内容
オリジナル・ピックとDVDのW付録！ うまく弾けないのは、フォームのせいだったのです!!
この本は「オリジナル・ピック」と「DVD」とが付録として付いた、「オールカラー」のギター教則本です。ギターのプレイ・フォームは人によって千差万別ですが、サウンド面とプレイアビリティ面から見直してみると、"これがベスト！"と言えるものにまとめ上げることができます。そのフォームこそが、ワンランク・アップを実現する"究極のナチュラル・プレイ・フォーム"なのです。本書でフォームをチェックして、自分の上達をぜひ体感してください。
※【ナチュラル・プレイ・フォームとは？】
自然な弦振動を自在に得るための効率的かつスタンダードな弾き方のこと。音色と演奏性に優れたフォームです。
※【付録のオリジナル・ピックは？】
ピックをしならせるかのようなピッキング法を習得するための「しなり弾き養成ピック」です。直径３cm、形状は真円！
【コンテンツ】
■第１章：右手のフォーム
《１ 単音プレイ》
●１-１ ベーシック（ダウン）ピッキング
◎ピックの持ち方について
◎ピックの角度について
◎ボディに対するピックの角度
◎ピックを持つ深さについて
◎こすり弾きとしなり弾き
COLUMN しなり弾きとピックの関係
◎右手の振り方について
●１-２ オルタネイト・ピッキング
◎オルタネイトでのダウンとアップの強弱関係
◎ダウン時とアップ時にピックを弦に当てる深さ
◎スナップ振りピッキング
◎ブリッジ・ミュートのフォーム
●１-３ 弦移動を伴うピッキング
◎弦移動フレーズでの右手全体の上下動
◎弦移動フレーズでの親指関節の柔軟性
◎弦移動フレーズでの手首の柔軟性について
●１-４ エコノミー・ピッキング
◎エコノミー・ピッキングのベーシックな動作
◎左手主導を鍛えるためのエコノミー・ピッキング
●１-５ スウィープ・ピッキング
◎スウィープでの右手の上下動とピックの立たせ具合い
◎スウィープでの「こすり弾き」と「しなり弾き」について
●１-６ ハイブリッド・ピッキング
◎ピックと中指を併用するハイブリッド・ピッキング
◎ハイブリッド・ピッキングの注意点について
COLUMN 極太サウンドの極意！?つけ弦式ピッキング
《２ ストローク/カッティング》
●２-１ コード・ストローク
◎ストロークでのピックの持ち方と角度
◎ストロークでの右手の動かし方について
●２-２ カッティング
◎カッティングでの右手の振り方について
◎カッティングでの右手の軌道
●２-３ 単音カッティング/単音ミュート・カッティング
◎単音カッティングでの親指離しスナップ育成法
◎単音ミュート・カッティングのコツ
●２-４ 弦を弾き分けるカッティング
◎低音弦/高音弦を弾き分けるカッティング
特別付録！「しなり弾き養成ピック」について
■第２章：左手のフォーム
《１ 単音プレイ》
●１-１ ベーシックなフィンガリング
◎フィンガリングの基本
◎各指の細部をチェック！
◎フィンガリングのバタつきを抑制する練習
●１-２ チョーキング
◎頻出！薬指チョーキング
◎いろいろなチョーキング
●１-３ ビブラート
◎ビブラートの基本的なかけ方
◎チョーキング・ビブラートのかけ方
◎さまざまなビブラート
●１-４ ハンマリングとプリング
◎ハンマリングとプリングの基本動作
◎ハンマリングとプリングのOK例とNG例
●１-５ スライドとグリス
◎スライドのフォーム
◎グリスのフォーム
COLUMN フィンガーテクで広がる無限の可能性
《２ ストローク/カッティング》
●２-１ バレー・コード
◎きしまないＦコード・フォーム
●２-２ ミュート
◎ストローク/カッティング時の指先での不要弦ミュート
◎コード・プレイ時の押弦←→ミュートについて
◎単音カッティングでの左手ミュート・フォーム
■第３章：全身のフォーム
《１ 座・立》
●１-１ 座っている時の構え方
◎太ももへのギターの乗せ方
◎座っている時のギターと身体の角度
●１-２ 立った時の構え方
◎立った時の基本的な構え方
◎立って演奏する時のリズムのとり方
■トレーニング・フレーズ集
◎ベーシック（ダウン）ピッキング・フレーズ集
◎オルタネイト・ピッキング・フレーズ集
◎弦移動ピッキング・フレーズ集
◎エコノミー／スウィープ・ピッキング・フレーズ集
◎ハイブリッド・ピッキング・フレーズ集
◎コード・ストローク／カッティング・フレーズ集
◎単音系／弾き分けカッティング・フレーズ集
◎ベーシック・フィンガリング／チョーキング／ビブラート・フレーズ集
◎ハンマリング／プリング／スライド／グリス・フレーズ集
◎ストローク／カッティングのバレー・コード＆ミュート・フレーズ集
◎全身のフォーム確認用フレーズ集
編集担当より一言
多数のギタリストからご支持いただいた教則本『究極のプレイ・フォーム』刊行から15年。より深く、より幅広く、そして数々の新たなノウハウを収録したフォーム決定版が、この『究極のナチュラル・プレイ・フォーム』です。
本書には《しなり弾き養成ピック》という著者オリジナルの真ん丸ピックが付いています。これを使うことによって、弾きやすくて良い音の出る右手フォームが自然と身につくのです（使用法は本書と付録DVDを参照して下さい）。付録ピックのアイディアが浮上したのは2012年11月でした。当初、著者の宮脇氏から届いた設計図は正方形。編集部の判断は「これじゃダメ」。続いて提出されたデザインは台形でした。「正方形と変わらない。これもNG」。その後、何度も修正が重ねられ、約半年後に「直径3センチの真円ピック」にたどり着いたのです！ 工夫を凝らしたこのピックを使って、“究極のナチュラル・プレイ・フォーム”をぜひ身につけて下さい。
「ギターを初めて持った時から、フォームのことばっかり考えるのがクセでした」と言うのは著者の宮脇さん。ギターを始めた16歳から30年以上もの間、1日2時間、ほぼ毎日プレイ・フォームのことを追求してきたそうです。その総時間数は約2万時間！ そしてこれまでにギター教室、専門学校、全国各地のセミナーで、のべ約1万人に直接指導。うち8割の約8千人にプレイ・フォームに関する指導を行ない、そのほとんどがテクニック面／音色面ともに向上したという実感があるそうです。本書はそんな膨大な時間と実績に裏付けされているのです。
（出版２部／mikami）