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11月7日(土)パシフィコ横浜 アネックスホール2にて行われた
最終選考の結果を速報でお知らせします。
今後、コンテスト時の写真やダイジェスト動画も、本サイトでアップしていく
予定ですので、お楽しみに!
アルト・サックス部門
テナー・サックス部門
第2次審査通過者 (敬称略、アイウエオ順)
アルト・サックス部門/3名
●鎌倉 淳(神奈川県・38歳)●貞光 健太(神奈川県・30歳)●中島 朱葉(和歌山県・16歳)テナー・サックス部門/3名
●武田 幸夫(福井県・57歳)●福島 惣一郎(福岡県・37歳)●福代 亮樹(京都府・23歳)第1次審査通過者(敬称略、アイウエオ順)
アルト・サックス部門/8名
●入江 美香(兵庫県・30歳)●鎌倉 淳(神奈川県・38歳)●貞光 健太(神奈川県・30歳)●渋谷 菜々子(神奈川県・15歳)●寺崎 幸永(京都府・45歳)●中島 朱葉(和歌山県・16歳)●宮木 健次(京都府・57歳)●牟田 和弘(大分県・42歳)テナー・サックス部門/8名
●樗木 雄介(神奈川県・43歳)●小野 卓(静岡県・59歳)●小松 佳代子(長野県・35歳)●鈴木 雅臣(広島県・33歳)●武田 幸夫(福井県・57歳)●福島 惣一郎(福岡県・37歳)●福代 亮樹(京都府・23歳)●三富 悠斗(東京都・25歳)応募された皆さんの演奏をひとりひとりじっくり聴かせていただくのは、とても楽しい体験でした。同じ曲をサックスという同じ楽器で吹いているのに、吹き手によってこんなにも違ってくるんだということを改めて認識しました。それは演奏技術の差ということ以前に、まずは音色であったり、リズムの乗り方、歌い方の「クセ」、あるいはアピールのポイントの違いであったりという、まさに「個性」の部分で、そういった意味で今回応募された方の誰をとってもそれぞれ非常に「個性的」だったと言えます。聴いていると、お顔はわからないそれぞれのプレイヤーの吹いている姿が頭に浮かんでくるようでした。一聴して「個性的」に聴こえる演奏もあれば、模範演奏として用意された譜面をひたすら正確に吹くことを心がけた演奏もありましたが、私にとってはいずれも等しく個性的に感じましたね。自分自身「個性」を表現することが最大の命題であるミュージシャンとして、自分の個性はどこにあるのかということを改めて振り返らされる体験となりました。
一方で選考の作業は楽しいと同時に苦しいものでもありました。どれをとってもそれぞれの人となりがにじみ出ている演奏に対して、甲乙を付けるというのは本当につらいものです。また、評価のポイントがさまざまなことも選考を難しいものにしました。音色、リズム、アーティキュレーション、アイディア……、それぞれ良い部分悪い部分が違っている、それをおしなべて「総合点」のようなものにしていかなければいけないのも大変でした。最終的な結果としてアルト、テナー各3名の2次審査通過者が選考されたわけですが、惜しくも次点で選に漏れた方々との差はわずかでした。アルトもテナーも予想していた以上にレベルの高いプレイヤーが多かったです。
今回のコンテストの性質上、録音された演奏の技術的なレベルを選考の基準にしました。中にはもともとウマくて、さほど練習することもなくパッと録音したプレイヤーもいれば、夏の間必死になって練習し、その上達の成果を録音したプレイヤーもいたと思います。そういった努力、個人的な進歩などは評価の対象になり得なかったことは、私としては心苦しいことでした。ただ、審査結果とは関係なく、今回のコンテスト応募が練習への励みになったり、進歩のきっかけとなった人がいたとすれば、私はこのコンテストに関わることができて良かったと思います。
(岡 淳/サックス・プレイヤー)
(杉坂功太/編集長)
(河原賢一郎/編集部)
(山口祐佳/編集部)
※リスト内の曲名をクリックすると再生がはじまります。
※各サウンドは、試聴用に圧縮・エンコードされておりますので、実際の付録CD音源より音質が劣化しています。また、再生開始から45秒でフェイドアウトしています。
※こちらのサウンドをお聴き頂くには、最新のAdobeFlashPlayerが必要です。
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