内容
プレイを“少し”見直して、プレイの表現力を“大きく”変える!
友達や対バン相手など他のギタリストのプレイを聞き、「自分と同じくらいのレベルなのに、あの人のギターはよく聞こえる」と思ったことはないでしょうか。それは多分、その人のプレイの"表現力"が高いからです。表現力の高さで違いが出るのは、ギター・プレイで言うところのディテールの部分。ある程度のレベルまでギターが弾けるようになると、そこからプレイの質に差が出るのは、こういった"ちょっとした部分"なのです。この本は、そういったギターの表現値を上げるための細かいノウハウを、紹介していきます。チョーキングの掛け方、ピッキングのちょっとしたコツ、音作りのポイント......こんなところを押さえるだけで、ギター・プレイは大幅に変わります。気づいてそうで気づかなかった、「目からウロコ」な内容が満載です。
【CONTENTS】
■Part.1 右手での表現力アップ術
1 まずは全部ダウンで弾け!
2 ピックを使わず親指で弾いてみろ!
3 ピック・ストップを使いこなせ!
4 チョップを使え!
5 ピッキングの強弱は大げさに、そしていつもつけろ!
6 タメのプレイには "すりつけるピッキング"を加えろ!
7 大きく振りかぶるピッキングを使いこなせ!
8 ボディ側にピッキングして、弦の"斜め振動"を手に入れろ!
9 ストロークは低音と高音を弾き分けろ!
10 ストロークの腕を振り下ろす方向で、音のキャラを変えろ!
11 3連符カッティングを身につけろ! だが身についたらなるべく使うな!
■Part.2 左手での表現力アップ術
1 とにかくスライドから始めろ!
2 スライド・ダウンを取り入れろ!
3 チョーキングの音程にシビアになれ!
4 チョーキングは"始点"と"到達点"の両方の音を聴かせろ!
5 チョーク・アップからのダウンの色気!
6 一瞬でチョーク・アップをしろ!
7 揺らせ!
8 ビブラートは揺らす音の元の音程もキチンと出せ!
9 自分が思うより、大きく揺らせ!
10 小さく、細かく、揺らせ!
11 ゆっくりでも速くでも揺らせるようになれ!
12 1音幅のビブラートまでできるようになれ!
13 ピッキング・ハーモニクスには大きなビブラートを加えろ!
14 クォーター・チョーキングを見落とすな!
15 すべての指で同じビブラート表現ができるようにしろ!
16 テクニックによる表現方法の違いを考えろ!
17 ボーカル的泣き表現の秘技、弦引っ張り!
18 カッティングのキレは実は左手!
■Part.3 フレージングでの表現力アップ術
1 ツブの揃いすぎたピッキングなんてつまらん!
2 フル・ピッキングにこだわるな!
3 スウィープは音のツブを揃えすぎるな! つまらん!
4 あえて装飾を加えない、"点で始まる"フレージング!
5 ウラ拍でチョーキングをかまして躍動感を出せ!
6 同じ音程の2度打ちにはスライドをかませろ!
7 少ない歪みも難しいが、バリ歪みもコントロールが難しい!
8 音伸びするなら自分で切れ!
9 キレのあるカッティングに力はいらない!
10 カッティングには、音量はそんなにいらない!
■Part.4 音作りでの表現力アップ術
1 手元のボリュームを使いこなしまくれ!
2 なるべく硬めのピックを使え!
3 たまにはフロントも使え!
4 自分が気持ち良いと感じるゲインから、1ぐらい下げろ!
5 クリーン・トーンは、強く弾くと少し歪むくらいの音作りに!
6 ディレイは"少し大きいかな"くらいの量感で混ぜろ!
■特別収録
ギター・インストゥメンタル・ナンバー
「Crush On You」ギター・スコア(付属CD対応)