内容
各楽器別の調整ポイントと、求める音に瞬時に設定できるパラメーターが満載
DAWには必ず備えられているイコライザー(EQ)。ただ、どう調整すれば良いのか分からず避けていたり、使ってもプリセットぐらい......という人は多いと思います。確かにイコライザーには、あまり見慣れないアルファベットや記号があって理解しにくいですし、機能が分かったとしても、実際にどうやって使えば良いのか分かりづらいもの。でも、自在に調整することができれば、満足のいくミックスを実現することができます。そこでまるごと1冊、イコライザーの使用方法を解説する書籍を作ってみました。イコライザーの基礎知識、TIPS、そして楽器別のイコライザーのセッティング例をどどーんと165個収録! セッティング例は特性カーブを示したグラフとパラメーター、解説で構成し、EQ使用前・使用後の音源を付録CD-ROMにオーディオ・ファイル(WAV形式)として収録しているので、具体的なイコライザーの使い方を目と耳の両方から学ぶことができます。ミックスでお悩みのあなた、ぜひ本書をDAWの近くに置いて使い倒してください!
【CONTENTS】
■序章 イコライザーの基礎知識
■第1章 キック編
■第2章 スネア編
■第3章 ハイハット編
■第4章 シンバル編
■第5章 タム編
■第6章 パーカッション編
■第7章 リズム・マシン編
■第8章 ベース編
■第9章 エレキギター編
■第10章 アコギ編
■第11章 ピアノ編
■第12章 キーボード編
■第13章 ストリングス編
■第14章 ブラス編
■第15章 ボーカル編
■第16章 エフェクト編
■第17章 2ミックス編
■綴じ込み付録 EQポイント早見表ミニポスター
付録ダウンロード
電子版用のデータはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
思えば、著者の角さんとの本書の最初の打ち合わせの日が、日本を巨大地震が襲った2011年3月11日でした。社内で打ち合わせしていたところ、急激な揺れに見舞われたのです。
当然、打ち合わせは中止。都内の交通機関はすべて止まったため、帰る方向が一緒だった角さんと私は、2人で徒歩で帰宅することに。会社のある市ヶ谷から中野付近まで、3時間ぐらいぜぇぜぇ言いながら歩き続けました。
それから4カ月、ようやく本書が出来上がりました。とにかく大量のEQセッティングが本書の売りです。私と角さんは、この本を見るたびに、大変だった制作作業と、不安だった徒歩での帰宅を思い出すのでしょう。そんな労作です。ぜひ!(編集担当:大塚)