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内容
ブンブンサテライツ 最高傑作『TO THE LOVELESS』完成!
■巻頭特集
ブンブンサテライツ
最高傑作『TO THE LOVELESS』完成への道のりをメンバーの自宅スタジオで聞く!
ブンブンサテライツが前作『EXPOSED』から約2年半ぶりに、新作『TO THE LOVELESS』を5月26日にリリースする。この間、精力的にライブ・ツアーを行い、主要な音楽フェスティバルへ出演を果たす一方、昨年シングル『BACK ON MY FEET』、そして今年初めにベスト・アルバム『19972007』をリリースするなど、さらなる高みへ向かって走り続けてきた彼ら。新作でそのサウンドはより鋭利に、より繊細に、しかもより多くのリスナーを引き込む普遍的に上質な音楽として実を結んだ。全13曲にわたって壮大なストーリーが展開される、彼らの最高傑作と言っても過言ではない本作。トラック作りからエンジニアリングまでプロダクションの鍵を握る中野へのロング・インタビューとともに、初公開となる自宅スタジオでのショットもお楽しみいただきたい。
◎全13ページの大容量インタビュー
◎初公開! 中野雅之の自宅スタジオ
◎「STAY」ストリングス・セッション・レポート
◎プロダクションの中心=nice studioの最新ショット
■特集
ミュージシャンとして生き延びていくための
2010年型ライブのやり方・稼ぎ方
CDの販売が落ち込み、ダウンロードでの音楽配信も伸び止まる中でも、ライブには人が集まると言われている。マドンナやローリング・ストーンズ、U2など世界のトップ・アーティストは大規模なワールド・ツアーを組み、毎回大きな話題を呼んでいるし、日本やイギリスでは大規模ロック・フェスティバルが人気だ。他方で、ライブがビジネスとなりうるのはこうした大規模のものだけだという声もある。しかし、CDやダウンロードが伸び悩むという現状は、メジャーであろうとインディーズであろうと変わりはない。そんな中、ミュージシャンが音楽で対価を得ていくために、制作と両立しうるもう一つの柱としてライブ活動ができないだろうか? そうした目的でのライブのやり方を模索するのが本特集の狙いである。“人前で演奏することでお金を稼ぐ”という、ある意味では当たり前の行為を、自分なりにどう再定義できるか、一緒に考えてもらいたい。
◎Introduction~本当にライブで“稼げる”のか?
◎Part1 アーティストが当事者意識を持て!
・CASE1 曽我部恵一~年間100本をこなす“ライブの達人”に学ぶ
・CASE2 山田稔明(GOMES THE HITMAN)~生粋のソングライターが全国のカフェを巡り始めた理由
・CASE3 クラムボン~自前でPAシステムを用意しどこでもライブが可能に
・CASE4 世界の終わり~バンドを始めるためにライブ・ハウスをDIYで造る
◎Part2 ライブ会場を味方につけろ!
・PAエンジニアが見たライブ・スペースの現状~玖島博喜氏(Team URI-Bo)に聞く
・CASE1 下北沢CLUB Que~バンドの登竜門が見てきた“ライブで成長する”ということ
・CASE2 六本木SuperDeluxe~特別なライブを実現するためにレイアウトを固定しないスペースに
・CASE3 渋谷UPLINK FACTORY~映画界で異彩を放つ配給会社がチャージ・バック率75%を提案
◎Part3 ライブを“その場限り”で終わらせるな!
・CASE1 カーネーション~アーティスト自身がライブ配信サイトを構える
・CASE2 特別講義:Ustream中継をいい音で聴かせる方法 講師:柏原譲(OTOUTA)+葛西敏彦
◎SPECIAL INTERVIEW ZAK~ライブとレコーディングの間に横たわるもの
■Cross Talk 石野卓球×渡部高士
TR-808系アナログ・リズム・マシンの波、再び。
音楽ソフトのテクノロジーが発達し、どんな楽器音も高品位なサンプル素材やモデリングによるシミュレートで手軽に手に入れられる現在。特にアナログ・リズム・マシンの代表格であるTR-808も、早くからパソコン上での再現が進められ、サンプル/モデリング問わず“808サウンド”は我々に非常に身近な存在となっている。しかし、そんな流れもどこ吹く風、ドイツのガレージ・メーカーを中心に、TR-808のクローンとも言うべきアナログ・リズム・マシンが再び次々とリリースされている。パソコン上の808サンプルと、これら新生アナログ・リズム・マシンが生成する音に一体どんな差があるのだろうか? 本テーマに最もふさわしいテクノ・マエストロ=石野卓球とエンジニアの渡部高士が語り尽くす。
≪登場製品≫
◎ACIDLAB Miami
◎MFB Schlagzwerg
◎ROLAND TR-808(参考出品)
■CLASSIC TRACKS
マイルス・デイヴィス
「ラウンド・ミッドナイト」
抑制されたテンポと複雑なアレンジを特徴とするクール・ジャズから実験的でアバンギャルドなフリー・ジャズまで、あるいは高度な楽器演奏技術を重視するアップ・テンポなビバップからブルース色の濃いスローなテンポと粗削りなビートを土台にしたハード・バップまで、はたまたコード進行を回避したモーダル・ジャズからエレクトリック・ロックの様式、R&Bのリズム、ファンクのグルーブなどといったさまざまな音楽スタイルの要素をジャズと融合させたジャズ・フュージョンまで、マイルス・デイヴィスは1940年代半ばから1990年代初頭まで続いたその栄光のキャリアの中で、自身の音楽スタイルを劇的に変化させ続けながら音楽シーンをリードし続けた天才トランペッターである。デイヴィスの周りにはそのセンスや才能をときに補い、ときに挑発した天才ミュージシャンたちが常に存在し、彼らとのコラボレーションを通して誕生したデイヴィスの歴史的レコーディングや伝説のライブ・パフォーマンスの数々は、ジャズを未知の領域へと導き、その可能性を大きく押し広げることに貢献した。「ラウンド・ミッドナイト」はそんなデイヴィスの新たなる一面をかいま見ることができる傑作であり、メジャーからリリースされた記念碑的作品でもある。今回はそんな名作の裏話をお届けしよう。
■ヴァンパイア・ウィークエンド
「カズンズ」by ジャスティン・ゲリッシュ
■US Beat Makers Lab.
ボム・スクワッド
■people
◎ジョー・ヘンリー
◎クラムボン
◎grooveman Spot
◎フライング・ロータス
◎いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ
◎9mm Parabellum Bullet
■report
◎メトロポリス・マスタリング“Battle of the Engineers”キャンペーン実施
◎アコースティックエンジニアリングが提案するコンパクト・スタジオの姿
◎ライブ・スペース訪問:SPACE SHOWER TV THE DINER
■new products
◎CAKEWALK V-Studio 20
◎IMAGE-LINE FL Studio 9
◎KORG MR-2
◎LEXICON PRO PCM Native Reverb Bundle
◎ROLAND Gaia SH-01
◎ICON I-Key/I-Pad/I-Controls
◎NOVATION LaunchPad
◎ROLAND R-05
◎NATIVE INSTRUMENTS Alicia's Keys
◎MXL MXL-Gold35
◎SE ELECTRONICS X1 Home Studio Bundle
◎SONY DWM-01/DWR-R01D
■LIBRARY
◎ZERO-G DISCO GOLD
◎SAMPLE MAGIC SM15 Dubstep and Grime
■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 5
◎ABLETON Live 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools 8
◎CAKEWALK Sonar 8.5
◎SONY Sound Forge Pro 10
■seminars
◎作曲に悩む人のためのプログラミング講座~ハウス編/Watusi
◎波形編集でトラックを作ろう/飛澤正人
◎ミックス・ダウン研究所/山内“Dr.”隆義
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎現代のPAシステム/志村明
◎Q&A
■column
◎Independent Cities
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO/赤川新一
◎素晴らしきエンジニア・オーディオの世界/三好敏彦
◎no Pain, no Gain/瀬川英史
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~甲斐俊郎のFEDERAL TELEVISION CORPORATION AM-864/U
■standards
◎Information
■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS'RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS