MAGAZINES
内容
表紙 横山健
■Featured Guitarists
横山健
世界で最も美しいギターと
パンクギター・ヒーローの邂逅
日本が誇るパンクロック・ギター・ヒーロー、横山健。彼が“世界で最も美しいギター”とも称されるグレッチと出会い、その衝動に突き動かされるように完成させたのが新作『Sentimental Trash』だ。近作は“怒り”(『Four』/2010年)や“震災後の心象風景”(『Best Wishes』/2012年)といった要因が作品制作に強い影響を与えていたが、本作では“ギターを鳴らす喜び”というピュアな想いに溢れており、その瑞々しいエモーションは作品の中で鳴り響く“ロックンロール”な楽曲からも強く感じることができる。さらにグレッチの132年に及ぶ歴史の中で日本人として初となるシグネチャー・モデル“Kenny Falcon”が開発されるなど、新たなギターがアルバム制作に与えた影響は計り知れない。今回、最新インタビュー、箱モノ・ギター・コレクション、グレッチ・ファクトリー・ツアー、奏法分析などをとおして、まばゆい輝きを放つ横山健の魅力に迫る。
■Featured Guitarists
デヴィッド・ギルモア
新作『飛翔』と静かなる狂気 CD連動
9年ぶりとなるデヴィッド・ギルモアのソロ・アルバム『飛翔』が期待を大きく上回る内容だ。インストと歌ものをうまく混ぜつつ、ジャズ、トラッド、ファンク、音響系といった種々の音楽性が揺るぎないギルモア節で展開。惜しげも無く鳴り響くギター・プレイには、静けさと同時になにやら狂気めいたものを感じさせる。今年世に出た作品の中でも指折りのギター・アルバムと言えるだろう。そんな『飛翔』の魅力を徹底検証する。
■The Instruments
衝撃の重低音!
PABLOが弾く魅惑のEXロング・スケール CD連動
一般的にフェンダー・ストラトキャスターに代表される648ミリ(25.5インチ)のネックをロング・スケールと呼んでいるが、近年はさらに長く設計されたエクストラ・ロング・スケール仕様のギターが人気を集めている。以前からバリトン・ギターやフェンダー・ベースVIのような超ロング・スケールの6弦は存在していたが、ダウン・チューニングを好むヘヴィ・ミュージック界隈のギタリストが注目したことで、新たなスタンダードとして定着しつつあるのだ。弦長を伸ばすことでピッチが安定し、チューニングを落としても音像が滲むことなくクリアなフレーズを奏でられるという。今回は、普段からエクストラ・ロング・スケールのギターを操るPABLOに、その衝撃の重低音を付録CDに吹き込んでもらった。なお、参考音源として、バリトン・ギター、7弦ギター、8弦ギター、ベースVIの音色も収録したので、ぜひ各楽器の違いを堪能してもらいたい。
■名手直伝!誌上スペシャル・セミナー
NAOKI(SA)の
イメージで弾くパンクギター・ソロの真髄 CD連動
ギタリストの見せ場といえば、ギター・ソロ! この非常に大切なセクションを、なんとなく手クセで弾き切ってはいないだろうか? ギター・ソロはギタリストの主張が詰まった場面であるのはもちろんだが、その楽曲のメッセージを伝えるためにも重要なものなので、楽曲の“イメージ”にしっかりとマッチしたものである必要がある。そのイメージの具現化の方法論を、パンク界きっての饒舌家、SAのNAOKIに指南してもらおう!
■Special Session
竹安堅一×曽根巧
共鳴するロックンロール魂 CD連動
ギター・マガジンがプロデュースするセッション企画がまたも実現した。協力してくれたのは、不撓不屈の精神でロックンロール・ギターを鳴らし続ける男たち、曽根巧と竹安堅一だ。曽根は自身のバンド活動に行き詰まった後、メレンゲ、音速ライン、a flood of circleなどをナイスサポート。現在はSuperflyのツアーで、若き名手ぶりをいかんなく発揮している。竹安はフラワーカンパニーズのギタリストとして、メジャー契約解消を始めとする幾多の困難を経験。しかし今年、結成26年目にして初の日本武道館公演を控えている。今回は共通の愛機であるProco RATを使ったセッション音源と対談を中心に、男気溢れるギターを泥臭くかき鳴らすふたりの、ロックンロール魂を紐解く。
■インタビュー
◎横山健×山本彩(NMB48)
◎toe
◎ハナレグミ
◎アルバート・ハモンド・ジュニア
◎コートニー・バーネット
◎小野瀬雅生&横山剣
◎SCREW
◎Drop’s
◎フィリップ・セイス
◎シアターブルック
◎Kunio Kishida
◎戸高賢史
◎仲井戸“CHABO”麗市
◎ましまろ
◎フラワーカンパニーズ
◎ガス G.
◎Crossfaith
◎J×溝口和紀×masasucks
◎ブラフマン
◎アイアン・メイデン
■GM SELECTIONS
「I Won't Turn Off My Radio」Ken Yokoyama
「クレイジー・ダイアモンド(Parts1-5)」ピンク・フロイド
■連載
◎トシ矢嶋のLONDON PHAPSODY
◎戸高賢史の亡霊的音歪遊戯會
◎吉野寿(イースタンユース)のヨノナカバカナノヨ
◎プロのペダルボー道~
◎ジャキーン!〜 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編 (長田悠幸×町田一八)
■Perfect Seminar
◎ギタリストの栄養補給! 芸のサプリメント/安東滋
◎新版ジャズ・インプロヴィゼイション/高橋信博
◎小沼ようすけのソロ・ギター・アレンジ3段活用
■菊地英昭 × Freedom Custom Guitar Research RRS BRAVERY
■Musicians Institute Japan誌上ギター・クリニック
■ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ
■イチから知りたいレス・ポール学
■New Products Review
◎GIBSON CUSTOM/ACE FREHLEY 1959 LES PAUL STANDARD
◎GRETSCH/G6136T-KF FSR KENNY FALCON
◎BOSS/RV-6 REVERB
◎GRASSROOTS/G-KT-50C
◎ROCKBOX/MATADOR PREAMP
◎SVI SOUND/OVERZOID OZ02
◎ENO MUSIC/INFERNO
◎WAY HUGE/SAFFRON SQUEEZE COMPRESSOR MKⅡ
◎TC ELECTRONIC/HELIX PHASER