MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2018年2月号

定価1,019円 (本体926円+税10%)
発売日2017.12.25
品種雑誌
仕様B5変形判 / 244ページ / 小冊子付き

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内容

祝・クリエイター人生35年! そのサウンドを支えた機材を振り返る

■巻頭インタビュー
石野卓球

電気グルーヴでの活動をはじめ、DJ やリミックス・ワークなど近年ますます勢いを増し続けるクリエイター、石野卓球。50歳の節目を迎える彼が、大人のマシン・ミュージックとも言える約1年ぶりの最新ソロ・アルバム『ACID TEKNO DISKO BEATz』を12 月27日にリリース。さらに2018 年1月24日には、石野がこの35 年間に手掛けてきたプロデュース/リミックス/コラボレーションや自身の未発表音源など計102曲をコンパイルしたCD8枚組に及ぶボックス・セット『Takkyu Ishino Works 1983~2017』も発売。加えて、同じく1月には電気グルーヴのニュー・シングル『MAN HUMAN』(Netflixアニメ『DEVILMAN crybaby』主題歌)もリリースするなど、まさに八面六臂の働きぶりだ。"テクノ・クリエイター"としてひとくくりにできないほどハミ出しまくってきた石野の軌跡を、最新ソロ・アルバムとボックス・セットの2タイトルを通して浮き彫りにするとともに、所有機材を振り返るロング・インタビューも彼のプライベート・スタジオにて敢行。石野卓球50 歳/クリエイター35 周年を記念した一大企画である。

◎Part1 35年のクリエイター人生が詰まった『Takkyu Ishino Works 1983~2017』
◎Part2 サンレコと振り返る石野卓球 Equipment History(主要作品リリース年表つき)
◎Part3 50歳の記念すべきニュー・アルバム『ACID TEKNO DISKO BEATz』

■特集
D.O.I.×SUIが徹底解析!
2018年の"旬な"サウンド

2017 年もアメリカ、ヨーロッパ、日本では数多くの作品が世に出ました。ネットには日々新しい音源がアップロードされ、何がオフィシャル・リリースかも分かりにくい、混とんとした状況です。またストリーミング後進国であった日本でもSpotify やApple Music の認知度が高まり、従来の売り上げとは異なる尺度でのチャートがリスナーの支持を得るなど、音楽を取り巻く環境は1年前と比較しても大きく様変わりしました。そんな中、本誌は今年もD.O.I. 氏とSUI 氏に2017 年の洋楽/邦楽/機材の動向を含めた"まとめ"の対談を依頼。共にプロフェッショナルの音楽家としてシーンの最前線で活躍する2人の貴重な談話から"旬"なサウンドの傾向をつかみ、2018年に向けた音楽活動のヒントにしていただければ幸いです。

■特別企画
音質劣化を招く問題を一挙解決
位相トリートメント術

【音源連動】
位相......その言葉を聞くだけで、なんだか難しい話だと思い込んでしまう人も多いでしょう。しかし、音が空気の波である以上、その波の山と谷の関係性を知ることは、良い音を生み出すためにプラスとなります。この特別企画では、難しい物理や数学の知識はひとまず置いておき、音楽の現場で知るべき位相に関する知識と、具体的な問題を整理。より良い音を追求するためのノウハウをお伝えしていきます。

■PEOPLE
◎EGOIST
◎DEAN FUJIOKA
◎ACID ANDROID
◎藤原ヒロシ
◎warbear
◎吉田ヨウヘイgroup
◎小野寺 唯×HIROSHI WATANABE

■Production Report
ラナ・デル・レイ『ラスト・フォー・ライフ』

ニューヨーク州の外れ、レークプラシッドで"リジー・グラント"として育ったラナ・デル・レイ。19 歳のとき、ニューヨーク郊外の店のオープン・マイクで「ビデオ・ゲームズ」という曲を歌い、それをきっかけに世界的なブレイクを果たす。この成功を元に彼女はインタースコープ・レコードとの契約を交わし、最初のメジャー・アルバム『ボーン・トゥ・ダイ』(2012 年)で、世界各国のチャートで1 位を獲得した。だが、彼女がアーティストとして長くヒットを続けられるかどうか疑問視をする声が大きかったのも事実だ。しかしそれから6 年の時がたったが、こういった下馬評にもかかわらず彼女はコンスタントにチャートの上位に居続けている。その後リリースされたアルバムはすべて各国のチャートの1 位もしくは2 位を記録し、今回の『ラスト・フォー・ライフ』もイギリスとアメリカで1 位を獲得。このヒット作で前作に引き続きプロダクション・チームの中核を務めた人物がリック・ノウェルズと彼のアシスタントであるキーロン・メンジーズだ。さらにノウェルズの仲間であるディーン・リードも参加している。ここでは、メンジーズとリードの2人に、アルバムの制作過程を聞くことができた。

■コンサート見聞録
徳永英明@名古屋国際会議場 センチュリーホール

2017年7月に約4年ぶり、17枚目のアルバムとなる『BATON』をリリースした德永英明。アルバムでは、德永の数々のヒット曲を手掛けてきたプロデューサー/アレンジャー/シンガー・ソングライターの瀬尾一三が16年ぶりに参加。ほかにも、カバー・アルバムのVOCALISTシリーズをプロデュースしたキーボーディスト/プロデューサーの坂本昌之やギタリストの古川昌義、作編曲家/プロデューサー/キーボーディストの松浦晃久が参加するなど、豪華な顔ぶれによる作品となっている。9月からは20カ所の会場を回るコンサート・ツアー"Hideaki Tokunaga Concert Tour 2017 BATON"をスタートし、12月24日に大阪のグランキューブ大阪にてファイナルを迎えた。今回取材で訪れたのは、11月26日に名古屋国際会議場 センチュリーホールで行われた公演。德永の歌声がどのように観客へ届けられるのかPA面から迫ってみよう

■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち
兼松衆

映画やドラマ、CM、アニメなど、映像作品を音で彩る作曲家の音楽人生に迫る本連載。今回登場いただくのは兼松衆氏。物心ついたころから、さまざまな音楽を聴いていた氏は、家にあったピアノをおもちゃ代わりにしたり、部活やバンドで音楽活動をするなど、常に音楽が身近にある生活を送っていたという。そして国立音楽大学の作曲科へ進学すると、作曲の勉強をしつつもジャズ・ピアニストとして開花。コンテストで最優秀賞を受賞するなど活躍を見せる。そんな兼松氏は現在、『黒い十人の女』『あなたのことはそれほど』『米軍が最も恐れた男 ~その名は、カメジロー~』など、さまざまな劇伴を手掛ける作曲家として活動しているが、この世界へ足を踏み入れたのはどんな理由があったのだろう? プライベート・スタジオを訪れ、氏の音楽歴を聞いた。

■Beat Makers Laboratory:マイク・ガオ

■REPORT
◎ABLETON Loop 2017
◎気鋭クリエイターが語る! とっておきのプラグイン・テクニック 土屋俊輔
◎Inter BEE 2017レポート
◎フルデジタル・プロセッシングでハイレゾ音源にも対応する コンパクトなプリメイン・アンプDENON PMA-60
◎NATIVE SESSIONS BEHIND THE SCENES OF BIOHAZARD 7
◎音楽制作のための"原音忠実"を貫くACOUSTIC REVIVEケーブル
◎ライブ・スペース訪問 横浜 Music Lab.濱書房

■NEW PRODUCTS
◎PREVIEW
◎STEINBERG Cubase Pro 9.5
◎PROPELLERHEAD Reason 10
◎NATIVE INSTRUMENTS Komplete Kontrol S49
◎AMS NEVE 1073SPX
◎RUPERT NEVE DESIGNS Portico 535
◎PAU AUDIO 805
◎ROYER LABS R-10
◎TANNOY TM1
◎ULTRASONE Signature DXP
◎IK MULTIMEDIA T-Racks 5 Max
◎MACKIE. Thump12A

■LIBRARY
◎GOTHIC INSTRUMENTS『DRONAR CINEMATIC ATMOSPHERES MODULES』
◎SAMPLE MAGIC『FESTIVAL POP』

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase Pro 9.5 Hi-ra
◎IMAGE-LINE FL Studio 12 Blacklolita
◎ABLETON Live 9 Yunomi
◎APPLE Logic Pro X 井上幹(WONK)
◎AVID Pro Tools 関 正道(DIGITAL SONIC DESIGN)
◎PRESONUS Studio One Chihei Hatakeyama

■COLUMN
私が使うSOFTUBEプラグイン Seiho
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音楽と録音の歴史ものがたり 高橋健太郎
祐天寺浩美のお部屋一刀両断
つまみちゃん~兄がこんなの買えるわけがない~ 西園寺スペルマ

■SOUND & RECORDING REVIEW
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■付録小冊子
音楽制作ツール購入ガイド『サンレコ for ビギナーズ2018』

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