内容
音色作りも学べるバッキング/オブリ/ソロのアイディア集
ポップス、ロック、バラード、ファンク/R&B、エレクトロニカの5ジャンルにおける8小節の定番コード進行を使って、カッティングやリフなどのバッキング・パターンやオブリ、ソロなどのフレーズを提案する“アレンジ視点”に立ったエレキギター教則本です。単にフレーズや演奏テクを解説するだけでなく、ギターのモデル選択にはじまり、アンプの選択&設定、そしてエフェクターのセッティングまでを詳細に解説。クリーン・ブースターを生かしたカッティングから、フィードバック・サウンドまで多彩な例を解説しています。いつも同じようなバッキングに陥りがちな方から、コンポーザー志向のギタリストまで、幅広くお役に立てるギター・アレンジ・アイディア満載です。
【CONTENTS】
■はじめに
■本書の目的と使い方
■使用機材の紹介~ギター&アンプ
■使用機材の紹介~エフェクター
≪PART 1 ポップス編≫
■Section 1 アレンジのポイント
■Section 2 定番コード進行
a:汎用性の高い王道メジャー系進行
b:浮遊感が心地良いクリシェ2
c:哀愁と力強さを兼ね備えたマイナー系
d:静謐なクラシック・ピアノ風
e:分数コードによるベース・ペダル・ポイント
■Section 3 バッキングのアイディア
1:ベーシックで力強いストローク
2:美しく繊細なストローク
3:“歌うような”8分刻み
4:浮遊感を演出する~その1:アナログ・ディレイ
5:浮遊感を演出する~その2:デジタル・ディレイ
6:ハーフミュートによるアルペジオ奏法
7:カポを利用したカントリー・サウンド
8:カポ+オープン・チューニング
9:ピッチ・シフト・ペダルで華やかな雰囲気に
10:トップ・ノートのペダル・ポイント~その
11:トップ・ノートのペダル・ポイント~その2
12:刻みと白玉で豪華に~その1:8分音符刻み
13:刻みと白玉で豪華に~その1:白玉
14:刻みと白玉で豪華に~その2:8分音符刻み
15:刻みと白玉で豪華に~その2:白玉
16:アコギと組み合わせるエレキのアプローチ
17:ブースターで“歪む手前”の力強いサウンドに
18:“遊び心”なバッキング~その1
19:“遊び心”なバッキング~その2
20:“バッキング”という枠を外してみる
21:メロディを意識したボイシング
■Section 4 オブリ&ソロのアイディア
1:ストリングス風ロングトーン
2:勢いのあるリズミックなオブリ~その1
3:勢いのあるリズミックなオブリ~その2
4:メロディをモチーフにしたソロ
5:ハモりで耳を引きつける
6:同一フレーズの印象変化~その1:音域
7:同一フレーズの印象変化~その2:楽器
8:ときには“力業”も効果的~その1:チョーキング
9:ときには“力業”も効果的~その2:ハーモニクス
10:指で弾くと驚くほど音色が変化する
11:ボトルネックでサステインを稼ぐ
12:アンプ録音 vs ライン録音~その1:カッティング系
13:アンプ録音 vs ライン録音~その2:ソロ系
14:“奥に引っ込める”音作り~その1:オブリ系
15:“奥に引っ込める”音作り~その2:メロディ系
≪PART 2 ロック編≫
■Section 1 アレンジのポイント
■Section 2 定番コード進行
f:開放弦を利用したヘビー系リフ
g:休符を効果的に使ったエッジー系
h:ハイポジションでの流麗系
i:アルペジオで知的な雰囲気に
j:疾走感のあるカッティング系リフ
■Section 3 バッキングのアイディア
1:ニュアンスを弾き分ける
2:ドライ系とウェット系を弾き分ける
3:異なる音色で同じフレーズを重ね録り
4:エッジー系リフをより野性的に
5:同じリズムのリフで音程を変える~その1
6:同じリズムのリフで音程を変える~その2
7:パワーコード系のリフ
8:同一フレーズのオーバーダビング~その1
9:同一フレーズのオーバーダビング~その2
10:同一フレーズでニュアンスを変えてオーバーダビング
■Section 4 オブリ&ソロのアイディア
1:ハンマリング&プリングできらめくオブリ
2:力強く広がりのあるソロ
3:バッキングとのコントラストを付ける~その1:オブリ
4:バッキングとのコントラストを付ける~その2:ソロ
5:“オフめ”のオブリで曲に深みを加える
6:盛り上げポイントを計算したソロ
7:抑えた歪みのブルージーなソロ
8:ギター本体のボリュームを絞ったサウンド~その1
9:ギター本体のボリュームを絞ったサウンド~その2
≪PART 3 バラード編≫
■Section 1 アレンジのポイント
■Section 2 定番コード進行
k:静謐な雰囲気のマイナー2度下行
l:激しい曲調にも合う下行パターン
m:インテリジェンスな雰囲気のパターン
n:スケール感の大きい雰囲気を演出
o:汎用性のあるソウルフルな進行
■Section 3 バッキングのアイディア
1:フィンガー・ピッキングでのアルペジオ
2:少ない音数で力強さをアップ~その1
3:少ない音数で力強さをアップ~その2
4:12弦ギターでのアルペジオ
5:ピアノ風バッキング
6:歪みで“なじませる”
■Section 4 オブリ&ソロのアイディア
1:パーカッシブでスパイシーなオブリ~その1
2:パーカッシブでスパイシーなオブリ~その2
3:メロディアスなアルペジオ系
4:ハーモニクスで透明感を演出
5:サビへの盛り上がりを演出する上行フレーズ
6:肉声を意識したソロ・フレーズ
7:ディレイとリバーブで立体感のあるソロに
8:ビブラートで聴かせるソロ
9:トレモロ・アームでより肉声に近いサウンドを~その1
10:トレモロ・アームでより肉声に近いサウンドを~その2
11:ピッチ・シフト・ペダルを使ったソロ
12:クリーン・トーンで勝負するソロ
≪PART 4 ファンク/R&B編≫
■Section 1 アレンジのポイント
■Section 2 定番コード進行
p:9thコードのみのワンコード系
q:3連系のカッティング
r:優しい響きのR&B系進行
s:ワンコードの単音リフ
t:明るくタイトなフュージョン系
■Section 3 バッキングのアイディア
1:コード・カッティングに単音カッティングをプラス
2:コード・カッティング+コード・カッティング
3:ワウを使ってファンク度アップ
■Section 4 オブリ&ソロのアイディア
1:ヘビーなオブリとシャープなオブリ
2:トリルでトリッキーに
3:飛び道具系エフェクターで遊ぶ~その1:オクターバー
4:飛び道具系エフェクターで遊ぶ~その2:オートワウ
≪PART 5 エレクトロニカ編≫
■Section 1 アレンジのポイント
■Section 2 定番コード進行
u:シンプルなオンコード系進行
v:ロック感のあるオンコード系
w:トップ・ノートをそろえるペダル・ポイント
x:アブストラクトな雰囲気を出すワンコード系
y:思いきり歪ませたグランジ系サウンド
■Section 3 バッキング/オブリのアイディア
1:ボリューム奏法でパッド風サウンド
2:ハーモニクスでフレージング
3:トレモロ・アームとディレイで空間を作る
4:ハーモニクスで轟音サウンド
5:フィードバック系サウンド~その1
6:フィードバック系サウンド~その2
7:音の“壁”を作る
■おわりに
■CD INDEX
音楽情報サイトRondoMにて連動企画を連載中!
「ギター・サウンド・テクニック」
http://rittor-music.jp/guitar/column/soundtec
ギターの音作りにフォーカスした連載。動画なども交えながら、アンプやエフェクターのセッティングを中心に、さまざまな音作りのアイディアを紹介していきます。
付録ダウンロード
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