Contents
参加特典
- 各回の最後に、受講者の方の楽曲を試聴し、Watusi氏から講評していただく時間を設けます。チケット購入の際のアンケートで、講評希望の有無をお伺いしますので、ぜひご参加ください。なお、原則お一人1回、1曲までとさせていただきます。
注意事項
- 参加者の都合による欠席に対して払い戻しは行いません。
- 1回ごとの受講券は販売しておりません。
CONTENTS
前期 基礎編
エレクトロニック・ミュージックにおける「グルーブ」の秘密から、音の質感にこだわったサウンドメイキング、そしてオーディオ編集によるリズム・パターン構築のノウハウ、EQ/コンプレッサーの実践的な活用方法を学びます。
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第1回
エレクトロニック・ミュージックとグルーブの秘密
内容
本セミナーのイントロダクションとも言える初回では、「ダンス・ミュージックにおけるグルーブの特徴」を明らかにしていきます。Watusi氏が所有するリズム・マシン、Roland TR-808やTR-909を会場に持ち込み、各モデル固有のノリを解説していただきながら、そこから見えてくるダンス・ミュージック特有のグルーブの秘密を探ります。
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第2回
「歪み」こそ太さの秘密
内容
ジWatusi氏はビートの素材をヘッドアンプ経由でDAWに取り込み、「歪み」を付加するとのこと。これこそが魅力的な質感のトラックを生み出す最初のステップ。ソフト音源とハードウェア音源の違い、あるいはDAW内でのオーディオ化とヘッドアンプ経由のオーディオ化の違いを通じて、音楽的な「歪み」の重要性を学びます。
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第3回
ブレイクビーツをチョップ!
内容
ダンス・ミュージックにおけるビート・メイキングの定番手法「ブイレクビーツのチョップ」にフォーカスする回です。キックやスネアなどのパーツ切り分けや組み替えはもちろん、各素材の音程感を軸に組み合わせ方を考える「リズム・ハーモニー」という手法を学びます。さらに、キックやスネアへEQ&コンプ処理についても言及します。
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第4回
リズム・ハーモニーの構築
内容
第3回で登場した「リズム・ハーモニー」をより追求していく回です。個別のトラックに配置したキックやスネアなどをどのようにバスでまとめていくのか、そして、まとめたバスにはどのようなEQやコンプをかけていけばよいのか、さらには歪み系プラグインの活用方法など、ビートを磨きあげていく仕上げの工程を解説していただきます。
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第5回
EQとコンプによる空間コントロール
内容
基礎編のまとめとなる第5回では、ここまでに登場したEQ/コンプレッサーのテクニックを、「空間コントロール」としてとらえ直すことで、その処理方法の理解をより深めていきます。「音場を9面体で把握する」「マスキングとは?」「EQで上下のすみ分け」「コンプで奥行き作り」という基本かつ最重要テクニックを学んでいきます。
後期 応用編
日々、新たなビートが生まれているダンス・ミュージック・シーンを理解するためには、その基本となるジャンルを知ることが大切です。そこで後期では、前期で学んだテクニックを、ダンス・ミュージックのさまざまなジャンルに応用することで、最終的にオリジナリティのあるビートを生み出せる力を身に付けていきます。
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第1回
ジャンル編① ハウス
内容
「キックの4つ打ち」と「ハイハットの裏打ち」が特徴のハウスは、ダンス・ミュージックのグルーブを理解する上で重要な要素を数多く含んでいます。では、どんな「4つ打ち」で「どんな裏打ち」なら、フロアを踊らせることができるのか。「16分のアクセント」「音の長さのコントロール」など、幾つかのトピックを元にその秘密を探ります。
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第2回
ジャンル編② テクノ
内容
ハウスと同じく「4つ打ち」が特徴でありながら、時に全く異質な音響空間を生み出すテクノ。では、テクノとハウスでは何が違うのでしょうか? その答えの一つとなるのが「実験精神」。マシーナリーな音色やテンポ感の違いなど、ハウスとは似て非なるサウンド・メイキングを通じてテクノの魅力に迫ります。
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第3回
ジャンル編③ EDMなど「4つ打ち」応用編
内容
プログレッシブ・ハウスの進化系でもあり、R&B、レゲエなどとも融合し世界的な進化とポピュラリティを持ったEDM、逆にダーク・テクノ、メロディック・テクノと果てしなきアンダーグランドの世界をベースに細分化を遂げるテクノ、EDM以降の世界的な潮流と噂されているテック・ハウスなど「4つ打ち」進化系を探ります。
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第4回
ジャンル編④ ヒップホップ/R&B
内容
ソウル・ミュージックに端を発するヒップホップとR&B。両者はもともと個別のジャンルでありながら、近年は接近、融合を繰り返し、進化してきました。トリッキーなビートも多いジャンルですが、「休符」や「スウィング」といったキーワードを軸に、それぞれのグルーブ作りのポイントを学んでいきます。
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第5回
ジャンル編⑤ トラップ/ダブステップ/ベース・ミュージック
内容
比較的新しいジャンルでありながらすっかり世界的に定着し、USヒットチャートの常連となっているトラップやダブステップといった変則的なビート、そうしたビート発祥のオリジナルとも言われるドラムン・ベースなどベース・ミュージックと呼ばれる一連のジャンルのビート作りのポイントを探ります。