内容
自分の声の魅力を120%引き出すためのノウハウが満載!
キャリア30年以上、これまでに3,000人以上にレッスンしてきたベテラン・ヴォイス・トレーナーが、ヴォーカリストのさまざまな疑問に適切なアドバイスをしていくQ&A集。発声、リズム、音程/音域、滑舌、さらには表現力やメンタルまで、幅広い分野にわたる74もの項目が用意されているので、初心者から中級者まで、自分のレベルに応じた練習法/解決策を見つけることができるでしょう。もちろん、初めから読んで、ヴォーカルの基礎知識を得たり、基礎力をアップしていくことも可能。紙面のレッスンと対応した音源を収録したCD(99トラック入り!)付きです。
【CONTENTS】
■第1章 準備&呼吸
Q01 歌に適した姿勢を教えてください。
Q02 歌の途中で息苦しくなります。適した呼吸法を教えてください。
Q03 プロのようにお腹の膨れない腹式呼吸をマスターしたいです。
Q04 腹式呼吸はやはり歌うことに必要ですか?
Q05 歌っているときリズムと呼吸が乱れてうまくブレスができません。
Q06 歌う前に行なうべきストレッチを教えてください。
Q07 屈伸がうまくできません。身体の柔軟性を上げる方法はありますか?
Q08 歌のために腹筋を鍛えています。効果的なストレッチを教えてください。
Q09 歌うと下半身に疲労が残ります。疲れを取る方法はありますか?
Q10 近所迷惑にならない練習法はありますか?
■第2章 発声
Q11 基礎的な発声トレーニングは何から始めればよいですか?
Q12 お腹がうまく使えていないのか、声量がなくて困っています。
Q13 "喉声"とか"喉を開く"の意味を教えてください。
Q14 ブースなどの狭いスペースで声量を上げようとすると喉が閉まってしまいます。
Q15 "支え"が足りないのか、声量が上がらず高音も出にくいです。
Q16 声の"支え"を作るための身体の使い方がわかりません。
Q17 歌っていると吐く息がすぐになくなってしまいます。
Q18 声がこもりがちなのが悩みです。もっと艶のある声になりたいです。
Q19 地声で歌うと声が細いです。太い声の出し方を教えてください。
Q20 歌うときになるといつも裏声になってしまいます。
Q21 大きい声を出そうとしても力むばかりで声量が上がりません。
Q22 ウィスパー・ヴォイスがうまく出せません。
Q23 ファルセットが苦手です。特に高音があまり出ません。
Q24 ウィスパー・ヴォイスから張りのある声への切り替えがうまくできません。
Q25 ヘッド・ヴォイスが発声できません。ファルセットになってしまいます。
Q26 ミックス・ヴォイスがうまく発声できません。
Q27 ハミングのコツを教えてください。
Q28 高い声を出すと喉仏が大きく動きます。これって無理な発声なのでしょうか?
■第3章 リズム
Q29 緊張しやすいのか、人前で歌うと焦ってしまいリズムが速くなります。
Q30 ビート感の出し方がわかりません。のり方が一本調子だともいわれます。
Q31 リズムが重くなったり、ウラ拍から入るメロディに出遅れたりします。
Q32 リズムが"跳ねる"とは、どういう意味でしょう?
Q33 スケール感のあるゆったりしたテンポで歌うとリズムがずれてしまいます。
Q34 16ビートのグルーヴが安定しません。
Q35 語尾などがうまく切れず、キレの悪い歌になりやすいです。
■第4章 音域/音程
Q36 初心者です。自分の音程のずれに気づけません。
Q37 メロディの音階を正確に移動できないときがあります。
Q38 高音が出せないとプロとして成功することはできませんか?
Q39 音程の移動が遅いため瞬間的に音痴な歌になってしまうことがあります。
Q40 ビブラートがキレイにかけられません。
Q41 プロの曲はサビが高くて歌えません。どうすればよいでしょう?
Q42 気分が落ちこんでいるとピッチが悪くなります。どうしてでしょう?
■第5章 滑舌
Q43 声がこもりがちなのが悩みです。
Q44 滑舌が悪いと歌の上達にも影響しますか?
Q45 母音が"ウ"のときの高音が出しにくいときがあります。
Q46 ラ行などの舌を使う発音が多いと舌がもつれて疲れます。
Q47 サ行の発音が苦手で"さよなら"が"すぁよなら"に聴こえてしまいます。
Q48 ハ行の発音が遅れ気味になることがあります。
Q49 マ行を発音するとすぐに唇が疲れて動きが悪くなってしまいます。
Q50 ほかの発音と比べて、ヤ行、ワ行が発音しやすいのはなぜでしょうか?
Q51 舌を使った発音に苦労しています。実践的な練習方法はありますか?
Q52 マ行が続くと喉が力んでしまいます。
■第6章 表現力
Q53 オーディションで"うまいのにつまらない歌"といわれてしまいました......。
Q54 朗読の練習は、歌を上達させるって本当ですか?
Q55 Aメロよりサビが難しいです。でもプロになると逆転すると聞きました。
Q56 フレージングや語尾処理について教えてください。
Q57 マイクの正しい使い方を教えてください。
Q58 プロ・ヴォーカリストを目指すなら楽器を弾けたほうがよいでしょうか?
Q59 ステージ上でのパフォーマンスを向上させるにはどんな練習が必要ですか?
Q60 MCが苦手です......。どんな練習をすればよいのでしょう?
■第7章 メンタル&コンディション
Q61 本番前にアガらないコツはありますか?
Q62 本番前に喉が乾きます。水分をたくさん摂っても問題ないですか?
Q63 ステージに立つのが怖くて自信も持てなくなります。
Q64 覚えたはずの歌詞が飛びます。忘れないコツはありますか?
Q65 ステージ上で走りまわってもバテない持続力を手に入れたいです。
Q66 歌のための筋力強化として、やはりウェイト・トレーニングは必要ですか?
Q67 正しい姿勢を維持するためにオススメのウェイト・トレーニングは?
Q68 腹式呼吸や発声に役立つウェイト・トレーニングを教えてください。
Q69 声量アップに効果のあるウェイト・トレーニングを教えてください。
Q70 歌ううえで喉に悪い食べ物、飲み物はありますか?
Q71 寝起きの低い声を、早く普段の声に戻す方法はありますか?
Q72 鼻が詰まると高音が出にくいのはなぜでしょう? その解消法はありますか?
Q73 ヴォーカリストが気をつけるべき身体のトラブルについて教えてください。
Q74 喉を痛めないように気をつけるべきことはどんなことでしょうか?
付録ダウンロード
電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
ベテラン・ヴォイス・トレーナーである橋北哲哉先生の、およそ30年間で培ってきた経験、知識、アイディア、それらすべてが詰まった1冊です。長きにわたり誠実に多くの生徒さんと接してきたことで直面してきた“ヴォーカリストの悩み”。編集部は、その豊富な経験に着目し、リアルな悩みを反映したQ&A形式のヴォーカル・レッスン本を作りたいと提案し、先生にも快諾していただきました。原稿に関する簡単な打ち合わせのあと、レッスンで忙しい日々でありながら、停滞することなく次々に質問&回答を送っていただけたことから、いかに長年の経験で生徒さんの悩みや疑問が蓄積されていたかがうかがい知れました(ページ数の都合から泣く泣くカットさせていただいた項目も……)。ぜひ、リンク先の“CONTENTS”にある質問の一覧をご覧ください。ヴォーカリストであれば、きっと“私のこと!”と思える悩みや疑問が見つかるはずです。(編集部/服部)