内容
ソロやバッキングだけをマスターしてもブルースは弾けない!?
ブルースのソロを練習! 次はバッキングを練習!
......もちろんそれでOKですが、そういったポイント別練習で見落としがちなのがイントロやエンディングの弾き方。さぁブルースを弾こう!というときに「あれ?どう始めていいかわからないや」なんて困った経験ありませんか? 全体の展開や雰囲気を決定するイントロ→バッキング→ソロ→小粋なエンディングで締めくくり......すべてが見事に繋がってこそカッコいいブルースになるわけですし、弾けるようになりたい演奏ってそういう演奏ですよね? "12小節だけ"を覚える=ブルースが弾ける、ではないのです。そこで提案したいのが、ブルースに必要な全要素をまとめた完全演奏を1セットとしたエクササイズ。完全演奏方式=完奏方式、です。バッキングやソロはもちろん、豊富に用意されたイントロ、エンディング、そしてターン・アラウンドのパターンすべてを吸収して、ブルースへの総合対応力を増強! テーマ別練習では身につかない、トータルなブルース実践力を身につけませんか?
■Part1 知っておくべき代表的なブルースの9つの基本スタイルを完奏方式で完全制覇する
◎完奏パターン(1) ミディアム・シャッフル・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(2) ストレート8ビート・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(3) マイナー・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(4) スロー・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(5) アップ・テンポ・シャッフル・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(6) 8小節ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(7) 16小節ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(8) ジャズ・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
◎完奏パターン(9) ルンバ・ブルース
イントロの別バージョン!
ターン・アラウンドの別バージョン!
エンディングの別バージョン!
■Part2 ブルース・ギター演奏をより多彩なものに導く4つの重要なスタイルを完奏方式で完全制覇する
◎完奏パターン(10) R&Bブルース
R&Bブルースの別パターン!
知っておくとさらに役立つもう1フレーズ
◎完奏パターン(11) カントリー・ブルース
カントリー・ブルースの別パターン!
知っておくとさらに役立つもう1フレーズ
◎完奏パターン(12) ハード・ロック系ブルース
ハード・ロック系ブルースの別パターン!
知っておくとさらに役立つもう1フレーズ
◎完奏パターン(13) ファンク・ブルース
ファンク・ブルースの別パターン!
知っておくとさらに役立つもう1フレーズ
■その他コラムなど
◎より完璧に完全制覇するためのアイデア
◎完全制覇をより完璧にするブルース・コード進行6パターン
◎完全制覇をより完璧にするための完奏カラオケの移調トラック
◎セッションのときのギターやアンプのセッティング
◎完全制覇をより完璧にするために聴いておきたい名盤
■巻頭付録:音名とディグリーの早見対応表
付録ダウンロード
電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
知人と演奏していて“セッションやろうぜ!”“ブルースでもやるか!”ってときに気づきました。味のある渋いイントロやエンディングなどの引き出しって案外少ない。パターンによっては少ないどころか、どうして良いかすらわからない。トホホ。
バッキングやソロは意識して練習しててストックがあるのに、“そこ”は盲点なんですよね。でも“そこ”がないとブルースがビシッと締まらなくなります。実は肝の部分。その体験を基に、ブルースを最初から最後まで通して練習できる完全演奏方式、略して完奏方式の教本を作りました。
特にイントロやエンディングは複数例を掲載したので、それらを使いこなせば、“むむ、この人、やるな!”といち目置かれること間違いなし。もちろんバッキングやソロも併せて覚えられるので死角なし! 食事で例えたら“完全食”、まさに“完全ブルース教本”になったと思います。
CD付きで、模範演奏やカラオケも入っていますが、実はこれ、練習以外にも便利。巷で探すと意外に少ないのがフルサイズの“ブルースのカラオケ”。つまり本書のカラオケ音源って誰かに弾いて聴かせるときのバック・トラックとしても有効なんです。本書でブルースの腕を磨いたら、バンバン人前で演奏してみてください~。(出版2部/杉坂)