内容
呼吸法から高域拡張トレーニングまで、ピアノ/ギターの弾き語りストに贈る究極のボーカル能力向上メニュー
多くのボーカル教則本は、立って歌うボーカリストを前提に書かれていますが、本書では楽器の演奏にも神経を使いつつ、座って歌うことの多い弾き語りボーカリストを対象にレクチャーしています。その内容は発声の基礎から呼吸法、ブレスやビブラートなどのボーカル・テクニック、マイク・セッティングやマイク・テクニックまでと多岐にわたり、『高い声で歌える本』などの著書でおなじみの高田三郎が、多くの著書執筆やボーカル・トレーナーとしての経験の中から培ったノウハウ、独自に編み出したトレーニング手法を惜しみなく公開しています。とかく楽器演奏の方に目を向けがちですが、やはり歌があってこその"弾き語り"。弾き語りスト必携の一冊です。
【CONTENTS】
Lesson 1. 楽器を弾きながら歌を歌おう
Lesson 2. 発声のトレーニング
Lesson 3. 弾き語リストのためのマイク・テクニック
Lesson 4. 弾き語リストのためのボーカル・テクニック
Lesson 5. トータル・トレーニング
APPENDIX. 弾き語りストのお悩み相談室
【CONTENTS】
Lesson 1. 楽器を弾きながら歌を歌おう
Lesson 2. 発声のトレーニング
Lesson 3. 弾き語リストのためのマイク・テクニック
Lesson 4. 弾き語リストのためのボーカル・テクニック
Lesson 5. トータル・トレーニング
APPENDIX. 弾き語りストのお悩み相談室
編集担当より一言
ピアノやギターを弾いている人って、一度は自分で伴奏を付けて歌ってみたことがあるんじゃないかな。それでハマッちゃう人もいれば、“ダメだ、こりゃ!”と諦めちゃう人もいる……。もともと楽器は弾けるワケだから、諦めちゃう原因ってやっぱり“歌”だよね。そこで作ってみました、弾き語りのためのボーカル教本! で、作ってみて思ったんだけど、弾き語りとはいえ、歌うからには歌が主役で楽器は伴奏。結局学ぶべきことは“ボーカリストのためのボーカル教本”と同じなんだよね。でも、楽器と対照することで、学ぶべきテーマがより鮮明になってくるのは確か。今までのボーカル教本に何となく納得できていない人には、特に本書をお薦めします。中でも呼吸法、ブレスの表現力、ビブラートのかけ方、マイク・テクニック、1曲の構成力などの項目では、必ずや目から鱗が1枚、2枚ははがれ落ちるハズ。弾き語りを目指す人にとっては、本当に本書を読むだけで確実にうまくなります。これはウソじゃない。なぜなら、読んでいるうちに歌と楽器との距離感が整理されてくるから。本書の中でも繰り返し触れられているのだけれど、ボーカルは自分の体自体が楽器になるので、意識の持ち方が変わるだけで、聴こえ方が全く違ってくるのです。それと、ここだけの話なんだけど、オマケで付けたQ&Aコーナーが、予想以上の充実ぶり。Q&A目当てで勝っていただいても、決して損はしないと思いますよ!(キーボード・マガジン編集部/大山哲司)