宇宙からの歌、宇宙への音

小林 飛玲乃(著)/サラーム海上(著)/中野 泰博(著)/原田 和典(著)/加藤 正人(著)/おきよし(著)/鮎沢 裕之(著)/速水 健朗(著)/Ras Daisuke(著)/DJ hiyoshi(著)/山崎 智之(著)/松永 耕一(著)

定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
発売日2007.03.28
品種書籍
仕様四六判 / 208ページ
ISBN9784845614226

内容

「宇宙の音を聴く」……異色のディスク・ガイドが登場!

スペイシー、コズミック、トリップ、トランシー......などと表現される宇宙的な音楽を古今東西から集めた異色のガイド・ブックです。テクノ、ロック、サイケ、プログレから、シンセ音楽や効果音集、果ては世界各地の民族音楽まで、ジャンルを横断しながら"宇宙"を強く感じさせるディスクをセレクト。どこまでも上昇するサウンドに身を委ね宇宙へ昇るも良し、個性的なジャケを眺めながら遙かな星々に思いを馳せるも良し、音の渦にどっぷり浸って究極のリラクゼーションを得るも良し。新たな世界の扉を開いて下さい。

【CONTENTS】
■1.ROCK/POPS
◎Rock
◎Psychedelic
◎Progressive
◎Synthesizer
◎New Wave
◎Post Rock
◎Pops

■2.JAZZ

■3.FUNK/HIP HOP

■4.WORLD
◎Asia
◎Africa
◎America
◎Other Area

■5.TECHNO
◎Techno
◎Ambient
◎Electronica

■6.OTHERS
◎Soundtrack
◎Experimental
◎Sound Effect

【Column】
◎コズミック・シンフォニーの帝王クラウス・シュルツェの軌跡
◎シンセ音楽黄金期とタンジェリン・ドリーム
◎黒人音楽はなぜ宇宙をテーマにするのか?
◎勝井祐二(ROVO)インタビュー
◎Atsuo(Boris)インタビュー
◎チベット仏教音楽の宇宙観(インタビュー)

【Artists】
Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O./The Album Leaf/Albert Ayler/Amon Duul/Area/Ash Ra Tempel/The Beatles/Boris/Brian Eno/Bruce Haack/Can/The Carpenters/Cluster/Cornelius/The Cosmic Jokers/Daniel Johnston/Depeche Mode/Devo/Duke Ellington/Earth/Eric Dolphy/Fela Kuti/Frank Zappa/Funkadelic/Gong/Grateful Dead/Guru Guru/Hawkwind/Heldon/The Jimi Hendrix Experience/John Coltrane/Julian Cope/Klaus Schulze/Lotus/Magma/Mahavishnu Orchestra/Manuel Gettsching/Mogwai/The Moody Blues/Neu!/Neil Young/The Orb/Pharoah Sanders/Phish/Pink Floyd/Rovo/Russ Garcia/Santana/Silver Apples/Sleep/Spacemen 3/Spiritualized/Steve Hillage/Sun Ra/Suns of Arqa/System 7/Tangerine Dream/Terry Riley/UFO/Uri Geller/Vangelis/The Ventures/Weather Report/Yoko Ono/Zakir Hussain/タージ・マハル旅行団/冨田勲/裸のラリーズ/ロボ宙...And More!

編集担当より一言

財布の中にイイ感じのお金が入っていると何故かすっからかんになるまでレコード屋で散財してしまって給料日前が非常に厳しい、と思ってあんまりお金を持たないようにしているとカードで通販しまくって翌月は地獄、でもCDの封を切る時って変な脳内麻薬がドパッと出てしまうのだわ、という奇病を患ってしまった皆さんに大変お薦めなのが本書でして、既存のジャンルに囚われないゴッタ煮精神で以て世界各国で愛される宇宙っぽい音楽をとにかく節操なく集め、音像が宇宙、ジャケが宇宙、アーティストのスケールが宇宙、テーマが宇宙、電子音がピヨピヨで宇宙、宗教的な宇宙、フリーすぎて宇宙、速すぎて宇宙、目指すものが宇宙、効果音としての宇宙、その他諸々の宇宙、といった具合にどこを切っても宇宙が詰まっている楽しい本なんですと説明すれば当然のことながら宇宙的な音楽って何だよと関係各所で訝しがられるのですが、正直それは分からない、分からないけれどなんか宇宙音楽っていう響きは少年の頃の純真な心を思い出させますよね、ハハハってことで昨今のマニアックなリスナーとともに専門ショップやネット通販のロングテールをバキュンバキュンと狙い撃ちしつつ一大ベストセラーになるはずだったのに、社内どこの部署に企画書を廻しても煙たがられたり見て見ぬ振りされたりするという仕打ちを受け、そんな時には宇宙音楽でストレス解消だぜへっへっへ~とさらにばんばん散財してアドレナリン補填を試みるも、出版される頃にはカード地獄が予想されるだけに余計追い詰められた精神状態になりつつ、どうにかこうにか形になった本書は我が心の師ティモシー・リアリー先生に捧げる一冊、というわけでもありません。(編集担当/橋本)