内容
初心者はコツとポイントの学習、経験者は変なクセの有無をチェック!
ギター演奏には多彩な要素が必要。ひとつでも欠けると演奏は不自然かつ困難になります。でも「それを弾くためにはどうすれば?」という基礎疑問への詳細な説明が欠如した教本ばかり......だから本書はそこを徹底的に書きました。
初めてギターを弾く方は詳細なチェックで根気よく気長に挑戦してください。最初は大変ですが必ず「何も考えずともできる」ようになります。
すでにギター演奏経験のある方は演奏の変なクセがついている場合があるので、改めてチェックが必要です。微細な確認で大きなヒントを発見、今まで弾けなかったことがあっという間に弾けた!....そんな経験できるかも。
ほんの少しの意識、注意ポイントの違いで身体全体の動きが変化し、スムーズで自然に弾けるようになれば、出る音も心地よいものになるでしょう。さまざまな演奏角度からの写真を多く掲載するよう心がけたので、ぜひ自身の演奏と見比べながら読んでください。 演奏の問題点と解決策、きっと見つかります。
【CONTENTS】
■ギター、ピックの持ち方
■ダウン・ピッキング、アップ・ピッキング
■オルタネイト・ピッキング
■単音(1音)を押さえる
■パワー・コード(開放弦を含む)
■オープン・コード
■コードの平行移動とセーハ
■コード・チェンジ
■コード・ストローク
■コードストローク時のミュート(ブラッシング)
■ブリッジ・ミュート
■チョーキング
■スライドとグリッサンド
■ハンマリングとプリング
■ビブラート
■その他の奏法
■ギター基礎固め まとめエクササイズ
付録ダウンロード
電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
ほとんどギター演奏の初級的なことばかりで構成された“基礎”の本ですが、“基礎の見直し”は中級者以上の人にも必要なことですし、改めてチェックしてみても何がしかの発見がある内容となっています。
そんな本書のはじまりは、プロギタリストでありギター講師でもある著者の渡辺さんが、教室の生徒さんに教えている際の経験がきっかけとなりました。ギター上達で伸び悩む生徒さんに接する日々で、渡辺さんは「この方はどうして弾けないのだろう?」「この方はどこをどう意識すれば弾けるようになるのろう?」と考させられる機会にたびたび遭遇したのです。その中で渡辺さんなりに研究・実践していくことで「つまづきやすい事例」や「問題を解消するために必要なチェックポイント」を得ることができました。それらの要点をまとめたのが、この“ギター基礎固め”なのです。
その“ギター基礎固め”を渡辺さんが本にしたいと思った最大の理由は、本書に書いたようなことを実践してもらった結果、それまで弾けなかったことが弾けるようになった生徒さんたちが「とても喜んでくれた」からだそう。それが単純にとても嬉しかったからなのです。もっともっと多くの人に「ギターを弾ける喜び」を感じてもらいたいと思ったんですね。そんな思いで作った本書が、ギター演奏で悩んでいる方を笑顔に変える助けとなるよう祈っています。さぁギター演奏を楽しみましょう。(編集部/杉坂)