Guitar Magazine LaidBack Vol.7
※本書は基本的に縦書きの右綴じですが、譜面のあるページは横書きです。該当記事は後ろの方にまとめて配置し、後ろから読むように作っています。
◎表紙・巻頭インタビュー みんなギターで大きくなった
玉井詩織(ももいろクローバーZ)
◎特集1
1976年、ぼくらは『ホテル・カリフォルニア』や『幻想飛行』に夢中だった。
1976年、あの頃、中高生だったレイドバック世代は、2枚の洋楽アルバムに夢中になった。イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』とボストンの『幻想飛行』。どちらも全世界的に大ヒットを記録した歴史に残るロックの名盤である。「ホテル・カリフォルニア」と「宇宙の彼方(More Than A Feeling)」がラジオから流れない日はなく、イントロのアルペジオを誰もがコピーした。この年は、ジェフ・ベックの『ワイアード』、レインボーの『虹を翔ける覇者』、高中正義の『SEYSHELLES』、ジョージ・ベンソンの『ブリージン』といったレイドバック世代にお馴染みの名盤がいくつも生まれ、日本ではCharや山下達郎がソロ・デビューしている。かくも特別な1976年に焦点を当て、この年に起こったギターな現象を総括する。
- ◎年表
- 1976年クロニクル
- 〜世界の出来事と世界の音楽、日本の出来事と日本の音楽〜
- ◎特集2
- 現行12弦ギター弾き比べ
- 今号で特集している「ホテル・カリフォルニア」や「宇宙の彼方(More Than A Feeling)」には12弦ギターが大々的にフィーチャーされている。エヴァーグリーンな魅力を持つそのサウンドは、長くギターを弾いてきたレイドバック世代にこそアピールするはず。その魅力をもっと知ってもらうため、現行モデルを試奏し、誌面とデジマート連動で紹介する。
- ◎特集3
- ミュージックマン
- レオ・フェンダーによって創業され、現在はアーニーボールによって運営されているミュージックマン。キース・リチャーズ、エディ・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサー、ジョン・ペトルーシ、アルバート・リーなどなど、ギターの音色と弾き心地には並々ならぬこだわりを持つ著名プロ・ギタリスト達に愛されてきた同ブランドの魅力を伝える特集。70年代から続く歴史、ユニークかつ機能性の高い特徴、そして安藤正容による現行モデルのチェックリポートなど、盛りだくさんでお届けする。
- ◎レイドバック・ルポ
- レイドバック世代泣かせ! 2枚組の大作、3枚組の超大作
- 60〜70年代、ありあまる才能を爆発させた結果、その音楽を1枚のLPに収めきれず、2枚組あるいは3枚組の形で世に問うアーティストが続出した。それらは総じてアーティストの絶頂期に出されるので内容はいいに決まっているのだが、何せ値段が高い。でも聴きたい、でも買えない。そんなレイドバック世代泣かせの2枚組、3枚組の名盤を総括し、その魅力を探る。
- ◎レイドバック・セミナー
- 知っておくと得する! ギター再生プロの技 弦高が下がらないアコギ編
- これまで"今さら聞けない"シリーズとして自分でできる調整方法を伝授してきたこのコーナーだが、DIYではできないプロのリペアの技を2回に渡って紹介する。2回目は弦高が下がらないアコースティック・ギターの調整法。ネックの角度が狂ったり、ボディトップのサドル周辺が盛り上がってしまうことで起きるトラブルを解決する。プロの仕事をじっくりとご覧いただきたい。
- ◎レイドバック・セミナー
- 3音で弾きこなすエコノミー&ブルージィなコードワーク
- 例えばブルース進行でバッキングを弾く場合、コード展開に沿って基本的なセーハ・フォームを並べていくだけでもOKだが、それだとなんとなく素人っぽい。もっとシェイプ・アップされた音使いで、フォーム・チェンジが楽で、音楽的にもナイスな響きが得られるコードワークのノウハウを伝授する。
- ◎レイドバック・セレクション
- 「ホテル・カリフォルニア」イーグルス
- ◎好評連載
- ・麗しのギター・アート・ギャラリー
- ・ビンテージ・ギター・カフェ
- ・にっぽんのマスタービルダー紳士録
- ・よっちゃんのギターいじりism 野村義男
- ・あの頃、ライヴ盤でごはん3杯
- ・定年後に聴きたいおニューミュージック
- ・イマ会いに行けるご当地トリビュート・バンド
- ・斉藤和義のずっとギターが作りたかったんだぜ
- ・洋楽ディレクター地獄の回想
※企画内容は予告なく変更されることがあります。