内容
ギターの可能性を徹底追及! 練習法を自分で作るユニークなDIYブック
即興演奏の鬼才として知られるミック・グッドリックの名著『The Advancing Guitarist』が、ついに日本語翻訳版になりました。本書ではミックが提示するヒントをもとに読者自身が練習方法を考え、ハーモニーや運指パターンを完全に解体し、ゼロから再構築していきます。指1本だけでのモード演奏や、運指パターンを偏りなくこなす練習など、徹底的かつ論理的な基礎の再構築に始まり、カウンター・ポイント、トライアド・オーバー・ベース・ノート(アッパー・ストラクチャー)、4度ヴォイシング、メロディック&ハーモニック・マイナーにおける全モードと全インターバルに至るまで、著者自ら"すべてこなすには人生数回分の時間がかかる"と書いているほど、豊富なアイディアが盛り込まれています。さらに上を目指すギタリストにとって、必携の一冊と言えるでしょう。
※本書にはTAB譜は掲載されておりません。また、ダイアトニック・コードやモードなどの基礎的な理論についての解説はされておりませんので、あらかじめご了承ください。
【CONTENTS】
■第1章 自由な即興への入り口
◎1-1 "フィンガーボードの構造学"の序章
◎1-2 フィンガーボードの構造学
◎1-3 単一弦での演奏(ユニターの科学)
◎1-4 モード:コード・スケール1
◎1-5 移動式のミニ・ポジション
◎1-6 猿でもわかるカウンター・ポイント
◎1-7 オープン・ポジション
◎1-8 ポジション・プレイ
◎1-9 コンビネーション・プレイ
◎1-10 マイナー・スケールの追求
◎1-11 パラレル・スケール
◎1-12 他のキーへの応用
■第2章 練習の素材集
◎2-1 トライアド
◎2-2 トライアドについてさらに多くのこと
◎2-3 7thコード
◎2-4 メジャー・スケールの探求
◎2-5 メロディック・マイナー・スケールの探求
◎2-6 ハーモニック・マイナー・スケールの探求
◎2-7 ダイアトニック4声コード:その1
◎2-8 ダイアトニック4声コード: その2
◎2-9 ダイアトニック4声コード:その3
◎2-10 ダイアトニック4声コード:その4
◎2-11 モード:コード・スケール2
◎2-12 トライアド・オーバー・ベース・ノートその1
◎2-13 トライアド・オーバー・ベース・ノートその2
◎2-14 ペンタトニック・スケール
◎2-15 音の数学/運指の数学
■第3章 即興演奏の哲学
◎3-1 ギターの複雑さに関する考察
◎3-2 進化すること
◎3-3 コンテンポラリー・ハーモニー
◎3-4 チューニングとチューナーについて
◎3-5 ハーモニクスと倍音の影響
◎3-6 演奏に飽きてしまったら?
◎3-7 沈黙は金
◎3-8 自己批判をすること
◎3-9 ヒントとなる単語集
◎3-10 "次が何か?"は誰も知らない
◎3-11 即興演奏の日記
◎3-12 タイムとリズム
◎3-13 テンポに合わせて身体を動かす
◎3-14 テクニックに関するいくつかの考察
◎3-15 演奏環境の違いに関する考察
◎3-16 用意されたもの vs 即興演奏
◎3-17 諸々に関する短いテーマ集
◎3-18 後悔を役立てる考え方