • 鮫島隆晃
    (47・福岡県)

第二次審査通過者

アレンジ部門:3名

●川口綾(30・埼玉県) ●稗田智史(21・神奈川県) ●深田敦史(37・静岡県)

プレイヤーズ部門:3名

●鮫島隆晃(47・福岡県) ●半田彬倫(20・京都府) ●福田麻美(29・群馬県)

KM編集部からのコメント

本間昭光、松本圭司、宮崎裕介の3人による第2次審査の結果を発表いたします。アレンジ部門16名、プレイヤー部門12名の候補者の中から、Ustreamでの公開審査を経て、こちらの6名がファイナル進出を果たしました! 個性的なアレンジや高い演奏力を聴かせてくれた彼らが、ステージではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。11月5日(土)のパシフィコ横浜にて行われるライブ審査をお楽しみに!

第一次審査通過者

アレンジ部門:16名

●阿部聖一郎(48・奈良県)●入野裕(40・東京都)●川口綾(30・埼玉県)●酒本信太(19・埼玉県)●瀧澤力(49・秋田県)●長谷川麻奈美(23・神奈川県)●畠山都夢(24・東京都)●服部達志(44・大阪府)●稗田智史(21・神奈川県)●比賀大介(32・大阪府)●深田敦史(37・静岡県)●藤森宏佳(26・長野県)●本陣一宏(21・埼玉県)●松島直樹(29・大阪府)●宮田良(30・大阪府)●森祐太(22・神奈川県)

プレイヤーズ部門:12名

●石川紗宇良(30・大阪府)●黒田小百合(26・埼玉県)●酒本信太(19・埼玉県)●鮫島隆晃(47・福岡県)●ダニエル・フォルロー(53・岐阜県)●土井一弥(27・神奈川県)●橋本幸代(46・京都府)●長谷川藍子(28・愛知県)●半田彬倫(20・京都府)●福田麻美(29・群馬県)●森拓人(17・静岡県)●八木俊介(31・大阪府)

編集部からのコメント

アレンジ部門
多数のご応募、ありがとうございました! アレンジ・コンテストはこれまで何度も開催してきていますが、そのたびに作品のレベルが上がっており、今回はかなりクオリティの高い音源が集まりました。選考にもかなり時間をかけましたが、今回の課題曲、井手綾香さんの素晴らしいボーカルに、やる気になった方も多かったのではないでしょうか? その反面、彼女の世界観がはっきりと確立されているので、そこにアプローチするのはとても難しかったのではないかと思います。しかし、皆さんそれぞれがいろいろな工夫をしていて、編集部一同、すべての作品を興味深く聴かせていただきました。そんな中選考に残ったのは、井手さんの持っているものを壊さず、それをさらに輝かせるという方向でオリジナリティを加えていた作品となりました。

プレイヤーズ部門
この難曲への挑戦者はいるだろうか、そんな編集部の不安は無用のものでした。皆さんのハイレベルな演奏に非常に驚かされ、また大変楽しく聴かせていただきました。後半のアドリブ・パートで魅せてくれた方も多くいましたが、審査の対象となったのは前半パート。フレーズに関しては、ほぼ全員の方が弾きこなしていました。そこで通過の判断基準となったのが、“間”でした。ただ弾くというのではなく、“間”を演出することでグルーブを生み出す、それを体現していた方々を一次通過者として選びました。演奏者のためのコンテストも今後また開催したいと思います。ご応募ありがとうございました。

応募要項

応募要項

アレンジ部門は『キーボード・マガジン 2011年7月号 SUMMER』の付録CDに収録されている課題曲「どんなときも」のメロディを使用したバック・トラックを制作し、録音して応募してください。制作方法は、打ち込み、バンド、弾き語りなど自由です。また、プレイヤーズ部門は、同号の付録CDに収録されている課題曲「The Maze」のバック・トラックを使用し、メロディは譜面どおりに、そのほかは自分のセンスで演奏し、録音してお送りください。両部門とも、年齢、国籍、プロ/アマは問いませんが、特定のレーベルに所属しているアーティストの方は参加をご遠慮いただきます。応募の締め切りは、2011年8月31日(当日消印有効)。皆さまの渾身の1作を、ぜひお送りください!

最終審査までの流れ

最終審査までの流れ

第1次審査
●審査員 キーボード・マガジン編集部
●通過者発表 2011年9月15日に当ページにて発表
●審査対象 募集要項に沿って応募された音源
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第2次審査
●審査員 本間昭光、井手綾香、宮崎裕介、松本圭司、
キーボード・マガジン編集部
●通過者発表 2011年10月5日に当ページにて発表
●審査対象 第1次審査を通過した応募音源

※最終審査通過者には10月上旬に編集部より個別連絡をさせて頂き、参加の意思を確認させて頂きます。なお、最終審査会場への交通費および宿泊費などは自己負担となりますのでご了承ください。
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最終審査
●日時・場所 2011年11月5日(土)
『2011楽器フェア』[パシフィコ横浜]特設ステージにて
●審査員 本間昭光ほかコンテスト参加4誌の課題曲制作者、大手レコード会社制作担当者、各誌編集長など
●入賞者 グランプリ2名、準グランプリ2名、入賞2名
(すべて各部門1名づつ)
●審査対象 ◎アレンジ部門:
 応募音源に準じたライブ・パフォーマンス
 (ボーカルは井手綾香が担当)
◎プレイヤー部門:
 バック・トラックに合わせたライブ・パフォーマンス
メッセージ

本間昭光(コンテスト監修者) 井手綾香(課題曲制作・ボーカル) 宮崎裕介(お手本アレンジ) 松本圭司(課題曲制作)からのメッセージ

Profile画像 Profile●作編曲家、キーボーディスト、プロデューサー。ポルノグラフィティをはじめとし、いきものがかり、May'n、平井堅など多数のアーティストを手がける。2010年は、いきものがかりのツアー・プロデュースを務め、7月23日(土)、24日(日)に行われる横浜スタジアム公演にも出演が決定している。

課題曲音源の試聴はこちら!

※各サウンドは、試聴用に圧縮・エンコードされておりますので、実際の付録CD音源より音質が劣化しています。また、再生開始から45秒でフェイドアウトしています。

本間昭光(コンテスト監修者)のコメント
井手さんは若いのに、発声がしっかり、メロディもしっかりしている。ピアノの弾き語りもできると。実は弾き語りに勝るアレンジはないと言えるんですけど、皆さんのアレンジを井手さんに聴かせて彼女をうならせてほしいと思います。彼女のハッキリとした伸びる声を、生かすようにアレンジをしてもらいたいですね。お手本のアレンジをしてくれた宮崎君は、とにかく堅実なプレイ、堅実なアレンジが持ち味だと思っています。本当に堅実なアレンジをしてきてくれました。要するに大正解なわけです。つまり大正解のアレンジを提示するということは、今回僕たちは大正解を求めていないということなんですね。そういうアレンジを皆さんには考えてほしいです。大事なのはメロディ・ラインを生かすこと、そして曲の流れの波をしっかり捉えること、歌詞をしっかり聴き取れるようにすること。ごく基本的なことを捉えた上で、皆さんの独自のセンスを僕らに見せてほしいなと思います。
松本君は、説明する必要なないくらい、日本を代表するスーパー・プレイヤーです。彼の曲には息づかいが聴こえてきて、それがすべてノリとなって出ているんです。譜面どおり弾いても決してCDのようにはならないと思うんです。どこに味が出てくるのかと言えば、タメ方、跳ね方、切り方すべてが交差したセンスとでもいう部分。もちろん、松本君と同じプレイは望んでいません。自分なりにこのメロディを表現してみて、どういう息づかいで歌えるかということを聞かせてもらえば最高ですね。後半のアドリブは審査の対象にはしませんが、オリジナティあふれるアドリブを聴かせてほしいですね。前半の表現力が審査ポイントになります。
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アレンジ部門 井手綾香(課題曲制作・ボーカル担当)のコメント

Profile画像 Profile●17歳のシンガー・ソングライター。4歳からピアノを始め、その後作詞作曲も行うようになり、2009年にインディーズ盤「TOY」をリリース。そして、今年3月にはアルバム『Portrait』を発表した。伸びやかな声と等身大の歌詞が魅力で、次世代を担うアーティストとして期待されている。

この曲は、いつでも、どんなときでも、明るくキラキラしていたいという思いを込めて作りました。すがすがしい朝の光をイメージしていて、その光で自分の心がどんどん輝いていく瞬間の曲です。作曲は、最初に歌詞を考えて、その歌詞を見ながらピアノ弾き語りで作っています。自分なりのポイントとしては、ファルセットがきれいに響く曲だということ。そこが聴かせどころだと思っています! 応募の際にもし歌ってくださるなら、その部分に特に気持ちを込めて歌ってもらえるとイイでしょう。また、自分以外の方と演奏するのは毎回新しい発見があるので、皆さんの伴奏で歌うのは本当にワクワクします! 今回も楽しみながら歌いたいと思います。
読者の皆さんと作品を作り上げていく機会はなかなかないので、とても楽しみにしてます。頑張ってください!

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※こちらの動画は音声が大変聞き取り辛くなっております。
ご了承ください。

宮崎裕介(お手本アレンジ)のコメント

Profile画像 profile●1978年広島生まれ。大学大学在学中にプロ活動を開始。現在、さまざまなアーティストのライブ、レコーディング、アレンジなどを中心に活動中。今年3月には自己のプロジェクトであるSPICY KICKIN'で2nd Album『TRANSIT』をリリースした。

僕は、井手さんのデモを聴く前に、まず歌詞を読んで、それから声を聴いて、どういう世界観にしたらいいかを頭の中である程度決めてからピアノに向かいました。キーワードとして“太陽”があり、さらに“輝く”という言葉がありますが、どこか憂いがある。本人のデモのサビ頭のコード進行が、僕の感じる「憂い」の部分だったので、面白いなと思いその部分は残すことにしました。アレンジする上で大切なのは、相手の気持ちになるということです。それは歌だけではなく楽器に対しても同じです。そうしたらお互いのバランスがうまくとれると思いますよ。あと、迷いがあると聴く側は分かるので、これで良いんだ!と自信を持った時点で応募したらいいと思います。自分がいいと思ったものは、自信を持って聴かせてください。いろいろなアレンジを聴くのを楽しみにしています。
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プレイヤー部門 松本圭司(課題曲制作)のコメント

Profile画像 Profile●1973年北海道出身。9歳のころからエレクトーンをはじめ、ピアノ、作曲なども学ぶ。高校卒業後上京し、プロとして活動を開始。葉加瀬太郎のバンド、T-SQUARE などで活動する。現在は、槇原敬之、矢沢永吉、本田雅人などさまざまなアーティストのライブ・サポートや、レコーディング、アレンジャーとして活躍中。

今回は、コンテストということで、チャレンジ精神がある人たちが応募してくるんだろうなと思い、ハーモニーの面でひと癖あり、テクニックも必要でリズム感も必要なものになっています。これを弾く際に目標にしてほしいのは、最初は譜面どおりに軸に合わせて練習すると思うんですけど、それを超えたら、ビートの上で時には飛び出たり、レイドバックして演奏してみたり、そういうことを楽しめるようになってほしいです。個性が出るとしたら、そのリズム感とニュアンスの付け方、強弱や音の長さだと思います。必ずしも僕のニュアンスに沿っていなくても正解があると思うのです。最終的には自分なりの表現力を聴かせてほしいと思っています。演奏している曲に対して余裕を持って臨んでこそ、いい演奏になると思うので、頑張ってください。
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プレイヤーズ部門課題曲の譜面を こちらからダウンロードできます!
エントリー・シートをこちらからダウンロードできます!
※こちらでダウンロードできるファイルはPDF形式となっております。ボタンの上で右クリック(または、control+クリック)のメニューから、保存を選ぶとダウンロードして頂けます。

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フォト・ギャラリー[各部門のコンテスト写真はコチラ!] キーボード・マガジン最新刊をCHECK! コンテスト賞品:最終審査に残った6名に贈与される賞品はこちら! 最強のゲスト・バンドが決定!