内容
世界的権威、打田十紀夫がロバート・ジョンソンのすべてを解析!
本書はPART1~21の2部構成になっています。PART1は,付録のDVDとともにロバート・ジョンソンの奏法を学んでいきます(本作の映像は 教則DVD『ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソン』を流用しています)。PART2は、ロバート・ジョンソンの残したナンバー全29曲の完全コピー・スコアとなっています。イントロと1stヴァースのみの掲載ですが、ブルースの性格上、このように1コーラスを覚えた方が応用が利くでしょう。
なお著者は、ミシシッピー州グリーンウッドでの「ロバート・ジョンソン生誕100周年記念フェスティバル」にも出演した打田十紀夫。世界中で活躍を続ける彼の研究レポート本書で、カントリー・ブルースの神髄を体験してください。
【CONTENTS】
■PART 1
ロバート・ジョンソン奏法 完全分析
〜DVDとスコアで学ぶ演奏スタイル〜
◎練習曲「 Love In Vain」
◎練習曲「 Robert Johnson's Blues In A」
◎練習曲「 Robert Johnson's Blues In E」
◎練習曲「 Robert Johnson's Blues In D」
◎練習曲「 Bottleneck/Slide Blues In Open D」
◎練習曲「 Cross Road Blues」
■PART 2
オリジナル全29曲 完全分析
〜イントロ&1stヴァースのコンプリート・スコア〜
ロバート・ジョンソンのギター・アプローチ
チューニング&プレイ・キー&ピッチ一覧
No.1「Kindhearted Woman Blues」
No.2「I Believe I'll Dust My Broom」
No.3「Sweet Home Chicago」
No.4「Ramblin' On My Mind」
No.5「When You Got A Good Friend」
No.6「Come On In My Kitchen」
No.7「Terraplane Blues」
No.8「Phonograph Blues」
No.9「32-20 Blues」
No.10「They're Red Hot」
No.11「Dead Shrimp Blues」
No.12「Cross Road Blues」
No.13「Walking Blues」
No.14「Last Fair Deal Gone Down」
No.15「Preachin' Blues (Up Jumped The Devil)」
No.16「If I Had Possession Over Judgment Day」
No.17「Stones In My Passway」
No.18「I'm A Steady Rollin' Man」
No.19「From Four Until Late」
No.20「Hellhound On My Trail」
No.21「Little Queen Of Spades」
No.22「Malted Milk」
No.23「Drunken Hearted Man」
No.24「Me And The Devil Blues」
No.25「Stop Breakin' Down Blues」
No.26「Traveling Riverside Blues」
No.27「Honeymoon Blues」
No.28「Love In Vain」
No.29「Milkcow's Calf Blues」
編集担当より一言
音楽は、歴史をさかのぼって研究するのも楽しいですよね。例えば、近年のテクニカル系ギタリストの系譜をさかのぼっていくと……エドワード・ヴァン・ヘイレン→エリック・クラプトン→ロバート・ジョンソン……となるわけです。エリック・クラプトンまでさかのぼる人は多いのですが、ロバート・ジョンソンまで研究するする人はかなり稀でしょう。理由は、譜面や資料が少ないからでしょう。ということで、完成したのが本書です。ですから、生粋のフィンガー・ピッカーだけでなく、テクニカル指向のギタリストにも本書を読んでほしいと思っています。別に曲が弾けるようになる必要はありません。DVDを見たり、譜面や解説文に目を通すだけでも楽しめる作りになっていますよ!