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下北インディーズ社長 メジャーとは逆を行くインディー哲学

古閑 裕(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2021.09.25
品種書籍
仕様四六判 / 208ページ
ISBN9784845636723

古閑さんの人生は正に「音楽史」。
その一部になれたこと、思い返す古閑さんとの出会い。
そして、KEYTALKのこれまでの道のり、少し泣けちゃいました。
サラリーマン時代のドライブとテニスしてた古閑さん想像つかなすぎて、少し笑えました。
――寺中友将(KEYTALK)

KOGA RECORDS古閑氏と色々と話させてもらいました。
間違いなく当時の僕のキッカケになった方との会話は、また新しいキッカケになりました。
余裕がある方は読んでみてください。
――渡辺旭(THE NINTH APOLLO代表)

内容

四半世紀に渡りインディーズ・シーンを見続けてきた男が提唱する、
音楽業界で生き残るための“インディー哲学”。

94年にインディーズ・レコード・レーベル「KOGA RECORDS」発足後、四半世紀に及び下北沢でインディーズ・シーンを見続けてきた古閑裕氏。
「KOGA RECORDS」は長い歴史の中で、KEYTALK、SpecialThanks、そこに鳴るといったアーティストを輩出したことでも知られている。
決して上向きではない21世紀の音楽シーンで彼は、なぜ27年にも渡りレーベルを続け、音楽業界で生き残れたのか?
また、どういった着眼点でKEYTALKといったアーティストを発掘し、マネージャーとして成功へと導いたのか──?
それはメジャーとは逆を行く、インディー魂あふれる彼の哲学にあった。

【コンテンツ】
第1章 今の僕を形成した、ロックとの出会い/第2章 最高と最低を味わったヴィーナス・ペーター/第3章 カッコいい! それを動機に始めたKOGA RECORDS/第4章 レーベルを支えたバンド――SpecialThanks、そしてKEYTALK/第5章 インディーズ魂あふれる古閑流レーベル論/第6章 どうする? どうなる? KOGA RECORDSの未来


第1章 今の僕を形成した、ロックとの出会い
クイーンとミッシェル・ポルナレフ、これがロックの原体験/ファンレターが返ってきたことで、チープ・トリックへの一生の忠誠を誓う/世の中ではパンク・ロックが大流行。早速、髪の毛をパンク風に逆立てる/通い詰めたライブ・ハウス。僕にとってここは最高の場所

第2章 最高と最低を味わったヴィーナスペーター
一度つまずいたことで訪れた、東京の大学への進学/よく遊びよく飲んだ下北沢。僕はこの頃からこの街が大好き/一部上場の医療機器メーカーでサラリーマンに。だけど僕は音楽が忘れられなかった/外タレの前座で初ライブ、インディーズ・チャート1位。順風満帆で始まったヴィーナスペーター/トラットリアからメジャー・デビューを果たすも、3年半の活動でバンドは解散/バンドの解散で気づいた、人と人との繋がりの大切さ/BEYONDSを始めとしたメロコア・シーンとの繋がり/人と繋がるのはライブ・ハウス。楽しくライブを観て、飲んでるだけだけど

第3章 カッコいい! それを動機に始めたKOGA RECORDS
逆恨み、カッコいい、意地、それがレーベルを始めた理由/僕の大好きなバンドだけを集めた、レーベルの処女作となるオムニバス・アルバム/ぞくぞくと新作をリリースし、形作られていくKOGA RECORDS像/「これ、ちゃんと会社にしないとやばくない?」そのひと言でレーベルを会社化/自分の予想の遥か上をいってきたナンバーガールの『SCHOOL GIRL BYE BYE』/いいバンドを見つけても自分のレーベルで出せない。突如やってきたKOGA RECORDS低迷期

4章 レーベルを支えたバンド――SpecialThanks、そしてKEYTALK
そのステージを観て鳥肌が立った当時16歳の女の子/「古閑さんのところでお願いします!」。自分も想像しなかったまさかの言葉/KEYTALKの期待に応えるべく一大プロジェクトを展開/KEYTALKが新しい音を作り出すための、大きなきっかけとそこからの変化/「楽しいことをやろうぜ!」で始まった、YouTubeの『KEYTALK TV』/KEYTALKはファンに近い存在であり、ファンと一緒に楽しむというバンド/勉強することから始まった、KEYTALKのマネージメント業/危機管理よりも面白いことを! ちょっとした事件になった下北沢ゲリラ・ライブ/KEYTALKは下北沢に街ぐるみで育ててもらった/"KEYTALKの弟的"を脱却すべくBenthamに思うこと/そこに鳴るを聴いたときは、あまりに初体験のサウンドに驚いた/そこに鳴るで展開するKOGA RECORDS流のインディーズ的手法

第5章 インディーズ魂あふれる古閑流レーベル論
バンドとレーベルの関係は、完全なフィフティーフィフティーが理想/コロナ禍の令和3年、今イチオシの新人バンドが、シンガーズハイとAland/バンドとして、"あっ"と思えるものがあるか、それを重要視している/インディーズ・レーベルとお金の話/この時代にミュージシャンがレーベルや事務所に所属するメリットとは?/所属ミュージシャンとマネージメントの関係性

第6章 どうする? どうなる? KOGA RECORDSの未来
コロナ禍も含めて今後、ミュージシャンはどう活動していくべきか?/インディーズは順番待ち。やり続けていればいつか自分の番が回ってくる

東西インディーズ番長・スペシャル対談!
渡辺旭(THE NINTH APOLLO)×古閑裕(KOGA RECORDS)