MAGAZINES
内容
表紙:ブライアン・ブレイド[Corea/McBride/Blade Trio、BLACK DUB、etc.]
■アーティスト特集
芸術的ドラミングの極み!
ブライアン・ブレイド[Corea/McBride/Blade Trio、BLACK DUB、etc.]
天才的なドラマーにして類い希なる音楽家、ブライアン・ブレイドが2010年の12月にチック・コリア(p)、クリスチャン・マクブライド(b)と共に来日。このトリオから生み出される濃密な音空間が、観るものを圧倒した。今回、そのブライアンにインタビューを敢行。その芸術の極みとも言えるドラミングについて詳しく話を聞いた。もちろん、来日公演で使用した彼の愛用シンバル+カノウプス・キットも詳しく紹介。さらにダニエル・ラノワ率いるブラック・ダブのアルバム全曲プレイ分析や、芳垣安洋と沼澤尚に彼の魅力を語ってもらうなど、“天才、ブライアン・ブレイドの今”を徹底的に検証する。
■特集
“ドラムは叩けるけど、ジャズは……”解決します!
ジャズ・ドラミング最強入門
ドラムはある程度叩けるけど、ジャズ・ドラムは叩いたことがない、叩いてみたいけど、“レガート“、“フェザリング”といったジャズ独特の奏法やスタイルに困惑し、“ドラムは叩けるけど、ジャズは……”と、どこかで1歩引いてしまっている人も多いのではないか。今回の特集では、そんなジャズに対する苦手意識を克服できる“ジャズ・ドラミング最強入門”をお届け! 紹介するのは、“ジャズのリズム”の作り方や、ブラシの徹底入門講座、4小節ソロの4バース・チェンジ・フレーズ集、恥ずかしくて聞けない疑問を解決するQ&A、名盤と共にジャズ・ドラミングの歴史が見えてくるディスク・ガイドという5つのコンテンツ。ぜひこれを読んで、ドラマーにとって美味しいノウハウに溢れている“ジャズの世界”に入門してみよう。
■close up!
今年注目の新製品をドド~ンと紹介!
the NAMM Show 2011
世界中の楽器メーカーが一堂に集い、バイヤーやプレスなどの関係者、さらにミュージシャン達で賑わう、世界最大の楽器の祭典、ウィンターNAMM Showが、今年も米カリフォルニア州はアナハイムにあるコンベンション・センターにて行われた。今回のclose up!では、終わったばかりのNAMM Showの速報レポートをお届け! ドラム&パーカッション・メーカーが発表した、2011年の新製品をドド~ンと大紹介。
■Interview
◎神保彰
昨年、ドラマー生活30周年を迎え、その記念とも言えるソロ作『ジンボガンボ』を発表した神保彰が、早くも新作『JIMBO JAMBOREE』を発表。昨年と同じエイブ・ラボリエル(b)、オトマロ・ルイーズ(key)、アレン・ハインズ(g)という鉄壁の布陣で録音された本作でも、神保はその心地良く、濃厚なドラミングを展開している。今回、そんな彼にインタビューを行い、本作をディープに掘り下げることで、留まることを知らない創作意欲を持つ彼が、今何を思い、どこに向かっているのかを探ってみた。アルバム全曲の譜面分析ももちろん掲載。また、昨年完成したという神保のホーム・スタジオの様子も併せて紹介する。
◎大槻“KALTA”英宣[トライソニーク]
自身のリーダーが務めるVertical Engineをはじめ、バンドやユニット、そしてさまざまな編成で行われる夜毎のセッションで、引っぱりダコな、大槻“KALTA”英宣。そんな KALTAが自らチャンスを掴みにいったというピアノ・トリオ、“トライソニーク”は、映像を喚起するような美しくも強いメロディの奥に、従来の“枠”を超えようという3人のサウンドとグルーヴが通貫している。『トライソニーク』発表の機会に、KALTAの現在を紐解く。
◎ケンドリック・スコット[ザヴィア・デイヴィス・トリオ、山中千尋]
ジャズ・ドラミングの伝統を受け継ぎ、さらに現代的なアプローチを加味した新感覚のスタイルで山中千尋ら同世代のアーティストはもちろん、ハービー・ハンコック、テレンス・ブンランチャードら重鎮達からも絶大な信頼を集めるヒューストン出身の新鋭ドラマー、ケンドリック・スコット。今、ニューヨークのジャズ・シーンで最も注目を集める彼が、ピアニスト、ザヴィア・デイヴィスのトリオで来日。この好機に本誌発となるインタビューが実現した!
◎ZAX[Pay money To my Pain]
◎ケンスケアオキ[SISTER JET]
■Vintage Drum ReView
ヴィンテージ・ドラム・リ・ヴュー
SLINGERLAND 1960's Drum Kit
■DM Skill up Scores
ドラムがメキメキ上達する今月の課題曲
アイアン・メイデン「エル・ドラド」
■無人島スネア
【第20回】屋敷豪太
■楽しく演奏するための本格教則講座
どらまがセミナーず
◎悩める入門ドラマーのためのドラム・ビギナーズ通信
◎ひたすらつづける!スティック・コントロール
◎“菅沼”孝三&道昭が伝授!変態ハイテク・ドラム講座
◎Koseking に学ぶ楽器の深?いところ ちょー楽器王
■三浦晃嗣が教える楽曲コピー体験記
今月の1曲、勉強になりました!
「Cold Sweat」ジェイムス・ブラウン
ドラム:クライド・スタブルフィールド
■Musicians Institute Japan
“OPEN HOUSE”でドラムを学ぶ
■“ドラムな生活”に使える小型レコーダー
TASCAM LR-10 feat. 長谷川浩二[Battle Cry、STEEL ANGEL、ExhiVision、etc.]
■ドラムが叩ける!お宅訪問
アコースティックエンジニアリングが手がけた防音ルームを拝見!
■“ドラムな”最新情報を発信するBeat Square
古澤良治郎/ピート・エスコヴェード&シーラ・ E.&ホアン・エスコヴェード、他
■NEW PRODUCTS
[BOSPHORUS]Oracle Series Ride、Crash、Hi-Hats Cymbals
[SONOR]IKEBE 35th Anniversary“Bell Bronze”Snare Drum
[Roland]TD-9KX2-S Electronic Drum Set
■アーティスト・コラム
沼澤 尚『NOW and THEN』
ピエール中野『ドラマーはどこまでわかっていないのか?』
芳垣安洋『ドラム・ノーベル賞!』
岡部洋一『めしのたいこすき、すごいたのしめ』
ビリー・マーチン『ルーツ探求』
■情報ページ
Drummer's Disc Guide
Drummer's Paddle