DISC 1
5Wild Honey Pie
ワイルド・ハニー・パイ
1968年8月20日、アビイ・ロード第2スタジオで録音
パティ・ハリスンが気に入っていた実験的な作品
ポールが作ったインストゥルメンタルの断片。
ポール「〈ワイルド・ハニー・パイ〉はジョンの〈ヤー・ブルース〉を物置の中で録音したばかりで、まだ実験的な気分で作ったものだ。大がかりでなくホームメイド的な作品。ハーモニーを重ねて、ストリングスのビブラートを重ねて、狂ったような感じを引き出した。その前に書いていた〈ハニー・パイ〉に関連したちょっとした実験的な作品だった」と述懐している。行先は決まっていなかったのだが、パティ・ハリスンが気に入っていたのでアルバムに入れた。
ポールのワンマン・レコーディング。53秒という短い曲である。ボーカルとアコースティック・ギターを何回もオーバー・ダビングして、バス・ドラムをオーバー・ダビングした。
同時期にリシケシュで一緒だったビーチ・ボーイズのマイク・ラヴはブライアン・ウィルソンと「ワイルド・ハニー」という曲を作っている。
<使用楽器>
ジョン:不参加
ポール:マーティンD-28、ドラムス
ジョージ:不参加
リンゴ:不参加