内容
人見知りを治す必要なんて全くなし! 社交的な人物を装って社会をサバイブしていくための本
『アメトーーク!』などのバラエティ番組でも話題になったように、お笑い芸人に人見知りは多いと言われています。ビートたけしさん、松本人志さん、志村けんさんといった大御所から、オードリー若林さん、有吉弘行さん、バカリズムさんといった若手まで、人見知りを公言している芸人の例を挙げればキリがありません。では、人前に出て、多くの人とかかわる仕事なのに、なぜ彼らは成功しているのでしょうか? 実は彼らは、無理をして人見知りを"治して"いるのではなく、人見知りの長所を知り、それを生かし、人見知りだと周囲に悟られないようにし、幅広く社交に長けている人物を"装って"仕事をしているのです。そんな成功している人見知り芸人のふるまいから、新たなコミュニケーションを提示するのが本書。もう無理をする必要はありません。内向型のまま幅広くコミュニケーションする術を、人見知り芸人の仕事術に学んでいきましょう!
【CONTENTS】
■はじめに──なぜ「人見知り芸人」は、人見知りのまま仕事で成功しているのか?
■第1章 人見知りを無理に治す必要はない
◎そもそも人見知りって何?
◎人見知りの原因は自意識過剰
◎自意識過剰から口下手に
◎人見知りのままでも構わない
◎人見知りを武器にしよう
■第2章 人見知りの短所を隠す方法
◎プラス要素とマイナス要素を天びんにかける
◎マイナス感情をエネルギーにする
◎不安材料を洗い出す
◎不安材料を分析してポジティブな要素を見つける
◎没頭できることを用意しておく
◎孤独を感じないようひとり上手になる
◎目線を合わせずに話す
◎最適な居場所を作る
◎最低、最悪な状況をイメージする
◎向いていないことは思い切って捨てる
■第3章 人見知りの長所を活かす方法
◎人間観察力を生かす
◎気配り力を生かす
◎リスク回避能力を活かす
◎特定の相手との深い関係を活かす
◎聞き上手を活かす
◎クリエイティブ思考を活かす
■第4章 人見知りのまま社交的を装う方法
◎何はともあれ挨拶をする
◎挨拶は自分のため
◎すべての会話に目的を見つける
◎興味のアンテナを広げる
◎さまざまな仮面を用意しておく
◎仮面は必要に応じてかぶる
◎社交モードに切り替える2つの方法
◎「聞き上手」の一歩先へ行く
◎自分のことを話して安心感を与える
◎自分の話をするために「自分ノート」をつける
◎自分の話をしつつ相手にも質問する
■第5章 人見知りのまま自分の意見を伝える方法
◎小さなトップで自信をつける
◎孤独になって考える
◎相談しやすい人を側に置く
◎リハーサルに時間をかける
◎話し言葉の台本を書いてみる
◎1人ずつ味方を増やしていく
◎断られることを楽しむ
■第6章 今スグ使える!人見知り芸人のテクニック実例集
◎二度目ましての人との会話がないとき
◎苦手な相手に絡まれたとき
◎地位や名誉のある相手と一緒になったとき
◎面接で思うように話せないとき
◎気が進まない飲み会に参加してしまったとき
◎上司に見られながら電話や商談をするとき
◎人見知りの相手と仲良くなりたいとき
◎部下に仕事の指示や説教をするとき
◎立派な建物や高価な品物の前にいるとき
◎グループ内で空気のような存在になったとき
編集担当より一言
あんまり知られていませんが、小社では音楽に関係のない本もときどき出版しています。例えば、会話上達を目的とした実用書『お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術』や、ダンスの教則本『キレイ実感!ベリーダンス』、謎解きゲームブック『人狼村からの脱出』といったラインナップです。どれも音楽モノに負けないぐらい面白いので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
さて、そんな非音楽関連の新刊、『人見知り芸人に学ぶ ムリをしない社交術』は、テレビで活躍する「人見知り芸人」の仕事術から、“人見知りなのにうまく社交する”ワザを学んでいこう、という本。あくまでも“人見知りを治す”のではなく、“人見知りのまま社交する”のがポイント。人見知りに悩む人(私もですが)には役立ちます!
(出版4部/大塚)