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内容
ジャズに脈打つアメリカーナ
ルーツ音楽の関係を紐解くVol.11
カントリーやブルーグラス、フォークなどの白人文化のルーツ音楽=アメリカーナ。ブラックな音楽であったジャズを白人が演奏する中で、それらの要素をジャズに取り入れるギタリストが多く現われました。Jazz Guitar Magazine Vol.11では、その2つの音楽文化の融合にフォーカスして特集を行ないます。表紙では、ジャズ愛好家以外にもファンが多いジュリアン・ラージを迎え、彼の考えるジャズ×アメリカーナに迫ります。
第2特集では、チャーリー・パーカー(a.sax)の楽曲&ソロをフィーチャー。彼の音楽はビバップの必須テクニックやフレーズが満載で、ギタリストも参考になるポイントが多くあります。今回は気鋭ギタリストの平田晃一がパーカー曲の特徴やフレーズをギターに活かす工夫など解説します。
小沼ようすけや宇田大志、小川隆夫、ジョン・ストーウェルによる連載も引き続き掲載。また、生誕100年を迎えたバーニー・ケッセルの解説を、ケッセル・スタイルを受け継ぐ浅葉裕文が行なうコーナーも用意します。
紙版には平田晃一によるライブCDが付属。ベースとドラムを迎えたトリオで、パーカー曲を中心にプレイいただきます。ギターが映える編成でのパーカー曲の演奏は、多くのギタリストにとって手本となるでしょう。
※電子版にCDは付属しません。
【CONTENTS】
[特集1]ジャズに脈打つアメリカーナ
・ジャズ・ギターとアメリカーナ(考察)
・市野元彦に聞く、アメリカーナなジャズを演奏すること
・現代最高峰ジュリアン・ラージに見る、アメリカーナな要素
・現在ジャズ・ギターの礎を築いた3大ギタリストとアメリカーナ
(ビリ・フリゼール、ジョン・スコフィールド、パット・メセニー)
・そのほかの名手による、新旧アメリカーナを感じる作品22選!
・ジャズにアプローチした伝説的なカントリー・ギタリストたち
[特集2]ギターで紐解くチャーリー・パーカー
・平田晃一が解説 ギターで攻略するチャーリー・パーカー
・エチュードに最適! パーカー作のバップ・チューン
・ギタリストに聞いた "ギタリストによるカヴァー・ヴァージョン" BEST 3
[インタビュー]
・ジュリアン・ラージ
・マイク・スターン&レニ・スターン
・シコ・ピニェイロ&ホメロ・ルバンボ
・小沼ようすけ
・井上銘
・天野丘
・エフゲニー・ポボシー
・寺井豊(ロング・インタビュー前編)
[Gear Topics]
伝説のジャズ・ギタリストが愛したアンプたち
[トピックス]
・生誕100周年! 浅葉裕文が語る、バーニー・ケッセルの魅力
・まだあった! ウェス・モンゴメリーのハーフ・ノート音源
[連載]
・ネクスト・ステップ・ジャズ・ギター by ジョン・ストーウェル(後編)
・小沼ようすけ「Lullaby Of Birdland(動画連動)」
・宇田大志「ジャズ・ブルースを弾こう(アドリブ・ソロ編)」
・小川隆夫のギタリスト死亡診断書ファイル「ジョニー・スミス」
[スコア]
・「Yardbird Suite」バーニー・ケッセル
・「Call Of The Canyon」ジュリアン・ラージ
[付属CD]
平田晃一トリオ[平田晃一(g)、高橋将(b)、柳沼佑育(ds)]
プレイズ・チャーリー・パーカー
01. Donna Lee(Charlie Parker)
02. Yardbird Suite(Charlie Parker)
03. My Little Suede Shoes(Charlie Parker)
04. I Remember You(Victor Schertzinger)
05. Confirmation(Charlie Parker)
※CDの内容は電子版には付属しません。
ジュリアン・ラージがアメリカーナについて語るインタビュー
名手たちのアメリカーナな要素を解明
平田晃一が解説するパーカー曲の演奏ポイント
パーカーのバップ・チューンもタブ譜付きで多数掲載