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玉田豊夢のBass Drum Technique|リズム&ドラム・マガジン2017年8月号より
Interview by Rhythm & Drums Magazine Text by Yusuke Nagano Photo by Eiji Kikuchi
ドラム・マガジン創刊35周年アニバーサリー特集の第4弾、2017年8月号の目玉はFOOT WORK(フット・ワーク)。"ドラムの足"にまつわる、さまざまな知識やテクニックを50ページ(!)に渡ってお届けする! 特集の冒頭は「プロの"足技"を伝授! オレのBass Drum Technique」。プロ・ドラマーのバス・ドラム・テクニックにフォーカス。スタイルの異なる5名のドラマーに登場いただき、それぞれのフォームや奏法、ペダル・セッティングなどをチェックしていく。オススメの練習フレーズも公開! WEBでは、玉田豊夢のPedal Workをチラ見せしよう。
玉田豊夢のPedal Work
変幻自在なサウンド&グルーヴで、音楽に彩りを加える玉田豊夢。 彼の"足技"は、型にハマらず、実にフレキシブル。 そこから数多のアーティストの歌を支え、鼓舞してきた彼のスタイルが垣間見えてくる。
曲の最初の"ワン"っていうのは、キックを踏むことがほとんどだと思うんですけど、そこに向かっていかにみんなを1つにできるかが、すごく重要だと思うんです。ノリを決める"ワン"を手じゃなく、足......それもペダルを介して表現するっていう。音作りも含めて、フット・ワークは本当に難しいです。ただ、そのぶん追求する楽しさも大きいですけどね。 踏み方はヒール・アップでクローズが基本で、それで何とかできるようにチューニングしています。前はペダルを蹴り上げる的なイメージもあったんですけど、今は太腿や膝のあたりから落とすだけというか。その中で加速させるのか、ゆったりさせるのかっていう変化はあるんですけど、とにかく踏み込まないようにしています。力が入ると音が硬くなるので、ダイナミクスをつけるときも、ふくよかさをイメージしていますね。
ペダルは足の面で踏むようなイメージです。つま先のギリギリ前で踏むのはクセです。もっとボードの後ろを踏んだ方が太い音が出るのはわかってるんですけど、そのバランスに慣れちゃって、ライヴ中も気がつくと、よくつま先がチェーンに当たってます(笑)。
足はフット・ボートの前方まで深く乗せているのが特徴。ヒール・アップを基本としているが、カカトは高く上げずに足の裏が床と平行に近いアングルとなっている。ヒット時もカカトは上がった状態を保ったままで、カカトを内側に捻る動きを伴うこともある。
品種 | 雑誌 |
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仕様 | B5変形判 / 168ページ / DVD付き |
発売日 | 2017.06.24 |