内容
アコースティック・ギター・マガジン誌で人気を博した10企画を新録音源とともに待望復刻!
アコースティック・ギター・マガジン誌で過去に特集されたギター奏法企画のうち、特に人気の高かった10企画を集めた講義録本。ギタリストに需要の高いブルース、カントリー、ジャズの3ジャンルを中心に選定しており、いずれの企画も各ジャンルのトップ・ギタリストによる丁寧な解説がなされています。新録音源を含む魅力的な模範演奏音源も多数収録。一冊の本でさまざまなプレイ・スタイルが学べるので、音楽性の幅を広げたいギタリストはもちろん、作曲のネタ集としても活用できます。また、難しい理論的な説明は極力避け、実践的な譜例が提示されるので初心者にもオススメです。
【CONTENTS】
■ダイアグラム中心で簡単マスター! 弾けるカントリー・ブルース
■ウッディ・マン直伝! フィンガーピッキング・ブルースの真髄
■打田十紀夫のフィンガーピッキング・スライド・ギター
■軽快なカントリー・リックがラクラク弾ける! ギャロッピング奏法入門
■有田純弘のフラットピッキング・マスタークラス
■フォーキィ&ブルージィに贈る「使える」コード・ブック
■吉田次郎のそろそろコード・ソロ
■ジャンゴ・ラインハルトのソロ・アプローチ攻略法
■手島大輔のジプシー・ジャズ攻略
■Harmony of Swing Jazz Guitarアコースティック・スウィング・ギター講座
【収録曲(全173トラック)】
◎Love in Vain
◎Aura Lee
◎Blackberry Blossom、他
編集担当より一言
本書の制作に当たっては、アコギ奏法の歴史を時系列で楽しめるように、ということにも意識してみました。
チャーリー・パットンやブラインド・ブレイクに代表される初期ブルースのスタイルから、徐々にジャズ・ブルースというものが生まれ、エディ・ラングらの登場によってジャズ・ギターが完成していく流れ。この流れはヨーロッパに飛び火してジャンゴ・ラインハルトを生んだりもするわけですが、その一方でブルース・ギターのスタイルはマール・トラヴィスとチェット・アトキンスを経てカントリーの代表的奏法、ギャロッピングを生んだりもしています。
ブルース、カントリー、ジャズは名前こそ違いますが、ともにアメリカ産の音楽なだけに共通点も多いです。本書を読み進めていけばそんなことにも気づいてもらえると思います。ぜひそんな側面からもお楽しみ下さい。
(出版3部:熊谷和樹)