内容
まさに究極! 基本動作から超絶テクまで一挙に公開!!
本書はエレクトリック・ベースのピック奏法(ピック弾き)についての教則本です。これまでは"パンクやヘヴィ・メタルしか弾けない"とか"初心者向きの奏法だ"といったイメージのためか、ピック弾きに関して専門的に解説している教則本がほとんどありませんでした。本書では太い音を出すための基本的な動作から、幅広いジャンルを弾くための高度なテクニックまで、写真や音源付きで詳しく解説しています。通常のスラップ奏法では弾けない"ピック+中指プル"の超絶ファンクなどは、圧巻のひと言! ピック弾きベーシストの方にはもちろん、指弾きメインの方がさらに技術を高めるのにもお薦めです。独学ではたどり着くことのできない、究極のテクニックを手に入れて下さい!
【CONTENTS】
■1.基礎テクニック徹底強化
1-1 すべての基本! ダウン・ピッキング
1-2 ピック弾きの必修テクニック! オルタネイト・ピッキング
1-3 リズムをビシッと決めろ! 空ピック
1-4 スピード感倍増! ゴースト・ノート
1-5 ピック奏法の盲点!? 左手のミュート
1-6 左手のテクニックとのコンビネーション
1-7 音色を積極的に変えるミュート・ピッキング
1-8 難易度高し! 弦跳びピッキング
1-9 基礎テクニックの最難関! アルペジオ
■2.応用テクニックを習得
2-1 オルタネイト・ピッキングを8ビートに乗せる
2-2 オルタネイト・ピッキングを16ビートに乗せる
2-3 スナップを利かせたアタックの強いピッキング
2-4 ピッキングの位置による音色のコントロール
2-5 ギター・ライクなコードを使ったフレーズ
2-6 プルを活用したアクセント・フレーズ
■3.実践フレーズ24選
3-1 パンキッシュなルート弾き
3-2 グルーヴィなロック・フレーズ
3-3 空ピックを多用したファンク・フレーズ
3-4 休符を生かしたクールなファンク・フレーズ
3-5 スラップ顔負けのパーカッシブなフレーズ
3-6 ベーシックなスラップ風フレーズ
3-7 ラリー・グラハム風スラップ・フレーズ
3-8 ジェームス・ジェマーソン風モータウン・フレーズ
3-9 16分音符のバウンス・ビート
3-10 6/8拍子のアフリカン・ビート
3-11 シャッフルの王道ブルース・フレーズ
3-12 ジェリー・ジェモット風16ビート・ブルース
3-13 4ビート・ウォーキング
3-14 昔ながらのビバップ風ソロ
3-15 ダブル・ストップ多用のボサノバ・フレーズ
3-16 情熱のサルサ・フレーズ
3-17 リズミカルなカントリー・フレーズ
3-18 レゲエ・フレーズ
3-19 テクノ風シーケンス・フレーズ
3-20 コード・トーンを使ったメロディアス・フレーズ
3-21 クリス・スクワイア風変拍子フレーズ
3-22 開放弦を活用したハードな和音弾き
3-23 右手の限界に挑戦! 高速メタル・プレイ
3-24 ピック+プル+ゴースト+ブラッシングの超絶プレイ
編集担当より一言
サンプル・サウンドを聴いていただくのが一番わかりやすいかと思いますが、いろいろなジャンルをピックで弾きまくっています。いかにもピック弾きというものから、“え?これって本当にピックなの?”というものまでさまざまです。そうなると“だったら指弾きで良いじゃん”という声が聞こえてきそうですが、最後の「ピック+プル+ゴースト+ブラッシングの超絶フレーズ」なんかはピックを使わないと弾けないのです……速すぎて(笑)。ピック弾きは初心者向きとか、限られたジャンルでしか使えないというのは勘違いだよ!という著者の想いを感じて下さい。 せっかくこのコーナーを読んでいただいているので、すぐに役に立つ小技をひとつ紹介します。ベース本体のトーンを思いっきり絞ってから、指弾きとピック弾きの音を比べてみて下さい。指弾きではトーンを絞りすぎると音像がボケてしまいますが、ピック弾きだとアタックが残るので音程感がわかりやすく、しかもウォームな音色になります。ジャズやR&Bを弾くにはピッタリですし、トーンを自在に操ることで表現力がグッと広がります。本書にはこんな手軽なヒントも満載ですので、ぜひ手にとって読んでみて下さい。(編集担当/橋本)