内容
自分で弾けるようになる!三線(さんしん)入門書の決定版
累計7,000万部の人気を誇る「できるシリーズ」に三線入門書が加わりました(三線とは沖縄奄美方面で特に親しまれている弦楽器です)。「弾きたい」「楽しみたい」「感動したい」「歌いたい」「踊りたい」「弾き語りしたい」「合奏したい」という人は、とにかく本書を手に取ってみてください。
1、見るだけで基礎が身につく"特典DVD"
2、弦を押さえる場所がすぐわかる"音階シール"
3、数字合わせ感覚で弾ける"シール対応のタブ譜面"
上記の3本柱で、三線を弾きたいというあなたの思いを徹底サポートします。見やすくてわかりやすい本書とともに、最初の一歩を踏み出しましょう!
※「海の声」「涙そうそう」「てぃんさぐぬ花」のスコアを掲載。
【CONTENTS】
まえがき
本書の読み方
●第1章 いきなり弾いてみよう
ウマを立てよう〈楽器のセッティング〉
バチを持ってみよう〈右手のフォーム〉
座って弾く時の構え方〈演奏フォーム〉
立って弾く時の構え方〈演奏フォーム〉
右手の構え方〈演奏フォーム〉
左手の構え方〈演奏フォーム〉
弦をはじいて音を出そう〈バチで弦をはじく〉
●第2章 チューニングしよう
正しい音に合わせるためにカラクイを回そう〈カラクイの回し方〉
三線を構えてカラクイを回そう〈カラクイの回し方〉
チューナーの使い方〈チューニング機器〉
3弦をチューニングしよう〈チューニング〉
3弦の開放弦を弾こう〈3弦開放〉
Q&A どうすれば三線が上達する?
●第3章 シールを貼って譜面を見よう
音階シールを貼ろう〈シール貼付〉
シールに沿って弦を押さえよう〈左手押弦〉
タブ譜の見方を覚えよう〈タブ譜〉
三線特有の工工四の見方も覚えよう〈工工四〉
●第4章 チューニングして演奏しよう
左手の指で弦を押さえよう〈演奏フォーム〉
3弦を押さえて弾こう〈3弦プレイ〉
2弦をチューニングしよう〈チューニング〉
2弦の開放弦を弾こう〈2弦開放〉
2弦を押さえて弾こう〈2弦プレイ〉
1弦をチューニングしよう〈チューニング〉
1弦の開放弦を弾こう〈1弦開放〉
1弦を押さえて弾こう〈1弦プレイ〉
●第5章 3〜1弦で弾いてみよう
3〜1弦でドレミファソラシドを弾こう〈全弦で演奏〉
3〜1弦で「赤とんぼ」の前半を弾こう〈赤とんぼ〉
3〜1弦で「赤とんぼ」の後半を弾こう〈赤とんぼ〉
「赤とんぼ」を通して弾こう〈赤とんぼ〉
COLUMN 三線初心者にオススメの7曲
Q&A このDVDの内容を教えて!
●第6章 踊ってみよう
踊ってみよう! 〈カチャーシー〉
●第7章 琉球の音階を自由に弾こう
沖縄っぽい音階を弾こう〈琉球の音階〉
沖縄っぽい音階を3〜1弦で弾こう〈琉球の音階〉
沖縄っぽい音階を使って適当に弾いてみよう〈アドリブ〉
●第8章 弾きながら歌ってみよう
「雨ふり」の演奏と歌を交互にやってみよう〈弾き語り〉
「雨ふり」を演奏しながら歌おう〈弾き語り〉
「雨ふり」の前半を覚えよう〈雨ふり〉
「雨ふり」の後半を覚えよう〈雨ふり〉
「雨ふり」を弾きながら歌おう〈弾き語り〉
Q&A ギターみたいなフレットはないの?
●第9章 表現力を高めるワザを身につけよう
ハンマリングをやってみよう〈ウチウトゥ〉
いろいろなハンマリングにトライ〈ウチウトゥ〉
アップ・ピッキングをやってみよう〈カキウトゥ〉
第二ポジションを使ってみよう〈第二ポジション〉
第二ポジションを駆使しよう〈第二ポジション〉
和音を弾いてみよう〈和音〉
ブリッジ・ミュートをして弾こう〈ウマ・ミュート〉
プリングをやってみよう〈プリング〉
●第10章 リズムのことを知っておこう
4拍子と2拍子を体感しよう〈拍子〉
音符と休符の長さを確認〈音符と休符〉
いろいろな音符と休符を組み合わせよう〈音符と休符〉
スキップ風の跳ねたリズムも知っておこう〈跳ねたリズム〉
●第11章 定番曲を歌いながら弾こう
「てぃんさぐぬ花」を歌いながら弾いてみよう〈てぃんさぐぬ花〉
「涙そうそう」を歌いながら弾いてみよう〈涙そうそう〉
「海の声」を歌いながら弾いてみよう〈海の声〉
●付録
付録1 三線各部の名称
付録2 三線の周辺道具
付録3 弦の交換方法
付録4 三線のチューニングについて
索引
《本書の譜面について》
本書は、初めて楽器に触れる方はもちろんですが、ギターなどの演奏経験はあるが三線は初めてという方も含めた初心者に向けて制作いたしました。
それを念頭に表記を検討した結果、まず横書きの工工四と併せて、もっともポピュラーな弦楽器であるギターの経験者にとって馴染み深いであろうタブ譜を掲載することにしました。
そしてタブ譜での各弦の表記も検討しましたが、本書ではギターで使うタブ譜の通常表記を採用、三線の表記では一般的な、奏者の頭から遠い順に「3弦、2弦、1弦」という表記ではなく、奏者の頭から遠い順に「1弦、2弦、3弦」という表記を基本として記事を制作しております。
ご了承ください。
編集担当より一言
「さ・ん・せ・ん? さんせんって何ですか?」と尋ねて恥をかいたのは十数年前のこと。そんなオイラが三線教本の編集担当になるとは……。でも自宅には三線がありました。親戚から、沖縄旅行のお土産にと贈ってもらったもの。「ギターと同じでしょ」と軽い気持ちで構えたものの、チューニングがわかりません、付属の譜面の意味がわかりません。困っ!焦っ!やば~い!!
すぐに「三線」で検索。ピンときたのが松本克樹さんでした。さっそくアポを取り、都内某ショッピングセンターへ。松本さんはそこで三線を教えているのです。いろいろなレベルの老若男女が集う中、そこそこイケメン(!)の松本さんは、ていねいにわかりやすく三線をレクチャーしていました。「教本を書いてください!」「はい!!」。そして二人三脚の日々が始まったのでした。ある日、松本さんが……あ、字数が尽きた。ごめんなさい、続きは本を手にして感じ取ってください。(出版部/MIKAMI)