内容
実践(セッション)に役立つCD付きブルース・フレーズ集!
誰もが通るべき「音楽の礎」,そしてリットーミュージックが最も得意とするジャンル......それがブルースです!本書は,いつでもどこでもブルースが楽しめる「CD付きフレーズ集」です。ブルースというと,奥深くて,一筋縄ではいかないようなイメージがあるかもしれません。でも本書を使えば無垢な初心者も,男も女も,老いも若きも,誰でも気軽にブルース体験できるのです。もちろんドップリ浸かった上級者にとってもやりがいのある内容。ブルースのジャム・セッションやライヴなどを楽しみ,同時にギターの腕前を今以上に上げるために,ぜひ本書を活用してください!!
■第1章 ブルースの基本!
1 低音弦を2本使った12小節バッキング
2 コード・プレイによるシャッフル・バッキング
3 Aマイナー・ペンタトニック・スケールによる12小節ソロ
4 Aメジャー・ペンタトニック・スケールによる12小節ソロ
■第2章 究極の練習フレーズ集!
(バッキング編)
1 ちょっとした遊びを挟んだ常套低域バッキング
2 テンション音をおしゃれに取り入れたブルース・バッキング
3 16分カッティングによるハネないブルース・バッキング
4 #9thコードを使った70年代風ブルース・ロック・バッキング
5 ロー・ポジションでのブルース・リフ
6 スロー・テンポの"いなたい"ブルース・ロック・フレーズ
7 スライド・バーを使ったオープンGチューニング・フレーズ
8 トリルを効果的に使用したブルース・バッキング
9 ブルース必須3連系ピッキングのトレーニング・フレーズ
10 ベース音を重視したカントリー風ブルース・バッキング
11 フィンガー・ピッキングによるブルース常套フレーズ
(ソロ編)
1 ブルース定番!ラン奏法フレーズてんこ盛り
2 スライドでポジションを拡張したAマイナー・ペンタ・ソロ
3 Aマイナー・ペンタ+♭5thによるブルース・ソロ
4 ワウ・ペダルを駆使したブルース・ソロ
5 開放弦を多用したレイ・ヴォーン風フレーズ
6 Aメジャー・ペンタによるスロー・テンポ・ブルース・ソロ
7 いろいろなチョーキングを織り交ぜたブルース・ソロ
8 エコノミー・ピッキングを含むジャズ・ブルース・ソロ
9 ビブラートを多用した泣きのブルース・ソロ
10 Aペンタトニックを駆使したブルース・ソロ
11 フィンガー・ピッキングによるカントリー・ブルース・ソロ
12 オクターブ奏法によるジャズ・ブルース・ソロ
13 複音フレーズをメインとしたブルース・ソロ
■第3章 必修のキメ・フレーズ集!
1 キー=Aでのキメ・フレーズ
2 キー=Eでのキメ・フレーズ
3 キー=Gでのキメ・フレーズ
4 キー=B♭でのキメ・フレーズ
■第4章 アーティスト風の実践フレーズ集!
1 エリック・クラプトン風のワウ踏みまくりブルース・ソロ
2 エリック・クラプトン風の空間を生かしたソロ
3 エリック・クラプトン風のメロディアスなアコギ・バッキング
4 スティーヴィー・レイ・ヴォーン風のワイルド・プレイ
5 スティーヴィー・レイ・ヴォーン風3連主体のブルース・プレイ
6 スティーヴィー・レイ・ヴォーン風の複音を多用したスロー・ブルース
7 B.B.キング風の絶妙なチョーキングを多用した一発入魂ソロ
8 ジミ・ヘンドリックス風の#9th系ブルース・ロック!
9 ロベン・フォード風のジャズ・ブルース・ソロ
10 デュアン・オールマン風のオープンEでのスライド・ソロ
11 ロバート・ジョンソン風のオープンGでのプレイ
12 T.ボーン・ウォーカー風のジャジィなスロー・バッキング
13 バディ・ガイ風のキメの多いファンキー・ブルース・バッキング
14 アルバート・コリンズ風のフィンガー・ピッキング・フレーズ
15 エルモア・ジェイムズ風の3連を多用したスライド・プレイ
16 ジョン・リー・フッカー風のスライド使用ブギー
17 ロイ・ブキャナン風のカントリー・ブルース・フレーズ
18 フレディ・キング風のキメを多用したブルース・フレーズ
■第5章 特別付録 セッション用マテリアル!
1 キー=Aのシャッフル・ブルース素材
2 キー=Eのファンキーなブルース素材
3 キー=Gの超いなたいブルース素材
4 キー=B♭のジャジィなブルース素材
■COLUMN
1 だいちゃんのトホホなブルース体験記
2 ブルースの名盤!~その1~
3 スライド・バーについて
4 本書付録CDのレコーディング機材について
5 ブルースの名盤!~その2~
6 本書との併読をオススメしたいギター関連本
7 スライド・バーを自分で作る!
編集担当より一言
あれは学生時代のことだ。音楽サークルで河口湖へ合宿に行った際,ブルースの3コード進行を先輩に教えてもらった。で,すでに知っていたAマイナー・ペンタでソロを弾き,その先輩とおおいに盛り上がったものだ。その時の印象は,「ブルースって簡単!しかもすごく気持ちイイ」というものだった。 確かにブルースって案外簡単に入っていける。3コード進行とペンタだけでOKだ。こんなおいしい音楽を素通りする手はない!読者のみんなにもぜひ体験してもらいたい!というわけで本書を企画しました。まあ,言うまでもないのですが,入口が簡単な分,奥も深い。その奥深さも,本書では気軽に体験・学習できるようになっています。 ところで本書ではたまに「いなたい」という言葉が出てきます。辞書には載ってません。「カッコ悪い」という意味で使う人もいるようですが,本書ではもちろん良い意味で使用してます。「いなたいブルース」のカッコ良さを感じるために,ぜひこの本を活用してくださいませ!(三上)