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2017.12.13

【Interview】30日でドラムをマスターした叩久喜 満太郎さん

text by 30日でドラマーになる編集部

DVD付きドラム教則本『30日でドラマーになる!』が、2017年12月16日に発売。これは文字通り、1カ月でドラムの基本プレイをマスターするための1冊です。プロ・ドラマーの染川良成さんが、DVDの動画、写真、譜面などを駆使して、手取り足取りレクチャーしてくれるのが特徴。そして染川さんにドラムを教わるのが、まったくの初心者、叩久喜 満太郎さんです。今回は、30日のレッスンを終えたばかりの満太郎さんに、ドラムについて語っていただきました。

▲表情豊かな叩久喜 満太郎(たたくき まんたろう)さん:25歳、入社3年目のサラリーマン。学生時代はバスケットボール部で活躍したそうです。

ーーこれまで楽器の経験は?
満太郎 いえ、全然ないんですよ。まぁ子供の頃から音楽は好きでしたよ。バンドにも興味はあったし。でもなかなか手が出せなくて。社会人になってからは合コンとかが忙しくてね。そのせいで楽器や音楽に回すお金もありませんでした。
ーー預貯金は?
満太郎 ほぼゼロです。でも同年代の友人もそうですよ。
ーー合コンの成果は?
満太郎 彼女はいません。いない歴25年ですから......いや、なんの話ですか! ドラムでしょ!
ーーでは、童貞の......失礼、ドラム童貞だった満太郎さんが、なぜ今回の『30日でドラマーになる!』という企画に登場したんですか?
満太郎 会社帰りにたまたま、なんとな〜く入ったスタジオで店員さんに勧められたんです。で、なんとそこに偶然、染川さんが居合わせたんですよ。「教えてやるよ、30日で」って言われちゃって。

ーー1日目はいかがでしたか?
満太郎 てっきり、最初は譜面を見たり打楽器の理論とかを勉強するもんだと思ってたんです。でも違いました。そういった、初心者にとってメンドーそうなことは全部後回し。もういきなりドラム・セットに座っていいよって言われて、スネアから順にバスドラ、ハイハット、タム、シンバルと叩いていったんです。
ーーうまく叩けましたか?
満太郎 いいえ、やっぱり叩きやすい場所とか叩きにくい場所があるんですよね。それからドラムをどうセッティングして、どういうフォームで、どんなふうに叩くのか、全然わからなくて......。
ーー2日目は?
満太郎 今言った、1日目に芽生えた疑問を解決していくことから始めました。椅子の調整とか、叩き方を教わったんです。そのうえで叩いてみたら、いかにもドラムらしいカッコイイ音が出せたんですよ。感激でしたね。......3日目以降もそんな感じです。3日目はスネアを叩かせてもらったんですけど、やっぱり難してうまくできない。そこで4日目で叩き方を教えてもらって、ちょっとした練習フレーズにチャレンジしたんですよ。スネアが叩けると、一気に興味が広がりますね。なんか自分自身で音楽を作り出している感じがして。
ーーたった4日でよくそんなことが言えますね?
満太郎 ぐっ......とにかく、30日間、頑張ったんですよ。だから29〜30日目には、フィルインのバリバリ入った8ビート系のフレーズを叩きまくってます。
ーーDVDで染川さんが叩いてるフレーズですよね? 満太郎さんはあそこまで叩けるんですか?
満太郎 ぐっ......けっこう近い感じで叩けるようになってますよ。とにかく「2日間で1テーマ」というレクチャー方式だから、ひとつひとつのタイコをしっかり自分のモノにできたんです! こんなに叩けるようになったので、これから最新もの、それからビンテージもののドラム・セットも買いまくって、バンドもやりたいですね。
ーーそんなお金があるんですか?
満太郎 え? あぁ預貯金はないけど、親が資産家でね。東京都内に僕専用の練習スタジオを建てることにしてるんですよ。機会があったら遊びに来てくださいよ、アハハハ。
ーーぐっ......今日はどうもありがとうございました。ついこの前までドラムを叩いたことのなかった満太郎さんですが、1カ月で見事に「ドラマー」になったわけですね。『30日でドラマーになる!』、オススメです!

(このインタビューはフィクションです)


30日でドラマーになる!

品種ムック
仕様A4変形判 / 128ページ / DVD付き
発売日2017.12.16