内容
ポップスの名曲をジャズ・アレンジ“なんちゃって”感覚で弾きこなす
キーボード・マガジン誌に好評連載中の「斉藤修のジャジーに行ってみよう」に掲載された楽譜を中心としたジャズ・ピアノ曲集。いわゆるジャズ・スタンダード曲ではなく、ポップスの名曲を『なんちゃってジャズ・ピアノ』の著者、斉藤修がジャズ風にアレンジしているので、弾きやすく、なおかつジャズ・ピアノの醍醐味が十二分に味わえる仕上がりとなっています。時にはムーディな美バラードに酔いしれ、またある時は軽快でファンキーなサウンドにノリまくってください。これまでで一番美しいアレンジのジャズ・ピアノ曲集として、自信を持ってお奨めします。
【収録曲】
◎ユア・ソング(エルトン・ジョン)
◎サーフィンUSA(ザ・ビーチ・ボーイズ)
◎雨にぬれても(バート・バカラック)
◎スペシャル・トゥ・ミー(ボビー・コールドウェル)
◎白い恋人たち(フランシス・レイ)
◎セックス・マシーン(ジェームス・ブラウン)
◎ハイウェイ・スター(ディープ・パープル)
◎ボヘミアン・ラプソディ(クイーン)
◎素直になれなくて(シカゴ)
◎セプテンバー(アース・ウインド&ファイアー)
◎二人の誓い(カーペンターズ)
◎First Love(宇多田ヒカル)
◎恋しくて(BEGIN)
◎TSUNAMI(サザンオールスターズ)
◎RYDEEN(YMO)
編集担当より一言
ジャズ・ピアノを弾いてみたいという人はたくさんいると思うんだけど、そういう人って決してジャズのスタンダード・ナンバーを弾きたいっていうワケじゃないんじゃないかな。今となっては耳なじみの薄い曲ばっかりだしね。こういうジャズのスタンダード・ナンバーだって、もともとはその当時のヒット曲だったわけですよ。それなら、最近のヒット曲をジャズっぽく弾いちゃったっていいんじゃない?というところから始まったのがキーボード・マガジン誌の連載“やっぱりJAZZが弾きたい!”(現在のタイトルは“斉藤修のジャジーに行ってみよう!”)。いざ始めてみると、「雨にぬれても」や「ユア・ソング」など、何となくジャズ・アレンジされたサウンドが想像できる曲から、「ハイウェイ・スター」や「セックス・マシーン」など、“まさかっ!”という曲まで、何でもジャズ・サウンドにしちゃって意外と好評でした。そこで、新曲を加えて1冊にまとめちゃいました。つまりこれは、未来の“ジャズ・スタンダード・ナンバー集”なんです。今回新たに追加した曲は“なるほど!”の「TSUNAMI」と、“まさかっ!”の「ライディーン」。弾いてみたくないですか? アレンジを担当したのはベスト・セラー『なんちゃってジャズ・ピアノ』の斉藤修さん。だから、サウンドはジャズなのに、決して弾きにくくはない。“私はジャズには興味ないから”というあなたっ! あなたもぜひ一度弾いてみてください。なぜなら、ポピュラー・ピアノ曲集としても、今まで出版された楽譜集の中で、一番美しいアレンジなんですから! 私自身、全曲弾いてみて納得の出来映え!(キーボード・マガジン編集部/大山哲司)