内容
ベストセラー『ギター無窮動トレーニング』に、待望の初級編が登場!
「休符なしでひたすら弾き続ける」というシンプルなスタイルが大好評のベストセラー教則楽譜集、『ギター無窮動トレーニング』。シリーズ3作目は、ビギナーのための「ベーシック無窮動」となる『ギター無窮動「基礎」トレーニング』です。
これまでの無窮動トレーニングは1小節に音符が8つの8分音符が基本でした。今回の基本音符は、その半分の音数となる4分音符です。1小節の音符が4つとシンプルになりました。そして各コード進行の基礎解説や無窮動をやる上で、より効果的な方法などのテキスト部分も増量しました。
1作目が黒帯、レベルアップした2作目が赤帯といったように柔道に例えるとしたら、今回は白帯! 初心者にも、ぜひ入り口として活用してほしい無窮動が完成しました。これまでの無窮動トレーニングにいそしんでいた方はもちろん、試してみたいけれど譜面の音符数に圧倒されて躊躇していたような方、この機会にぜひ無窮動体験してみてください!
【本の内容】
■1625(I-VI-II-V)進行
※全12キー(C、G、D、A、E、B、F、B♭、E♭、A♭、D♭、G♭)
■ブルース進行
※全10キー(C、G、D、A、F、B♭、E♭、A♭、Dm、Bird Blues inF)
■リズム・チェンジ
※全3キー(C、F、B♭)
■16小節スタンダード進行1〜6
■さまざまなスタンダード進行1〜7
※32小節進行が5つ、24小節進行(3拍子)、64小節進行
■リズミック・バリエーション:1625進行、ブルース進行、リズム・チェンジ進行
■コラム
・「基礎」をやりたい人がやってみたら効果的な小ネタ
・伴奏に関して
・音の文法
ほか
付録ダウンロード
電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。
編集担当より一言
無窮動トレーニングはジャズ寄りの内容ですが、今回の「基礎」は「メロディアスな4分音符のハノン」というイメージかもしれません。もっとジャズ寄りに表現するなら「ギターで奏でるメロディックな4ビートのウォーキング・ベース」でしょうか。文字通り「ベース気分」でビートを意識して弾けば、グルーヴ感の練習にもなるでしょう。
そんな今回の4分音符の無窮動を、これまでの8分音符の無窮動は「無理そうな気がする……」と敬遠していた周りのギター初心者に弾いてもらいました。すると「意外と弾けそう」「毎日、つい弾いてしまう。中毒性がある」「少し暗譜できたので繰り返し弾いてみたら止まらない(笑)」といった感想が続々。コード・トーンを単音で紡ぐ、コード進行+メロディが同時に感じられるトレーニングなので、無機質な訓練にならず、楽しくて気持ちいいのです。
私自身もB♭キーの1-6-2-5進行や1コーラス32小節スタンダード進行②などは特に「ジャズっぽくてメロディアスで、弾いてて楽しい」ので何度も弾いてしまいます。まさに無窮動。未体験の方、この機会にぜひ無窮動してみてください!(出版部/杉坂)