MAGAZINES
内容
堂本剛による規格外のファンクネス
■巻頭インタビュー
ENDRECHERI
先日、堂本剛がENDRECHERI(エンドリケリー)として発表したファンク・アルバム『HYBRID FUNK』。ボーカルはもちろんのこと自ら作詞/作曲/サウンド・プロデュースを手掛け、気の置けないアレンジャー/ミュージシャン仲間たちと完成させた作品だ。そのサウンドはヒットばかり意識したものとは対局にあり、ファンキーなアティテュードが満載。グルービーなリズム隊の上でボーカルをひずませたり、ピッチ・シフトをかけたり、果ては2ミックスを丸ごとパンニングするといった遊び心ある処理を行い、何より堂本剛が音楽を楽しんでいる様子が音からひしひしと伝わってくる。ゲストの山下達郎がギター・カッティングを披露しているのもトピックで、本誌読者であれば堂本剛という先入観無しに、純粋にサウンドを楽しんでもらえるはずだ。本作のレコーディングで使用したprime sound studio formにて、堂本剛へ話を聞くことにしよう。
■特集
ブーム再来! 「レゲトン」制作の極意
2017年にリリースされた、ルイス・フォンシとダディー・ヤンキー共作の『デスパシート』。そのミュージック・ビデオの再生回数は51億回を超え、ジャスティン・ビーバーが参加したリミックス・バージョンは全米ビルボード・チャートにて16週連続1位を獲得しビルボード史上最長記録に並んだ。さらにJ.バルヴィン『ミ・ヘンテ feat.ビヨンセ』がスペイン語楽曲として50の国と地域のiTunesで1位獲得など、近年のダンス・ミュージック・シーンではレゲトン/ラテン調の音楽がますます勢いを増している。そして2018年、ヒット・チャートにはポップ・アーティストもこぞってこれらを取り入れた楽曲が増えてきた。そこで、本特集ではレゲトンにフォーカスし、日本でも早々に取り入れているDJ/アーティスト/プロデューサーにレゲトンの歴史や代表曲、トラック制作のノウハウなどを語っていただき、クリエイター諸氏の音楽制作に役立てていただければと願う。
◎レゲトン・ブーム再興の裏側~DJ YUKIJIRUSHI、DJ HAZIME、AKLO
◎速効!レゲトン制作テクニック by GUNHEAD(HABANERO POSSE/OZROSAURUS)
■特別企画①
ラウドネスとは何か?
放送基準から学ぶ音のレベル
音楽界の音量基準は、ずっとピークとVUだった。1990年代から続いてきたCDマスタリングの音圧戦争は、いわばピークでリミッティングをして、VUをどこまで上げられるかを競うものだった。一方、テレビ放送をはじめ、さまざまなメディアで近年"ラウドネス"という音量基準が採用され始めている。ラウドネスを基準とすることによって何が変わってきたのか、あるいは変わらないのか? 音楽制作では音量のコントロールをどう考えたら良いのか。それを考えるきっかけとして、ラウドネスを正面から学んでみることとしたい。
◎ラウドネスの基本を学ぶ by 京田真一(ビーテック)
◎テレビがラウドネス基準を導入した理由 by 松永英一(B-SAT)
◎MAエンジニアに学ぶラウドネス by 村田祐一(McRAY)
◎音楽のエンジニアとラウドネス by GOH HOTODA、SUI、渡部高士、Mine-Chang
■特別企画②
内蔵トランスで音作りを拡張するオーディオI/O
STEINBERG UR-RTシリーズ
STEINBERGが4月に発売した新たなるUSBオーディオI/O、UR-RTシリーズ。シルバーとブラックを基調にした精悍なフル・メタル・ボディの内部には、従来のラインナップであるURシリーズからのアップデートが詰まっている。目玉は、入力部に搭載されたRUPERT NEVE DESIGNSのトランスフォーマー。UR-RTシリーズのためにカスタム・メイドされた逸品で、サウンドに深みと奥行きを与えるという。またフロント・パネルのスイッチでオン/オフが行えるため、インプット・ソースによっての使い分けが可能だ。本企画では、UR-RTシリーズの魅力をさまざまな角度から見ていく。開発者インタビューやアーティスト・インプレッションなどのコンテンツを用意したので、そのディープな世界の一端に触れてほしい。
◎製品概要「ようこそ、UR-RTの世界へ」
◎開発者インタビュー「UR-RT完成までの軌跡」
◎RUPERT NEVE DESIGNSが明かす「トランス製作の秘けつ」
◎アーティスト・レビュー1「MONJOE(yahyel、DATS)× UR-RT4」
◎アーティスト・レビュー2「井上幹(WONK)× UR-RT4」
■PEOPLE
◎THE BEATNIKS
◎Hello,Wendy!
◎ONE OK ROCK
■コンサート見聞録
WANIMA@幕張メッセ 国際展示場 9-11ホール
■Beat Makers Laboratory
◎マット・コディ
■REPORT
◎音響設備ファイル① Splash Sound Studio
◎音響設備ファイル② 彩の国ビジュアルプラザ
◎音響設備ファイル③ THE BOTTOM LINE
◎Rock oN Monthly Recommend PMC Result6
◎最高32ビット/384kHzを実現するペンシル型DAC NEXTDRIVE Spectra
◎日本大学藝術学部 音楽学科~クリエイターとして活躍する在校生/卒業生/講師が語る魅力
◎BLUE MICROPHONES Girls' File AZUMA HITOMI
◎クリエイターが愛用するGENELECモニター KASHIF
◎プロが信頼を置く英国のブランドASTON MICROPHONES タブゾンビ
◎音楽制作のための"原音忠実"を貫くACOUSTIC REVIVEケーブル
◎ライブ・スペース訪問 大塚Hearts Next
■NEW PRODUCTS
◎PREVIEW
◎SPITFIRE AUDIO Hans Zimmer Strings
◎ARTURIA MiniBrute 2
◎TRACKTION Waveform 9 Ultimate Pack
◎ADAM AUDIO T5V/T7V
◎CHAMELEON LABS Model 7603 X-Mod
◎EHRLUND EHR-M
◎CLOUD MICROPHONES Cloudlifter CL-ZI
◎RME ADI-2 DAC
■LIBRARY
◎DIGINOIZ『EDM VOCAL CHOPS』
◎TOUCH LOOPS『BEAT MAKER SESSIONS』
■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase Pro 9.5 木之下慶行
◎IMAGE-LINE FL Studio 12 DJ Ray(Ray'amor'Loudest)
◎ABLETON Live K(uchuu;)
◎APPLE Logic Pro X YMG
◎AVID Pro Tools 飛澤正人
◎PRESONUS Studio One 5u5h1
■COLUMN
◎Master=ing~現在進行形マスタリング事情~ 木村達司×森崎雅人
◎THE CHOICE IS YOURS 原雅明
◎Berlin Calling 浅沼優子
◎音楽と録音の歴史ものがたり 高橋健太郎
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎つまみちゃん~兄がこんなの買えるわけがない~ 西園寺スペルマ
■SOUND & RECORDING REVIEW
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