内容
かつてないヴォリュームで綴る、パンク/ハードコア“正史”!!
長く、広く、深い――底無し沼のようなパンクとハードコアの歴史に真正面から取り組んだ待望の書が遂に完成。ロングセラーとなった『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド』の著者が、70年代からこれまでのサウンドの変遷、地域ごとの特色、そして思想や独自の文化に至るまで、あらゆる事象をトータル300ページを超える22編の論考にまとめ、その歴史の俯瞰に挑みました。これまで断片的にしか語られることのなかったパンクとハードコアの"正史"を記した書として、ディスク・ガイドとともにファン必携の1冊です。
【CONTENTS】
【第一章 音の変遷】
◎パンク・ロックの動脈を流れるもの
◎パンク・ロックからハードコアへ
◎Oiパンク――ストリートが生んだ荒くれサウンド
◎メタルとの接近~クロスオーヴァー
◎グラインド・コアの軌跡
◎パワー・ヴァイオレンス――究極の音と哲学
◎鬼っ子、ニュースクール・ハードコアの誕生
◎スタイルを打ち破る、カオティック・ハードコア
【第二章 地域】
◎ニューヨーク・シーンの変遷とラモーンズ
◎70年代後半の日本のパンク・シーン
◎日本のハードコア・パンク黎明期
◎83年以降のUKパンク/ハードコア総論
◎限界を突き抜けるボストン・ハードコア
◎革命を起こしたカリフォルニアのパンク・シーン
【第三章 思想と文化】
◎パンクの仕掛け人、マルコム・マクラーレン
◎ネヴァー・トラスト・ア・ヒッピー
◎ヒストリー・オブ・クラス
◎アナーコ・パンクとクラスト
◎ファンジンとアンダーグラウンド・ネットワーク
◎ストレート・エッジという生き方
◎パンク・ロックとフェミニズムの関係性
◎パンクやハードコアにまつわる政治と宗教の話
【CONTENTS】
【第一章 音の変遷】
◎パンク・ロックの動脈を流れるもの
◎パンク・ロックからハードコアへ
◎Oiパンク――ストリートが生んだ荒くれサウンド
◎メタルとの接近~クロスオーヴァー
◎グラインド・コアの軌跡
◎パワー・ヴァイオレンス――究極の音と哲学
◎鬼っ子、ニュースクール・ハードコアの誕生
◎スタイルを打ち破る、カオティック・ハードコア
【第二章 地域】
◎ニューヨーク・シーンの変遷とラモーンズ
◎70年代後半の日本のパンク・シーン
◎日本のハードコア・パンク黎明期
◎83年以降のUKパンク/ハードコア総論
◎限界を突き抜けるボストン・ハードコア
◎革命を起こしたカリフォルニアのパンク・シーン
【第三章 思想と文化】
◎パンクの仕掛け人、マルコム・マクラーレン
◎ネヴァー・トラスト・ア・ヒッピー
◎ヒストリー・オブ・クラス
◎アナーコ・パンクとクラスト
◎ファンジンとアンダーグラウンド・ネットワーク
◎ストレート・エッジという生き方
◎パンク・ロックとフェミニズムの関係性
◎パンクやハードコアにまつわる政治と宗教の話
編集担当より一言
とにかく既成の“ロックンロール・ハイスクールの教科書”を焼き捨てて、斜めからザックリとパンクやハードコアを斬ってみよう。するとパワー・ポップ寄りの70年代のパンク・ロックから、デス・メタル寄りのニュースクール・ハードコアまで、オシャレに堕さない“ファック・オフ!”な心根を味わえるはずだ。ただしどんなスタイルであろうが、パンクやハードコアは断じてサブカルチャーではない。あくまでもカウンター・カルチャーである。その意識が無くなったらオシマイだーー本文より ここから一部を抜粋して、帯や広告のキャッチ・フレーズにした。352ページというけっこうなヴォリュームの本書だが、最初から最後まで、冒頭に登場するこんな考え方に貫かれていると思ったからだ。「歴史を伝える本」の体裁をとりながら、パンク・ロックやハードコアがカウンター・カルチャーたる所以を探っていく本になっていると思う。それから、必死に集めた600点余のレコード・ジャケット(7インチやレア盤含む)も載っているので、そちらも原稿ともども楽しんでいただければ幸いです。(編集担当/服部)