内容
694枚のディスクで辿るパンク・ロック/ハードコア・ヒストリー
70年代後半にニューヨークで、ロンドンで、爆発的なムーブメントとなり、ロック史に計り知れない影響を及ぼしたパンク・ロック。その動きは世界中に飛び火、80年代以降さらに激しいハードコアへと形を変え、メジャーからアンダーグラウンドなシーンに至るまで、さまざまなバンドが存在し、膨大な数の音源がリリースされてきました。本書では、そのパンク誕生から現在までの変遷を、500枚以上のアルバム+200枚近くのシングル=約700枚のディスクとともに追っていきます。対象としているのは英・米はもちろん、共産圏を含むヨーロッパ各国や南米、豪州、そして日本、と全世界。これまでにない、パンク・ロック/ハードコアのすべてを俯瞰した決定版ディスク・ガイドです。
●CONTENTS
1975-1980 初期パンク~ハードコア前夜の定番&レア盤×112枚
1981-1990 ハードコア誕生~全盛時代の必聴盤×256枚
1991-2003 多様化するシーンの中で生まれた重要作×136枚
SINGLES コレクター垂涎のシングル・セレクション
※アルバム・ジャケットは全点カラー掲載
その他主要レーベル・カタログや専門ショップ・ガイドも掲載
●CONTENTS
1975-1980 初期パンク~ハードコア前夜の定番&レア盤×112枚
1981-1990 ハードコア誕生~全盛時代の必聴盤×256枚
1991-2003 多様化するシーンの中で生まれた重要作×136枚
SINGLES コレクター垂涎のシングル・セレクション
※アルバム・ジャケットは全点カラー掲載
その他主要レーベル・カタログや専門ショップ・ガイドも掲載
編集担当より一言
「マス・メディアのパンク・ロックの扱いは、情報が不足していた70年代とあまり変わってない。ほとんどは“Pre-Punk→70'sパンク→ニュー・ウェイヴ→オルタナティヴ・ロック”という切り口だ。けどそれはパンク・ロックの本筋から逃げているとしか思えない。だいたいパンク・ロックの音楽の核を凝縮したハードコアがほとんど無視されている状況は、あまりに不自然で不誠実すぎる」(監修者「はじめに」より抜粋) ということで、作ってみました。日本のロック・ジャーナリズム(?)では、まともに取り上げられてこなかったハードコアや、英米以外のパンク・ロックを扱うディスク・ガイド本。そ~んなマニアックなもん紹介したってどうせ聴けないんでしょ?って思う方もいるかもしれませんが、この手のレコやCDはし かるべき場所に行けば(本書にショップ紹介もあり)、かなり深い部分まで再発/発掘されているのがわかります。個人的にも先日オーストリアの70'sパンク、DIRT SHITの7インチ(当時200枚限定)のリイシュー盤を見つけ→即購入→ビムビムでした。