初級脱却 トロンボーン練習術

プロが実践する基礎トレ、裏ワザ満載

榎本 裕介(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2013.03.25
品種書籍
仕様A5判 / 140ページ / CD付き
ISBN9784845622139

内容

プロが現場で身につけた“管楽器上達のノウハウ”を凝縮

サックス&ブラス・マガジンおよび公式Webサイト"サックス&ブラス・チャンネル"での連載で人気を博したセミナーを1冊にコンパイル。サックス編、トランペット編、トロンボーン編の3冊を同時に発売します。従来の教則本のように、練習フレーズを紹介するだけではなく、"なぜロング・トーンを吹くのか""どのようにスケール練習したら効果的か"......など、その練習が楽器を上達するうえでどう効果に結びつくのかを具体的に解説しているのが本著の特徴です。第一線で活躍するプロが実践し、現場を通じて体得してきたアイディアを元に、管楽器プレイヤーが日常抱えている悩みの解消法や、ちょっとしたコツなど、本当に知りたかったのにどこにも書いていなかった、うまくなるためのノウハウを凝縮しました。練習の成果がうまく出ず伸び悩んでいる人も、"初級"レベルからいつまで経っても抜け出せない人も、本書を読んで日々の練習を行えば、その成果が必ず実を結びます!

【CONTENTS】
■第1章 トロンボーンの三大要素で基礎力をアップロングトーン/タンギング/リップスラー
◎良い音を常に意識する
◎悪い姿勢になっていませんか?
◎良いアンブシュア、悪いアンブシュア
◎ウォーミングアップをしないと体に負担がかかります!
◎ロングトーンはなぜ必要なのか?
◎ロングトーンとハモりを同時にトレーニング
◎胸腹式呼吸って何だろう?
◎メトロノームを使って腹式呼吸を実践
◎曲中で息つぎに時間をかけられない場合を想定したトレーニング!
◎練習の目的をはっきりさせる
◎滑らかなフレージングに不可欠!レガート・タンギング
◎スタッカートのタンギングに挑戦
◎ノンタンギングを覚えよう
◎ノンタンギングで短い音を練習する
◎ノンタンギングとタンギングの複合練習
◎リップ・スラーとは?
◎音域を広げたリップ・スラーの練習
◎スライドを動かしながらリップ・スラーをする

■第2章 初級を脱却する低音/小音の極意
◎低音を豊かに響かせるコツ①
◎低音を豊かに響かせるコツ②
◎タンギングで低音を効果的に練習
◎通常音域外の低音を出すペダル・トーン
◎小さい音での練習って本当に必要なの?
◎基本中の基本が再び登場! 小さく吹くときの体の使い方を覚える
◎息のコントロールが身につく小音量のタンギング
◎小さい音と大きい音の繋がりを良くする

■第3章 初級を脱却するスライドの極意
◎実はものすごく重要!スライドを動かす速さ
◎スライド操作の正確さを上げる
◎異なる倍音列を含んだ練習フレーズ
◎速いフレーズに役立つ"替えポジション"
◎替えポジションのメリットと基礎トレーニング
◎替えポジションを駆使すれば速いフレーズも難なく吹ける!

■第4章 初級を脱却する息/舌/唇の極意
◎短い音での練習はなぜ重要なのか?
◎舌の精度を上げる2種類
◎息を舌でコントロールする高音域のリップ・スラー
◎リップ・トリルはできますか?
◎プレイが色っぽくなるビブラート

■第5章 初級を脱却するアンサンブルの極意
◎自分の音はどこに消えてしまったのか?
◎アンサンブルが上手くなるコツを教えます
◎ハモりのコツは音程だけじゃかった!
◎ユニゾンは音程を合わせただけではダメ!
◎タイトなアンサンブルの秘訣は下のパートにあり!
◎オクターブ・ユニゾンでは自分のパートの役割を考える
◎"もっとリードにつけて!"ってどういう意味なの?

■第6章 楽器を知ることも上達のカギ
◎各部パーツの状態で吹奏感が変わります!
◎ベルとスライドの角度はどれくらい?
◎楽器のお手入れの基本
◎音色や吹奏感が変わる!? 楽器のワンポイント・メンテナンス
◎ミュートにどんな種類があるのか把握しよう!

■第7章 知って得する豆知識
◎"歌う"ってどういうこと?
◎ひげを剃るときの注意点!
◎演奏姿勢によってはスライドがゆがんでしまう
◎消音器での練習は意味がない?
◎音楽感を養う耳コピーのススメ
◎12キーで練習する意味は