MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2024年11月号

定価1,485円 (本体1,350円+税10%)
発売日2024.09.25
品種雑誌
仕様A4変形判 / 188ページ

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内容

■総力特集
リボン・マイクは浪漫。
〜今知りたい、優しさに満ちたあの音の秘密

"温かみのある良い音が録れる"というイメージが先行し、アマチュア・ミュージシャンにはなかなか触れる機会のない逸品、リボン・マイク。古くから存在するものの、2020年代に入ってからも新機種が続々と発売されており、あらためて機材としての魅力を探るべく本企画を敢行します。

エンジニアによる構造や使い方、歴史の解説、筐体デザインの美しさを伝える写真集、最新機種レビューなどで、リボン・マイクを32ページにわたって深掘りする総力特集!

①葛西敏彦、リボン・マイクを語る
大友良英、青葉市子、スカート、岡田拓郎、蓮沼執太らを手掛けてきたレコーディング/PAエンジニアで、サンレコでもおなじみの葛西敏彦。特集の冒頭では、人気エンジニアの彼にリボン・マイクの魅力をざっくばらんに語っていただきます。

②リボン・マイクの仕組みって? by 須田淳也(音響ハウス)
国内屈指のレコーディング・スタジオ、音響ハウスでテック・エンジニアを務める須田淳也。約30年のキャリアを有し、ビンテージ機材にも強い彼にリボン・マイクの仕組みを解説してもらいます。リボン・マイクの魅惑のトーンの秘密が解けるかもしれません!

③リボン・マイクはこう立てる、こう使う by 中村公輔
仕組みの解説に続いては、リボン・マイクの立て方、コンデンサー・マイクとのブレンドの仕方、保管時の注意点などをレコーディング・エンジニアの中村公輔が解説。あがさ(すずめのティアーズ)の歌&アコギをソースとして、現行品のリボン・マイクでマイキングを実演。その様子を記事化しつつ、誌面連動音源も用意します。

④WARM AUDIO WA-44 開発者インタビュー
今年の初夏に発売されたRCA 44-BXインスパイアのリボン・マイク、WARM AUDIO WA-44。編集部は今回、WA-44の開発者とコンタクトを取ることができたので、製品のコンセプトや設計についてインタビュー。開発者/技術者の視点からも、リボン・マイクの魅力をお伝えします。

⑤名盤の影に名機あり リボン・マイク物語 by 高橋健太郎
サンレコで「音楽と録音の歴史ものがたり」を連載中の音楽評論家/プロデューサー/エンジニアの高橋健太郎。リボン・マイクの歴史について、名機と呼ばれるモデルの使用アーティストや作品とともに振り返ります。

⑥リボン・マイク写真館(協力:音響ハウス)
音響ハウス常設のリボン・マイクを美しく撮り下ろし、写真集のページにしました。リボン・マイクには、ユニークな筐体デザインのものも多いので、この機会にじっくりと鑑賞していただけると幸いです。

⑦今、手に入れたい! 最新リボン・マイク7選 by 原真人
これまでに細野晴臣、古川麦、原 摩利彦らの作品を手掛けてきた原真人も、リボン・マイクを愛するレコーディング・エンジニア。2020年代のリボン・マイク7機種を彼に渡し、ボーカルやギターに試してもらった上でレビューしていただきます。モダンなリボン・マイクの魅力とは、どのようなものなのでしょうか?

 【レビュー機種】
 ・DIRECT SOUND DS-R5(2023年)
 ・KERWAX K-23R(2023年)
 ・MELODIUM 42BN(2021年)
 ・SAMAR AUDIO DESIGN AL95(2022年)
 ・TONEFLAKE TR1 Passive(2023年)
 ・TONEFLAKE TR1 Active(2023年)
 ・WARM AUDIO WA-44(2024年)

■コンサート見聞録
宇多田ヒカル @さいたまスーパーアリーナ

宇多田ヒカルがベスト・アルバムを引っ提げて敢行した『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』。7月24日のさいたまスーパーアリーナ公演について、PAシステム&ライブ・サウンドの面からレポートします。

インタビューに答えてくれたのはFOHのエンジニア、アンドリュー・ウィリアムソン。これまでにジェシー・J、ビービー・レクサ、ジョナス・ブラザーズなどのPAも手掛けてきた彼は、宇多田サウンドにいかにアプローチしたのでしょう? 機材&楽器写真の数々とともに振り返ります。

■Special Interview
フローティング・ポインツ

9月13日リリースのニュー・アルバム『Cascade』でも、独自のテクノ〜エレクトロニック・サウンドを披露しているフローティング・ポインツ。本人への対面インタビューで明かされた制作テクニックや注目のシンセとは? そして『FUJI ROCK FESTIVAL'24』のライブ・セットの仕組みとは?......本稿では、アルバムに関するコメント+フジロックのライブ・レポートで、最新のフローティング・ポインツに迫ります。

■Special Report
globe

globeが1999年に残した『globe tour 1999 Relation』のライブ映像。その音声がDolby Atmosミックスとなり、8月28日にライブBlu-ray『globe tour 1999 Relation Remaster Edition』として発売されます。本稿では、Dolby Atmosミックスを手掛けた岩佐俊秀、彼の音作りをサポートしたqooopの村上智広に伺った話から、今回のリプロダクションの手順やポイントをレポートします。スタジオワークに使われたqooopのMA2も紹介。

■インタビュー
◎パソコン音楽クラブ

■コラム
◎横川理彦のグルーヴ・アカデミー
◎ターンテーブリストへの道(DJ IZOH)
◎音楽と録音の歴史ものがたり(高橋健太郎)

■音響設備ファイル
◎Xylomania Studio - Studio 2
◎梅田 BANGBOO

■REPORT
◎360 Reality Audioメイキングラボ 高橋幸宏
◎Apollo x16Dがライブの音を変える! feat. 小松久明
◎ライブ用ボーカル・マイクの新次元 SHURE Nexadyne™ 8 葛西敏彦
◎音楽のディティールを描き出すSTAX SRS-X1000 星野誠
◎世界が認めるbeyerdynamic Vol.4 マイク開発工場 編
◎プロが選ぶスピーカー・スタンド TAOC MSTPシリーズの真価 yasu2000
◎"歌いやすい"はボーカルの味方 Audio-Technica ATS99
◎ハイエンド・ヘッドホンの技術を詰め込んだエントリー・モデル AUDEZE MM-100 檜谷瞬六&佐々木優
◎Harrison Audioの500モジュールで伝説的コンソールの味わいを 中村公輔
◎Rock oN Monthly Recommend

■NEW PRODUCTS
◎PREVIEW
◎LYNX STUDIO TECHNOLOGY Hilo 2
◎ANTELOPE AUDIO Zen Quadro Synergy Core
◎ACOUSTIC EMPIRE G87
◎ZOOM H1 XLR
◎BITWIG Bitwig Studio 5.2
◎MUSIK HACK Master Plan
◎DJ.STUDIO DJ.Studio Pro + Stems

■LIBRARY
◎WAVETICK ITALO HOUSE
◎REWIND SAMPLES RE-ENGINEERED - CLASSIC BREAKS

■DAW AVENUE
◎steinberg Cubase Pro 13 AFAMoo
◎MOTU Digital Performer 中沢伴行
◎Image-Line Software FL Studio Reku Mochizuki
◎Ableton Live SEKITOVA
◎Avid Pro Tools 永井聖一
◎PreSonus Studio One こおろぎ
◎BITWIG Bitwig Studio MASAHIRO KITAGAWA
◎UNIVERSAL AUDIO Luna 青木征洋

■REVIEW
◎Engineers' Recommend
◎News

※目次は制作中のものです。企画タイトルや一部内容に変更が生じる可能性がございます。

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