ベース・マガジン 2010年7月号

■THE BASS INSTRUMENTS
生誕50周年特集
Inside of FENDER JAZZ BASS
フェンダー・ジャズ・ベース大研究
エレクトリック・ベース史に燦然と輝く至高の名器、フェンダー・ジャズ・ベース。数え切れないほどのベーシストたちに愛され、それを使いこなす数多の名手をも生んだこのモデルが生誕50周年を迎えた。しかも、半世紀にわたって最前線で活用されてきたにもかかわらず、基本設計やコンセプトは発表当時からほとんど変わっていないというのだから、その完成度の高さには目を見張るものがある。これを機に本誌は、貴重な1962年製ヴィンテージを完全分解、圧巻のグラフィティで仕組み／構造を丸裸にするとともに、音色、使用法、名盤ガイドなど、あらゆる角度からジャズ・ベースの魅力を再検証する。定番であり、王道、そしてエレキ・ベースの雛形とも言える“ジャズベ”は、やはり凄かった！

≪CONTENTS≫
◎至高のヴィンテージ・モデルを徹底解剖
◎ジャズ・ベースを巡る名手たち～必聴名盤ガイド
◎特別対談～根岸孝旨×坂本竜太
◎現行ラインナップ・ガイド

■FEATURED BASSISTS 1
KenKen（RIZE）
KenKenを擁するRIZEが、トリオ編成となって初のアルバム『EXPERIENCE』を完成させた。その内容は……まさにRIZE史上の最高傑作である！　そして、唯一無二のスケール感を持つ“世界水準のサウンド”をさらなる次元へ押し上げるという大役を担っているのが、間違いなくKenKenのベースなのである。跳ね、うねり、疾走する変幻自在のグルーヴ、センス抜群のフィル、怒濤のように炸裂するスラップなど、これまで以上に奔放なプレイは、全ベーシストの指針ともなるはずだ。暴れまくる派手さと、通をも唸らせる味も兼ね備えた最新型のKenKen流を徹底分析する！

■FEATURED BASSISTS 2
日向秀和（Nothing's Carved In Stone）
数々のバンドを渡り歩いてきた“さすらいの歪み系”日向秀和。彼はついに、すべてをさらけ出せる拠点＝ホームを見つけたようだ。Nothing's Carved InStoneの2nd『Sands of Time』には、これまで磨き上げてきたリフも旋律もグルーヴも音色も、全部を飲み込んで弾きまくる“完全に自由な日向”が刻まれている。自信と確信に満ちたそのプレイは半端なく強い。そう、ホームのひなっちは負けなし、敵なし、妥協なし！……というわけで、彼を育んだホーム＝東京・町田を舞台に、充実しまくっている今の心境を語ってもらうとともに、同作の熱いプレイをじっくり研究する。

■奏法特集
指弾き完全マニュアル
1フィンガーから特殊奏法までを網羅！
ベーシストの必須課題とも言える奏法＝指弾き。この“指弾き”という言葉を聞いて、あなたはどんなスタイルを思い浮かべるでしょうか？　おそらく、真っ先に2フィンガーを想像すると思うのですが……実はそれ以外にもさまざまな指弾きがあり、その世界はとってもディープなのです。この特集では、 2フィンガーを筆頭に、1フィンガー、3～4フィンガー、親指弾き、そろばん弾きという5つの指弾きを詳し～く紹介していきます。それぞれのメリットとコツをモノにして使い分ければ、あなたのベース・プレイの幅は何倍にも広がります！

■MI Japanスペシャル・セミナー～第11回

■MOOG TAURUS 3 BASS PEDALS

■セッション・ベーシストになる！

■Interview
山田貴洋（アジアン・カンフー・ジェネレーション）
アッコ（GO!GO!7188）
MASAKI（地獄カルテット）
マーカス・ミラー
アンソニー・ジャクソン
恩田快人（ZAMZA）
上田剛士（AA=）

■ビギナーのための連載企画
脱・初心者プロジェクト
◎今月の低音マエストロ
◎BM式☆最速ベース上達術
◎絶対弾けるテクニカル・フレーズ
◎愛のベース・メンテ入門
◎低音レコーディング・マニュアル
◎フメンの達人

■BM SELECTED SCORES
「ME」RIZE（b：KenKen）
「パワー」マーカス・ミラー（b：マーカス・ミラー）

■BASSMAN'S LIBRARY
CD／DVD／ビデオ・レビュー、etc.

■HOT NEWS

■四谷低音倶楽部
ナガイケジョー／かわいしのぶ／NoGoD／YUKKE／高水健司／今沢カゲロウ／日々是低音、 etc.

■NEW PRODUCTS
ベース関連の新製品紹介

■MY DEAR BASS
裕地（kannivalism）

■THE AXES
亀田誠治（東京事変）

■BBC……ベーシスト必見のインフォメーション・コーナー