演歌の上達法とカラオケのコツ

「こぶし」や「ビブラート」もマスター!

鈴木 ミチ(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2017.12.25
品種書籍
仕様B5変形判 / 144ページ / DVD付き
ISBN9784845631742

内容

DVDと本を見ながら、演歌、カラオケを上達させましょう

カラオケの採点機能などで表示される「こぶし」「しゃくり」「フォール」「ビブラート」といった加点ポイント。
「ビブラート」はわかる人が多いと思いますが、それ以外の3つって......意外とわからないですよね?
歌う時に「拳」をにぎりしめる? 盛り上がるところであごを「しゃくる」?

いえいえ、それぞれ​​「音の​動かし方のテクニック」の違いで呼称を分けたものです​。
​特に​演歌を語る時によく出てくる​「こぶし」を​理解すれば、「演歌​が上手だね!」​と​言われるようになります。

​そういったテクニックを筆頭に
​演歌というジャンルの特徴、抑揚のつけ方​、​感情の盛り込み方
人気演歌の「津軽海峡・冬景色」「酒よ」を歌うポイントなど​など​、
さまざまな「演歌の技巧」​が​​​​身につけられる1冊です。

​五線譜は使わず、​やさし​い言葉や図で説明、
DVDも付いていますので譜面の読めない方でも大丈夫。

プロの歌手である著者は​、​カラオケ指導協会の特別教授でもあるので、カラオケで演歌をうまく聞かせるための「裏技やアイディア」も満載です。
特徴や難度で分けた演歌名曲も紹介していますので、好きな演歌を探す参考や自身の歌唱力を判断する際の​目安​にもなると思いますよ。



【本の内容】
1)演歌の基本
演歌とは?
演歌とカラオケの魅力とは?
演歌のリズムと音程

2)演歌のテクニック
演歌がうまく歌えるテクニック1
こぶし・しゃくり

演歌がうまく歌えるテクニック2
ロングトーン・ビブラート

演歌がうまく歌えるテクニック3
発音・発声・腹式呼吸

3)演歌の表現力
演歌の抑揚といろいろなパターン
演歌のブレスの仕方と言葉の使い方
演歌の感情表現で聴かせる歌に!

4)2大人気演歌で総仕上げ
総仕上げ練習のポイント

「津軽海峡・冬景色」のポイント
「酒よ」のポイント

5)演歌カラオケ上達のコツ
マイクの使い方
エコーと音量のバランス
カラオケの機能をうまく使う
ステージパフォーマンス

・特徴別、「こぶしのテクニック」名曲リスト
・カラオケで歌ってみよう!難度別、演歌名曲ガイド
・カラオケのキーの設定で上手に聴かせるコツ
・高い音から低い音まで楽に声を出す方法


【DVDの内容】
●歌う前の準備 (1)
「カラオケ体操」で声が出やすい体作り
肩甲骨を広げる体操
肩甲骨を閉じる体操
肩甲骨を回す体操
演歌に役立つ腹筋運動

●歌う前の準備 (2)
演歌に役立つ呼吸法 
椅子に座ってやる場合
椅子に立ってやる場合

●歌う前の準備 (3)
演歌が上手に歌えるマイクのテクニック 
マイクの構造と持ち方
マイクと口の位置
マイクに関する注意点

●演歌がうまくなるボイス・トレーニング
声の大小をコントロールしましょう
大きな声を安定させましょう
発声の練習をしましょう
高い音から低い音まで楽に声を出す方法

●演歌のテクニック〜こぶし〜
こぶしのパターン1〜4
童謡「ふるさと」を演歌風に歌う

●演歌のテクニック〜しゃくり・フォール〜
「しゃくり」の基本・出だしの「しゃくり」
メロディの中の「しゃくり」
高いフレーズに向かう「しゃくり」
フォールの基本
童謡「赤とんぼ」を演歌風に歌う

●演歌のテクニック〜ビブラート〜
ビブラートの基本
ビブラートの深さのコントロール

●演歌の感情表現テクニック

●実際の演歌でテクニックを確認
「津軽海峡・冬景色」の場合
「酒よ」の場合

●ボーナストラック
リズムが上手にとれるようになるトレーニング

編集担当より一言

忘年会や新年会、その二次会などなど、年末年始はカラオケで歌う機会がいつも以上に増えますよね。そのカラオケの採点機能などで表示される「こぶし」「しゃくり」「フォール」「ビブラート」といった加点ポイント。「ビブラート」はわかる人が多いと思いますが、それ以外の3つって……意外とわからないですよね?
歌う時に「拳」をにぎりしめる? 盛り上がるところであごを「しゃくる」?
いえいえ、ちゃんとそれぞれのテクニックごとにフレーズを装飾するための音の動き方があるのです。そういった「こぶし」などの、演歌を語る時によく出てくる技巧を筆頭に、演歌の歌い方を覚えよう、というのが本書。さらには演歌というジャンルの特徴、抑揚のつけ方や感情の盛り込み方なども説明しています。いろいろな角度から演歌の奥深さを知ることができるでしょう。

説明の基本は、著者がやさしく説明する言葉や図ですから、音符=難しい!と思ってしまう五線譜が苦手な方も大丈夫です。特徴や難度で分けた演歌名曲も紹介していますので、好きな演歌を探す参考や自身の歌唱力を判断する際の参考にもなると思いますよ。さぁカラオケに行って思いっきり歌っちゃいましょう!(出版部/杉坂)