内容
単なる曲芸に終わらない“次世代の超絶テク”をテンコ盛り!
歴史に名を残すベーシストに超絶プレイヤーが多いことはよく知られています。また近年のポータブル・オーディオ再生機は低域がクリアに聴こえるため、楽曲のベース・ラインも派手なものが増えています。このように、時代は"よりテクニカルなベース・ライン"を求める方向にあります。そんな次世代の動きを敏感に察知しているベーシストに読んでもらいたいのが、本書です。超絶ベースというと派手なスラップやタッピングを連想する人が多いと思いますが、本書はそれだけに留まりません! 変拍子/ポリリズム、コード弾き、ソロ・ベース、刺激的なスケールなども網羅しました。さらに、収録譜例は多彩なジャンルに渡っており、それらが音楽的に仕上がっている点もポイント! 曲芸ではなく、ルート音の延長線上にある音を、超絶テクで奏でたいベーシストは必見です。
【CONTENTS】
≪1章 スピード・プレイ≫
■2フィンガーの限界に挑むスピーディなメタル・フレーズ
◎特訓1:左手テクニックをプラスし、省エネ・ピッキング
◎特訓2:信長式!? 時間差3フィンガー奏法
■ 休符と3連符がトラップ! オルタネイトのゴリ押しフレーズ
◎特訓1:休符代わりにゴースト・ノートを入れたオルタネイトの特訓
◎ 特訓2:脱力or手首の固定でトレモロ・ピッキング
■ハンマリング大活躍のハイ・スピード・スラップ
◎特訓1:サムピング一定でハンマリング発音強化
◎特訓2:連続ハンマリング+サムピングの詰め込みスラップ
■右手の親指フル回転! エコノミー・スラップ
◎特訓1:親指密使! サムピング・アップ集中特訓
◎特訓2:同音3連打のエコノミー・ピッキングを攻略
≪2 章 テクニカル・プレイ≫
■見た目も音もインパクト十分 タッピングの基礎固め
◎特訓1:隣接弦を行き来するタッピング反復横跳び
◎特訓2:認定! タッピングのスベる話
■指板の埋蔵金、ナチュラル・ハーモニクスを発掘
◎特訓1:ポジション自由自在! タッピング・ハーモニクス
◎特訓2:チョーキング時にも使える人工ハーモニクス
■瞬発力を倍増させるヒッティング・ゴーストノート
◎特訓1:ミュートに右腕を使用! トリック・ゴースト・ノート
◎特訓2:ノイズも使いこなせば立派なフレーズ
■省エネ? 体力勝負? 怒濤のレイキング地獄
◎特訓1:さりげない瞬発力が光る! 2本弦レイキング
◎特訓2:レイキングで弾き切れ! ハーモニクスのナイアガラ花火
≪3章 メロディ&ハーモニー≫
■ スケールを意識したメロディアスなプレイ
◎特訓1:フレーズを歌わせる必修装飾テクニック
◎特訓2:震わせるのは音と心! ビブラート&トリル
■脱オクターブ・フレーズ! メロディアスなスラップ
◎特訓1:小粋に決めたい! チョーキング&タッピング
◎特訓2:ムダな動きに意味がある! 異弦同音フレーズ
■なんちゃってフラメンコ奏法で、趣のあるコード弾き
◎特訓1:バッキングからフィルインまで! ダブル・ストップを有効利用
◎特訓2:一人二役でバンドいらず!? ソロでも使える両手タッピング
■フォームのキープが命 ソロ・ベースに挑戦
◎特訓1:ルート&メロディ弾きで左手フォーム力を強化
◎特訓2:左手は押さえっぱなし! アルペジオ・トレーニング
≪4章 アカデミック・アプローチ≫
■ ズレてく浮遊感 ポリリズム・トリック
◎特訓1:同一フレーズが次々変化! 引っかけシンコペーション
◎特訓2:ダウン/アップが入れ替わる奇数フレーズの罠
■足りないから引っかかる!? 小粒でもピリッと辛い7/8拍子
◎特訓1:意外とおなじみ(?)5拍子スラップ
◎特訓2:小節ごとに拍が変わる! 変態ユニゾン・フレーズ
■ソロを弾くなら必修 E7でのEペンタトニック・スケール
◎特訓1:チョーキングで決めるブルー・ノート
◎特訓2:音と音の潤滑油、クロマチック・アプローチ
■ジャジィなスウィング・ベースで、ちょっと大人なアプローチ
◎特訓1:スケール・アウトでスケールの大きなベーシストへ
◎特訓2:美しいフレーズは美しい譜面から!?
≪目的別トレーニング・メニュー≫
◎指弾きの鬼になる30分メニュー
◎右手の親指と人差指をイジメ抜く32分メニュー
◎スピードは正義! な32分メニュー
◎視線を独占するための29分メニュー
◎フレーズの歌わせ方を知る32分メニュー
◎にじみ出る知性を手に入れる31分メニュー