2024.01.19発売
渡辺貞夫、アート・ブレイキーなどの大物ジャズマンとの共演を経て、自身の音楽を追求し続けるジャズ・ベーシスト鈴木良雄の自伝が発売
本業は大学卒業間近のジャズ・ピアニスト(しかも本格的にピアノに取り組んで、まだ4年ほど)。遊び程度でしか触っていないベースをたまたま弾いてみたら、国内屈指の一流ミュージシャンから声がかかり、ベーシストとしてプロ・デビュー。海外有名ジャズ祭にも出演するなど4年ほど国内のトップ・グループで過ごしたのちに渡米。それから1年もたたないうちに米国の伝説的ジャズマンのレギュラー・ベーシストとして活躍......。そんな、マンガみたいな"チンさん"のキャリアが実現した秘訣とは何だろうと思っていました。もちろん、ご本人の"才能"はあるのでしょう。ただ、本書で語られるさまざまな転機では、出自にも由来するだろうそこはかとない上品さ、素直さ、そして前向きさが道を切り拓いていきます。読後には、"生涯現役"として喜寿を迎えた現在でも挑戦を続けるチンさんが、あなたの"これから"をそっと後押ししてくれるはずです。