MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2008年10月号

定価1,153円 (本体1,048円+税10%)
発売日2008.09.13
品種雑誌
仕様A4変形判 / 296ページ / CD付き

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

オアシス――王座奪還のロックンロールな7th、リアムとプロデューサーが制作方法を明かす

■表紙
オアシス
「コンピューターで演奏をいじるなんて変だろ何百万回でも歌い直せば済むことだぜ」……リアム・ギャラガー
英国ロック復権の真打ち、オアシスの3年ぶりの新作が完成。一発録りを基本に仕上げたロック・アルバムであり、世界で主流となっている端正な音作りはどこ吹く風、ラウドで音の粗さをあえて残し、唯我独尊の道をひた走っている。ボーカリストのリアム・ギャラガーが本誌初登場、破天荒な口調で現代のレコーディング・プロセスにもの申す! さらにプロデューサーのデイヴ・サーディのインタビューも通じて、本誌的な切り口から新作を分析したい。

■CD連動特集
アシッド・フォークからアングラ・ヒップホップまで必見!
禁断のサイケデリック・サウンド入門
1960年代から連綿と受け継がれるサイケデリック・ミュージック。その形態はロック、フォーク、実験音楽、ダンス・ミュージックなど多岐にわたり、古くはビートルズから最近ではBECKの新作まで、メジャー・フィールドでもサイケデリック・サウンドの断片を自然と耳にしていることだろう。しかも注目すべきは、キャリアを積んだアーティストが、さらなる高みとしてサイケへ傾倒しがちだという点。まさに“通好み”と言えるサイケ風な音楽を作るための手法を多角的に研究する。

◎サイケデリック・ミュージック概論
◎サイケ風サウンドを作る! by 中村宗一郎&六畳人間
◎サイケなアーティストを直撃~スピリチュアライズド/ゆらゆら帝国/アニマル・コレクティヴ/ROVO

■CD連動特別企画
EQがうまくなる=ミックスがうまくなる
EQ(Equalizer=イコライザー)は、数あるエフェクターの中でも音作りの基本と言える存在です。しかも、その機能は“ある周波数帯域の音量を上下する”という非常にシンプルなもの。しかし、シンプルであるがゆえ奥が深く、適切な処理が施さないと低域がボワボワになったり、耳に痛い音が残ってしまったりと、せっかくの良いメロディや演奏を台無しにしてしまう危険性さえあります。そこで本企画では実際のミックス過程におけるEQ処理をクローズアップし、付録CDに収録したEQ前後のサウンドとともに、“なぜEQをするのか”“その周波数にはどんな意味があるのか?”といったことを詳細に解説していきます。講師はスガ シカオの作品などで知られるエンジニア、中村文俊氏。ぜひ、プロのテクニックを耳で聴き、目で読み取って、皆さんの作品制作に生かしてください!

■Cross Talk Vol.09
ROCK-Tee×山中剛~USBパッドで鳴らす生身のビート
ヒップホップ・トラック制作において、長らくその中心とされてきたパッド付きサンプラーAKAI PROFESSIONAL MPCシリーズ。この16個のパッドを指でたたいて生み出されたビートが数々の名作へと昇華し、今も根強い人気を誇る。しかし、現在ではDAWソフトでトラック制作を完結させるトラック・メイカーが増えているのも事実。そんな現状を見極め、USBでコンピューターと直結可能なパッド・ コントローラーが各社から発売されている。これらのUSBパッドは、従来のMPCと同等、あるいはそれに勝る制作環境をもたらしてくれるのか? DJ/トラック・メイカーのROCK-Teeとプログラマーの山中剛氏が、その真価を見定める!

≪Gears of This Month≫
◎AKAI PROFESSIONAL MPD32
◎KORG PadKontrol
◎M-AUDIO Trigger Finger

■SPECIAL INTERVIEW
矢野顕子『JAPANESE GIRL』弾き語りを吉野金次氏がミックス!
さまざまな編成で、またあらゆる規模の会場でライブを続けている矢野顕子だが、3月21日に行ったピアノ弾き語りでのコンサートは、彼女自身にとって新たな一歩となる公演であった。すみだトリフォニーホールで行われたこの公演で、矢野は1976年にリリースしたデビュー・アルバム『JAPANESE GIRL』の全曲弾き語りに挑戦したのだ。そしてこの公演の模様は、一昨年病に倒れたエンジニアの吉野金次氏の復帰第一作として、氏のミックスのもと iTunes Storeから配信されることになった。本稿では吉野氏の言葉を軸に、この公演が行われた経緯からライブ作品として完成するまでを明らかにしていく。

■Classic Tracks
ポール・サイモン「コール・ミー・アル」
小学校時代からの親友、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルが1964年に結成したサイモン&ガーファンクルは「サウンド・オブ・サイレンス」「明日に架ける橋」など、現在も愛され続けている名曲を数多く生み出した、ポップス界を代表するフォーク・デュオ。1970年リリースのアルバム『明日に架ける橋』を最後に彼らは解散するが、各自ソロ活動を開始、その中でもサイモンは最初のソロ作『ポール・サイモン』がビルボード・チャートの4位を獲得する人気を博すとともに、レゲエを取り入れるなど新たな音楽性も披露した。そんなサイモンの作品でエンジニアリング/共同プロデュースを担当していたのが、エンジニア/プロデューサーのロイ・ハリーだ。サイモン&ガーファンクルのセカンド・アルバムから2人のソロ・アルバムまで、彼らの作品に深く関与してきた彼に、今回はサイモンのヒット作「コール・ミー・アル」の制作過程ついて話を聞く。

■コンサート見聞録
横浜レゲエ祭
3万人動員の横浜スタジアムでジャパニーズ・レゲエの祭典が開催!
ダンスホール・レゲエの雄、MIGHTY CROWNを中心に豪華アーティストが集結した。回を重ねるごとに会場の規模も大きくなり、2006年からはプロ野球横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムで開 催。昨年の動員は約3万人を記録したという。音楽フェスティバルはさまざまあれど、1つのジャンルに絞ったイベントでここまでの観客を動員するのは、異例とも言えるだろう。“日本一の盛り上がり”と言われ、ジャパニーズ・レゲエ・シーンを象徴するような本イベントだけにサウンド・システムも非常に気になるところ。PAシステムを設計した“フェス職人”、西村正衛氏、メインエンジニアを務めた角田匡氏から話を伺いながら、“NEXT LEVEL”と題された横浜レゲエ祭のサウンドをチェックしていこう。

■US Beat Makers Lab.
トニー・タッチ

■ミックス解剖学
フロー・ライダー「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」 byフェビ
アン・マラシウロ

■Mr. Bonzai's Talking
パトリンク・モナハン

■people
◎ステレオラブ
◎レイラ
◎quasimode
◎スガ シカオ
◎中塚武
◎ダイアン・ウォーレン

■report
◎ライブ・スペース訪問:吉祥寺 ROCK JOINT GB

■new products
◎DIGIDESIGN Transfuser
◎YAMAHA IM8-24
◎MARK OF THE UNICORN 896MK3
◎M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
◎EDIROL UA-25EX
◎YAMAHA Audiogram 6
◎PRESONUS Monitor Station
◎M-AUDIO BX5A Deluxe
◎NEUMANN TLM103D
◎AUDIX M1255
◎SPL Phonitor
◎CHAMELEON LABS 7602

■LIBRARY
◎SAMPLE MODELING The Trumpet
◎SAMPLE MAGIC SM08 NU RAVE

■PLUG-IN EFFECTS
◎MU-TECHNOLOGIES Mu VoiceABBEY ROAD PLUG-INS RS127 Box
◎ABBEY ROAD PLUG-INS RS127 Rack

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 4
◎ABLETON Live 7
◎DIGIDESIGN Pro Tools|HD7
◎CAKEWALK Sonar 7
◎MARK OF THE UNICORN Digital Performer 5

■beginner
◎DAWなら誰でも作曲できちゃいます。/横川理彦
◎リズプロ/Watusi
◎Q&A

■seminars
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO 赤川新一
◎スターリング流マスタリングの神髄~レオン・ゼルヴォス
◎素晴らしき電源の世界/三好敏彦
◎CM音楽の作り方/瀬川英史

■column
◎Good Job! /今津甲
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎Vintage Gear Gallery:SSL SL4000E

■standards
◎Information

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎IMPORTED DISC
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
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◎CONCERT SCHEDULE

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