キーボード・マガジン 2009年10月号 AUTUMN

■アーティスト特集
電気グルーヴ
今年結成20周年を迎えた電気グルーヴ。今やJ-POPシーンでは当たり前のように聴かれているテクノやクラブ・ミュージックに日本語を乗せたサウンド。作品ごとに打ち出す奇抜なイメージやユニークな言動に注目が集まりがちな電気グルーヴだが、そういった音楽手法をメイン・ストリームへ紹介するという大きな功績を彼らは残してきた。この機会に特集では、グループの変遷やそれを取り巻くシーン、そしてそのサウンドに必要不可欠な機材にまつわるさまざまなエピソードを紐解いていく。

■機材特集1【CD連動】
Lock on to ACCESS Virus
全方位で迫る進化型シンセの実力
OSが頻繁にアップデートされたり、トータル・インテグレーションというシステムでDAWとの完全統合を実現するなど、常に進化し続けることでも唯一無二の存在となっているVirus。高級機種であること、またアクセス社がドイツのメーカーであることから、謎に包まれている部分も少なくない。そこで本特集では、4つの角度からシリーズ最新モデルVirus TI2 Polarに照準を当て、Virusシンセサイザーを検証していく。さらにVirusの歴史も同時に紐解くことで、進化型シンセの真の実力に迫る。

■機材特集2【CD連動】
すぐ分かる！ステージ・キーボード・活用術
昨今、ライブに特化したキーボード、“ステージ・キーボード”が注目を集めている。そこで本特集では、“ステージ・キーボード”の活用術のすべてを。まず Part1では、機能面から自分にぴったりの1台の見つけ方を教える。そしてPart2は、ライブ時のサウンド・エディットのテクニックを、音色別に付録 CD連動でお届けする。Part3では実際のライブで気を付けておきたい点、トラブル・シューティングを、さらにPart4では、注目のステージ・キーボード5機種を5人のミュージシャンが試奏、デモ・トラックを付録CDに収録した。まだステージ・キーボードを手に入れてない人から、人より1歩踏み込んだステージングを目指す人まで、本特集を読めばその活用術がすぐ分かるはずだ。

■奏法特集
いつものプレイをリニューアル！
マンネリ演奏を克服するためのQ＆A
最近プレイがマンネリ化してしまっている……。これは、キーボーディストなら誰もが陥る悩みだろう。それを克服することで人は成長していくのだが、1人で考え込んでいても始まらない！　ということで、本企画ではそんなマンネリ・プレイに悩むキーボーディストに向けて、Q＆A方式でアドバイスをする。リズム、コード、アンサンブル、フレーズという4項目にある譜例とアドバイスを読み進めるうちに、まるで悩めるバンド仲間と話しているかのような気分になり、ホッとする克服の瞬間が来る！

■特別企画
最強プレイヤーズ・コンテスト2009一次審査発表

■Vintage Sound Gallary【CD連動】
HOHNER Pianet/Clavinet Duo

■アーティスト列伝
ザ・ビートルズ

■アーティスト・コラム
kiyo（Janne Da Arc）
渡和久（風味堂）

■ライブ・レポート
access
FUJI ROCK FESTIVAL'09
SUMMER SONIC 2009

■ライブ・キーボード・セッティング
井上鑑（福山雅治）
小林武史＆武部聡志（一青窈）

■インタビュー
横山剣＆高橋利光（クレイジーケンバンド）
堀江博久×伊澤一葉（the HIATUS）
上原ひろみ
丈青（SOIL＆ "PIMP" SESSIONS）
ハヤシ＆カヨ（POLYSICS）
ニール・エヴァンス（ソウライヴ）
Yo-Yo（SOFFet）
コトリンゴ【CD連動】
畠山拓也（ROCK'A' TRENCH）
AIBA（Hi-Fi CAMP）
SALT＆SUGAR
エディ・ジョブソン

■匠の履歴書
斎藤有太

■セミナー
【CD連動】キーボーディストならオルガンを弾け！　ワンランク上のシンセ奏法術／高橋利光
コード着せ替え自由自在　理論も身に付くリハーモナイズ道場／坪口昌恭
浅倉大介のSynthesizer Wonderland　デジタル配信と音楽の未来

■スコア
ザ・ビートルズ「ゲット・バック」（ピアノ譜）
上原ひろみ「Place To Be」

■機材レビュー
RHODES Mark 7
YAMAHAS70 XS
WALDORF Blofeld Keyboard
WALDORF Largo
etc