長岡の愛器はRSギターワークスのSTee Blackguard Ⅱ。テレキャスターとSGを合体させた独特の1本で全編を弾ききった。使用アンプはYAMAHAのF100-112で、音作りはクランチに設定。足下はボード内右下からTC ElectronicのPolyTune(チューナー)、CARL MARTINの2 WAH(ワウ・ペダル)、BOSSのDD-5(デジタル・ディレイ)、そしてボード外BOSSのFS-5U(フット・スイッチ)はタップ・テンポ入力に使用している。実際に本機でタップする姿を何度も確認できたが、歌っている間は足下が見えないため、ボード外に置くという配置の仕方がポイントになっているのだろう。ボードに戻ってPhantom FXのHizumi Station(ドライブ・ペダル)。こちらは戸高賢史(ART-SCHOOL)が長岡のために製作したオリジナル機種で、ローゲイン・オーバードライブ/オーバードライブ/ファズの3段階の切り替えを1台でまかなえる。特にギター・ソロにおけるファズ・サウンドは抜けの良さと太さを両立させた素晴らしいものだった。その左隣はstrymonのblueSky Reverb(リバーブ)、ボード右上にはProvidenceのPV-9(パワー・サプライ)がセットされている。
文&写真:ギター・マガジン編集部