サウンド＆レコーディング・マガジン 2003年04月号

■表紙／巻頭アーティスト
ザ・ローリング・ストーンズ
～結成40周年を飾るワールド・ツアー"リックス"のプロダクションを徹底分析

"世界最高のロックンロール・バンド"という肩書きを長い間守り続けてきたザ・ローリング・ストーンズ。そんな彼らの結成40周年を祝って企画さ れた"リックス 2002-2003 ワールド・ツアー"が現在日本全土を揺るがしているが、実はこのツアー、スタジアム（屋外大型会場）／アリーナ（屋内大型会場）／シアター（屋内小型会 場）の３タイプそれぞれの会場形態に合わせ、異なる内容が用意されているのだ。そこで本誌では、それぞれのタイプがどう違うのかを、音響システム、照明、 ビジュアル効果というコンサート・プロダクションを構築する三大要素を軸に徹底分析してみることにした。

■特集
こうすれば良かったんだ！
リバーブの上手な使い方

マルチエフェクターやDAWソフト、ハード・ディスク・レコーダーを購入して、まず試してみたいエフェクターといえば、リバーブ。オケとボーカル をなじませたり、ドラムにアンビエンスを加えたりと、ミックスにおけるさまざまなシーンで使われるが、イメージ通りのサウンドを作るのは意外と難しいも の。そこでプロのエンジニアさんに、さまざまな場面に応じた使い方を、パラメーター付きでばっちりと教えてもらうことにしました。

■特別企画
ポストNS-10Mを探せ！
スタジオ用パワード・モニター徹底チェック

スタジオ定番のニアフィールド・モニターとして長らく愛用されてきたYAMAHA NS-10Mが生産終了になり、現在その後継の座を目指すべく多くの製品が発売されている。中でもパワード・タイプと呼ばれるアンプ内蔵のものは、セッ ティングの再現性や可搬性に優れていることから人気が高い。そこで今回パワード・モニター13機種をスタジオに持ち込み、気鋭のエンジニア３氏に徹底的に チェックしていただくことにした。

■2大付録小冊子！

・Mac OS Xが広げる音楽制作の可能性
世界中の多くの音楽クリエイターに親しまれてきたAPPLE Macintosh。そのオペレーティング・システムがMac OS Xへと進化してしばらく経つが、音楽制作システムとしての実用性についての情報が少なかったのも事実。そこでこの小冊子では、Mac OS Xでの音楽制作環境を浅倉大介らプロのコメントを交えつつ徹底検証することにした。サード・パーティ製品の対応の早さを見れば、音楽制作はもはやMac OS Xが主流と分かるはず！

・『ROLAND Fantom-S Music Production Guidebook』
ワークステーション・シンセにパッドを実装するという斬新なスタイルで華々しいデビューを飾ったROLAND Fantom-S。末尾の"S"は"サンプリングのS"であると同時に、"スタジオのS"でもあるという。単体機に匹敵するサンプラー、シンセ、シーケン サー、エフェクターが完全に一体となったこのマシンを、日本のヒップホップ界を代表するシャカゾンビのトラック・メイカー、TSUTCHIEに使ってもら うことにした。

■インタビュー
スケッチショウ
ファンタスティック・プラスチック・マシーン
寺岡呼人
GREAT3
Chara
ボニー・ピンク
オウテカ
アルファ
モロコ
LAKESIDE++
Oscillator
カルチベーター
大友良英
O.N.O

■レポート
ライブ・スペース訪問：赤坂GRAFFITI

■新製品レビュー
YAMAHA DM1000
ROLAND VS-2400CD
MACKIE. D8B
TC・HELICON VoiceWorks
TL AUDIO 5051
PRESONUS Tube Pre
GRACE DESIGN Lunatec V3
SHURE SM86
ALLEN&HEATH XOne:V6
MARK OF THE UNICORN 24 I/O & 2408 MK3
METRIC HALO Mobile I/O 288+DSP
プラグイン・レビューSoft Machine
SONY Oxford Dynamics
SONY Oxford Inflator
WAVES Renaissance Channel
BIAS Sound Soap
SONIC SOLUTIONS NoNoise

■連載セミナー／コラム
トミーのLet's パソコン・レコーディング　横川理彦
CM音楽の作り方　瀬川英史
HOW TO BUILD YOUR STUDIO　赤川新一
テクノロジカル・サウンドスケープ　佐々木敦
魁Reaktor道場　NUMB
祐天寺浩美のお部屋一刀両断