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最強プレイヤーズ・コンテスト2011【ベース部門】

“最強”の称号は誰の手に?「最強プレイヤーズ・コンテスト2011」

 己が持てるスキルを総動員して、全国の腕自慢たちがぶつかり合うプレイヤーの祭典、“最強プレイヤーズ・コンテスト”。リットーミュージック5誌の合同開催によるこの誌上コンテストも、今回で4度目を迎えることとなった。熾烈な予選を勝ち抜き、楽器フェア会場の特設ステージに立つのは? そして、栄誉ある“最強プレイヤー”の称号と、豪華賞品を手にするのは一体誰なのか? ベーシストの意地とプライドを賭けた熱き戦いが、今年も開幕! 諸君の挑戦を待つ!

最終審査ダイジェスト動画 審査結果発表

judge

課題曲「K.S.C.」

  • 野田仁志
    (東京都:22)
  • 榎本亮二
    (兵庫県:38)
  • 新里昭典
    (福岡県:33)

課題曲「Soft Candy」

  • 小安静夏
    (千葉県:15)
  • 高谷博基
    (東京都:19)
  • 久保博章
    (大阪府:36)

第二次審査通過者

課題曲「K.S.C.」:3名

●榎本亮二(兵庫県:38) ●新里昭典(福岡県:33) ●野田仁志(東京都:22)

課題曲「Soft Candy」:3名

●久保博章(大阪府:36) ●小安静夏(千葉県:15) ●高谷博基(東京都:19)

審査コメント

 僕だってこんなの弾けないやっていう作品が目白押しで、作曲者としては本当に嬉しかった。審査の基準としては、パッと聴いた第一印象で“いい感じ!”と思えたかどうかです。テクニックやグルーヴももちろんですけど、ベーシストは曲を良くするのが仕事のひとつなんで、他人がこれを聴いたらどう思うか?までイメージできたら、みんなもっといい作品になるんじゃないかな。最終的には、そういうバランス感を持った人が残ったと思いますね。ライヴ審査に進む6人は、目の前のお客さんに何かを伝えようっていう意識を持ってやると、いい演奏ができるんじゃないでしょうか。

(FIRE)

 選考は主観的に、自分がライヴで観たいかどうか、グッとくるかどうかを重視しました。テクニックよりも、キラッとしたところを出せるプレイヤーが人を感動させると思うので。いずれも演奏はうまいものの、曲調にわびさびを与える“休符を弾く”みたいな表現がもうひとつあると良いなっていう作品もありました。せっかくのテクニックを魅せるためのバランスまで考えられたら、もっと最高の作品にできると思います……って、説教くさいですね(笑)。でも、皆さんしっかり練習しているのが伝わってきて、僕ももっと頑張ろうって思えました。次は応募したいくらいです(笑)。

(御供信弘)

 最強プレイヤーズ・コンテスト2011にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました! 応募総数は283作品で、これまでで最多となりました。本当に力作揃いで、第1次審査から選考に苦しみましたが、ここでは基本となるリズムや演奏力を重視しました。そして第2次審査ではグルーヴや技術に加えて、アレンジ力や構成力が合否を分けたように思います。とりわけ聴き手を引きつける“説得力”を持った作品が最終選考に残っているので、彼らがライヴ会場でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです!

(本誌編集長:田坂圭)

第一次審査通過者

課題曲「K.S.C.」(18名)

●五十嵐武弘(33・北海道)●稲崎陽介(19・神奈川県)●乾伸次(39・兵庫県)●榎本亮二(38・兵庫県)●草信泰典(44・岡山県)●齋藤信太朗(25・東京都)●辻隆生(38・東京都)●永松裕也(29・東京都)●新里昭典(33・福岡県)●西澤伸之(41・神奈川県)●野田仁志(22・東京都)●畠山学(18・兵庫県)●藤本侑(20・神奈川県)●二神雅尉(11・東京都)●八神甲斐(21・岐阜県)●山口進也(33・千葉県)●横井司(28・東京都)●渡辺裕(年齢非公開・埼玉県)

課題曲「Soft Candy」(18名)

●大塚智之(32・岡山県)●小栢伸五(17・鳥取県)●久保博章(36・大阪府)●小安静夏(15・千葉県)●佐藤貴之(39・千葉県)●佐藤誠(23・東京都)●熊谷洋一(47・神奈川県)●瀬浦耕太(36・千葉県)●高端大希(23・兵庫県)●太中洋佑(23・大阪府)●高谷博基(19・東京都)●パピヨン誠(28・埼玉県)●平城大典(28・静岡県)●古田顕(30・東京都)●細谷貴洋(28・東京都)●堀井慶一(24・埼玉県)●森琢人(51・青森県)●山本連(20・神奈川県)
応募要項

応募要項

『ベース・マガジン 2011年8月号』の付録CDに収録されている課題曲「K.S.C.」「Soft Candy」のどちらか1曲を選び、応募用のカラオケ音源に合わせてベースを録音・演奏し、同号付録のエントリー・シートに必要事項をご記入のうえ応募券を添付して、編集部まで送ってください。年齢、国籍、プロ/アマは問いませんが、特定のレーベルや事務所に所属しているアーティストの方は参加をご遠慮いただきます。応募の締め切りは、2011年9月7日(当日消印有効)。皆様のご応募を、お待ちしています!

最終審査までの流れ

最終審査までの流れ

第1次審査
●審査員 ベース・マガジン編集部
●通過者発表 2011年10月3日に当ページにて発表
●審査対象 募集要項に沿って応募された音源
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第2次審査
●審査員 FIRE、『ベース・マガジン』で執筆するライター/ベーシスト数名で行う予定
●通過者発表 『ベース・マガジン』2011年11月号誌上および、
当ページにて発表
●審査対象 第1次審査を通過した応募音源

※最終審査通過者には10月上旬に編集部より個別連絡をさせて頂き、参加の意思を確認させて頂きます。 なお、最終審査会場への交通費および宿泊費などは自己負担となりますのでご了承ください。
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最終審査
●日時・場所 2011年11月5日(土)
『2011楽器フェア』[パシフィコ横浜]特設ステージにて
●審査員 プロ・ミュージシャン、大手レコード会社制作担当者、コンテスト参加各誌編集長など
●入賞者 応募曲別に、それぞれグランプリ1名、準グランプリ2名 
●審査対象 特設ステージでの応募用カラオケ音源に合わせたライブ演奏
メッセージ

課題曲制作ドラマー、菅沼孝三からのメッセージ

Profile画像 ◎Profile:ファイア
5月25日生まれ、大阪府出身。本名は松田卓己。LA留学時代の仲間と結成したSUPER TRAPPで97年にデビューし、活動休止後はthe MARCY BANDやザ・シンセサイザーズ、Dt.などでベースをプレイしてきた。指弾きを基調とした多彩なテクニックと野性味溢れるグルーヴ、エキゾチックな風貌から繰り出す激しいライヴ・パフォーマンスに定評があり、ジャンルを問わず活躍。現在は矢井田瞳や秦基博などのほか、多くのアーティストのライヴ/レコーディング・サポートを手がける。

課題曲音源の試聴はこちら!

※各サウンドは、試聴用に圧縮・エンコードされておりますので、実際の付録CD音源より音質が劣化しています。また、再生開始から45秒でフェイドアウトしています。

 ベースは普段、わりと“こう弾いてください”っていう型を求められる楽器ですけど、このコンテストはベースが主役なんで、とにかく目立っていいと思う。“こういう曲調ならこういうベース”っていう発想だとみんな同じ演奏になっちゃうし、あえて僕のプレイを聴かないで、まずは譜面とカラオケ音源だけをもとに挑んでみるのもおもしろいでしょうね。
 僕もセミナーをやると、よく“グルーヴのコツは?”って聞かれるんですけど、そんなときは“自己表現だ”って答えてるんです。人間性をさらけ出して“ウワ?ッ”って弾くからグルーヴするのであって、いかに本気になれるかが重要なんですよね。ない袖は振れないし、人間がカッコいい人は、やっぱりプレイもカッコいい。コンテストも、最終的には自分をどれだけ出せるかが勝負で、プレイヤーの内面がつまらないとおもしろみのない演奏になってしまう。だから変に固定観念にとらわれないで、ありのままをさらけ出せたらおもしろい作品ができると思います。自分の書いた曲のつもりで、課題曲を遠慮なくブッ壊してください!

ベース・マガジンの最新号はこちら

フォト・ギャラリー[各部門のコンテスト写真はコチラ!] ベース・マガジン最新号をCHECK! コンテスト賞品:最終審査に残った6名に贈与される賞品はこちら! 最強のゲスト・バンドが決定!