俺が叩いた。

ポンタ、70年代名盤を語る

村上“ポンタ”秀一(著)

定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
発売日2016.01.25
品種書籍
仕様A5判 / 272ページ
ISBN9784845627646

内容

ポンタがドラム越しに見た70年代名盤の裏側

日本屈指のドラマーである著者が、膨大なキャリアの中から、" 赤い鳥"から始まった70年代の参加作品についてインタビュー形式で語り尽くす。本書で紹介しているアルバムは、いずれも日本の音楽シーンにおいて、大きな意味を持つ作品ばかり。深町純、吉田美奈子、山下達郎らメイン・アーティストはもちろんのこと、盟友であった大村憲司(g)、高水健司(b)ほか、素晴らしいセッション・ミュージシャンたちとの交流、音楽的に高め合う様が生き生きと描かれていく。すべての音楽ファンはもちろん、リズム、グルーヴなどについての金言、当時の機材についての話など、ドラマーにとっても必見の内容が満載だ。

【CONTENTS】
■赤い鳥『美しい星』、『祈り』 
■五輪真弓『冬ざれた街』 
■深町純『IntroducingJun Fukamachi』
■深町純&21stセンチュリー・バンド『六喩』 
■ポンタ村上『Introducing PONTA Murakami ~ 驚異のパーカッション・サウンド!!』
■深町純 with ブレッカー・ブラザーズ『Spiral Steps』 
■吉田美奈子『MINAKO』、『FLAPPER』 
■山下達郎『SPACY』 
■高中正義『TAKANAKA』 
■松岡直也&ウィシング『The Wind Whispers』、『MAJORCA』 
■渡辺香津美『KYLYN』、『KYLYN LIVE』

編集担当より一言

本書で取り上げている70年代は、著者を始めとして現在では“重鎮”と言える存在のミュージシャンが、バリバリの若手だった頃。インターネットはおろか、海外アーティストを生で見る機会すら少なかった当時、彼らはその耳と、感性とで“海外に負けない日本のポップス”の礎を築いてきた。切磋琢磨、丁々発止……時にビートでねじ伏せ、時に優しく歌を包み込んできた“一筆書き”のようなドラムは、氏がともに歩んできた盟友たちへのリスペクトの表われなのだなと感じさせてくれます。(ギター・マガジン書籍編集部/藤井徹)